謎めいたボディーガード×深窓の御曹司。秘密に彩られたスリリング・ラブ!

小説

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トップ・シークレットは蜜の香り

top secret wa mitsu no kaori

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表題作トップ・シークレットは蜜の香り

蜂巣
津谷萩朔 大学生

あらすじ

莫大な遺産を受け継ぐことになったが、実は出生に秘密を抱える大学生の朔夜。そんな彼の前に、父親から生前に彼の警護を依頼されたという、父親の面影を持つ謎めいたボディーガードの蜂巣という男が現れて…!?
出版社より

作品情報

作品名
トップ・シークレットは蜜の香り
著者
ふゆの仁子 
イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044505080
2.5

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
8
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ボディガード×生意気な大学生

突然、大企業に社長であった父を事故で失ってしまった大学生の津谷萩朔也。
ところが、朔也は誰にも言えない出生の秘密を抱え、一人悶々としていた。
そんな彼の元に、生前の父親から朔也の警護を依頼されたという得体のしれないボディガードの蜂巣という男が現れた。
初めは、どうして今更、などと反発心が勝っていて素直に蜂巣の申し出を受け入れられない朔也だったが、片時も外れることなく自分を守る姿に、自然と興味がわく。
蜂巣を無理やり撒いて、向かった先は蜂巣が所属するという会社だった。
そこで、蜂巣と彼を雇っている男との意外な関係を知る。
ますます蜂巣を頼りに思う朔也は、誰にも言えないと思っていた自分の出生の秘密を蜂巣になら伝えられるような気がしてしまう。

という感じの話でした。
実は血縁関係が大分ごちゃごちゃしてて、めんどくさいところもあるんですが、この場合、誰と誰の血が繋がっていようとあんまり問題ないので、はっきりとは描かれていませんでした。
「血が繋がっていない」ってことは大きな問題だったりもするんですが。
というわけで、莫大なお金を相続することになって命を狙われるようになってしまった朔也と、それを守る蜂巣の話。
ボディガード×生意気なおぼっちゃまの話がお好きな方にはぜひオススメします。

1

もう一押しあれば…。

読む前から、タイトルと高座先生のイラストから淫靡な匂いが漂ってきてワクワクしながら読みました。

血縁関係が結構複雑なのですが…
その割りには説明不足のままで終わります。
血が繋がっていない意味では重大な事なんですけど、このお話の場合、多分そこを重要視しない作者の意図なのか?はっきりとは書かれていませんでした。
それを物足らなく感じるか…そんな事を飛び越えて、2人の恋路に酔いしれれるかで、この作品の評価は変わってくるかもしれません。

ボディーガード•蜂巣 × 莫大な遺産を相続するお坊ちゃん•朔也。

会社の創業者だった父がなくなってから2年、大学卒業を迎える朔也は、莫大な遺産相続をする事になり、命を狙われます。
そこに、生前父から依頼されていたという、朔也を守るため蜂巣がボディーガードとしてやってきます。

朔也は、父親が亡くなる前日に、自分は父親の息子ではない事を教えられていて…
その事を誰かが知っているかも…知られるかもしれない不安から、人間不信気味。
蜂巣の存在も最初は反抗的で快くは思ってしませんでした。

でも、朔也の母親と父親、蜂巣の父親のサイグサの3人の関係…そしてその深い愛情を知り…。
惹かれあう2人の恋路は⁉︎

攻様の蜂巣が、本当に朔也を大切に思い守ろうとする男前さが良かったです。
朔也も意地っ張りというか…意地悪というか…朔也のせつない気持ちも分かるから憎めない可愛らしいキャラだったと思います。

親たちの愛情の尊さが、2人をより深い愛情で結びつけた意味では良かったです。
ただ、途中から2人の恋路より、両親たちの関係性の方が気になって…
お話として読んでみたかったなあと思いました。

朔也の父親の死の謎。
いくら、大学卒業後に遺産相続と遺言されていても、2年後に蜂巣が現れた意図や、まだ隠されていそうな朔也の秘密辺りが明かされないまま終わってしまっているのは気になります。
続編も調べてみましたけど、でていないようなので残念です。

2人の恋路はいい感じに纏まるんですけど、その他が中途半端でした。
色んな美味しい材料が隠されていた割りには、料理が途中で終わってしまっている感じで心残りでした。

0

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