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妃川螢 小禄
拓海
ネタバレ
設定に惹かれて手に取りました。 新王と新王直属の騎士との、身分差モノです。おまけに騎士の髪が、その国では異質とされる黒色で。 そんな設定なので、どれだけ虐げられる切ない系かと思って読んだんだけど、それほどでもなくて肩すかしな気分でした。 それに、子供の頃に2人は会っていて、新王が騎士に執着してるんだけど、権力を盾に性的に奪ったり、騎士が簡単に流されたり(身分が下なせいもあるけど)と、甘さ…
五城タイガ
『アヤカシ』も『嫁』も大好きな設定だったので、手に取りました。輪廻転生モノの表題作と、使役狐と山神カップルの関連作が収録されています。 ◎表題作 大学生になった龍一郎は、進学のために引っ越した先で、美形の大家・亜近に出会います。不思議な感覚と「よく帰ってきてくれた」という謎の言葉を疑問に思っていると、「俺たちは愛し合う運命なんだ」と言われ迫られます。亜近の言葉に半信半疑ながらも、強く断れな…
九条タカオミ
親子モノや叔父さんモノが好きなので、手に取りました。表題作含む、4作品が収録された短編集です。 どの話もサラサラと読めて、萌えやキュンもなく物足りなく感じました。 ◎表題作 生意気ざかりというよりも、叔父さんが好き過ぎて一生懸命な感じでした。 その甥っ子くんの頑張りで、叔父さんの我慢も努力もあっけなく壊れます。手前まであれこれしてるけど、エッチは高校を卒業してからと、一応ケジメをつ…
島あさひ
読み終わってから、シリーズ物だと気付きました。でも、単体で読んでも全く問題ありませんでした。 ヤクザ嫌いなホスト(睦)と元ヤクザの組長(八重樫)との、無理矢理から始まるラブストーリーです。 この組長の好きだった人に似ているという理由で、ヤクザ同士のゴタゴタに巻き込まれた睦が、普通に犯罪レベルじゃないかと可哀想になりました。八重樫の、似ているけど惚れたのは身代わりじゃないというのも、イマ…
砂
1冊丸々、表題作です。 題名通りの、高校生で幼馴染同士の、寮で繰り広げられるラブストーリーです。 攻めの真尋の執着ぶりと依存度が高かったけど、絵が可愛いのでドロドロした印象はなくて、サクサクッと読めます。 真尋にほだされていく千里の心の動きが分かりにくいせいか、あまり感情移入できなかったのが残念です。 でも、真尋が何でもできるハイスペックな攻めかと思ったら、千里のためだけに実は努力して…
鈴吉
6つの話が収録された短編集です。 独特な雰囲気の絵で、エッチはほとんどありません。 片思いが報われなかったり、これからというところで終わっていたりして、甘々好きとしては物足りなかったです。 そんな中で、一つだけファンタジーものだった、『ならんでたいね』は好きでした。 突然変異で羽が生えて生まれてくる鳥人の高校生とクラスメイトの、ホノボノとした心の交流にキュンとなりました。短編ではな…
鷹丘モトナリ
ノンケでリア充イケメンとゲイの非リア充の、サラリーマン同士モノで、1冊丸々表題作です。 題名通りの、恋愛射程圏外の2人がゆっくりと恋に堕ちていくお話でした。 自分なんか誰からも選ばれるはずがないとDV男と付き合ってる受けの高屋と、そんな高屋を幸せにしたいと思った有働。 この高屋が卑屈でネガティブすぎて、どうしても好きになれませんでした。DV男には暴力を受け入れて(本当は柔道をやってて…
真澄弥
表題作と短編が2つ収録されています。 表題作は、犯人逮捕のために女装した刑事が犯人たちにことごとくレイプされちゃてます。 その刑事のことが好きな相棒も毎回登場するんだけど、必ずやられちゃた後に登場して上書きのようなエッチをして終了…。 刑事・ナース・女子高生・バニーガールとシチュエーションが変わっても同じパターンで、途中から飽きてしまいました。刑事のくせに弱すぎるのも気になって。 …
彩葉チヨ
表題作含む、7作品が収録された短編集です。 どの短編も、サラッと読めて印象に残らないな…という感じでした。ストーリーも、どこかで読んだような…と感じることも何度かありました。 そんな中で一番好きだったのは、『ひどくやさしく』です。 王子さまと付き人の身分差もので、平和ボケした王子さまと一見クールに見える付き人の、隠した愛情にキュンとなります。最後は、悲しい結末が予想できるんだけど、そ…
中井
表題作含む、3作品が収録されています。期待感が高まるようなあらすじ&ピアスシリーズ…というわけで、どんな飼育奴隷モノ…!?と興味深々だったけど、甘々な逃亡モノでした。 妾の息子ということで、生まれた時から一室に閉じ込められて男娼として働かされていた美人な悠香(受け)。客として現れたのは、車が故障して屋敷に泊めてもらうことになった高津。 この高津が悠香に惚れて、可哀想な境遇の悠香を連れて…