本当に、やさしい。

本当に、やさしい。
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
10
評価数
3件
平均
3.7 / 5
神率
33.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
ビブロス
シリーズ
スーパービーボーイコミックス(コミック・ビブロス)
発売日
価格
¥571(税抜)  ¥617(税込)
ISBN
9784882716419

あらすじ

衝動で同棲相手を殺してしまった悟が出会ったのは、自分のことを“ゆう”と名のる不思議な青年だった。初めは身体の関係を強要した悟だったが、“ゆう”の純粋な好意に胸の痛みを覚えるようになる。だが──。表題作他6編を収録した待望の短編集。

表題作本当に、やさしい。

悟 ダメ男
ゆう 不思議な青年

その他の収録作品

  • 少しだけ意地悪な告白
  • 昨日よりいつも違う日
  • パンドラ
  • シノワズリ
  • 執事の分際
  • ある貴族達の一日

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レビュー投稿数2

初・よしながふみ

「……面白すぎる」、これが読んだ直後の感想です。
私にとっての初・よしながさん。
御名前は何度も拝見した事が有りましたが、作品は一度も手にとった事がありませんでした。
正直どんなお話を書くかも知らず、絵柄もどんな風か全く知らない、本当に本当に無知な状態。
むしろ、古臭いようなイメージを持っていたのも事実です(ファンの方々本当にすみません)。

こちらの作品の初版は1997年。もう16年も前に出された単行本になります。
当然ながら今よりもきっと絵柄は古いでしょうし、コマ割りに奇抜さも有りません。
しかし。
当時のこの絵柄から感じるストーリーとの繋がり方が面白い。
ストーリーが暗めであれば、画も暗く心苦しく見えてくる。
逆にストーリーに明るさがあれば、画も自ずと重たく見えない。
書き分けをされているのかは存じ上げませんが、兎に角この画とストーリーとのバランスが絶妙でした。

◆『本当に、やさしい。』
私生児のダメ男でバイの悟と、夜中の公園で声を掛けられたビスケ男・ゆうのお話。
悟はキレ易く、自身の飼い主の男の言葉にカッと来て首を絞め、殺したと思い家を飛び出し続き公園に向かう。そこで出会ったのが不思議な青年・ゆうで――と進んでいきます。
ゆうの不思議さはビスケだけじゃなく、随所で出て来ます。
全ては、ゆうの、
「いいな お母さんが抱っこしてくれてたんだ」
に尽きると思うのです。ゆうの思いも、悟の思いも。
一番の愛情を注いで欲しい時に与えて貰えず、いつしか屈折した方法で求めるようになる愛情。
けれど2人にとって、その矛先は決して満足し得なかった。
自分を優しいと言ってくれたゆうに、悟は彼の本当の優しさを感じた気がした。
自分が捕まると思って居たのに、ゆうが、ゆうが。
悟の思いは、どこに向けられていくんだろうと、切なくなりました。

◆『少しだけ意地悪な告白』
法律学校時代の友人のお話。
夫婦の結婚記念日パーティーの主役・ギルと、コック役として毎年呼ばれる友人・ショーン。
居なくなる前に、結婚する前に、一度だけ……と言う過去を持つ二人が、今では上っ面では気心知れた友人関係を築いている。
けれど、本当は、ギルは4日前に離婚していて――と続いていきます。
ギル、狡い男ですね。
世間の目を気にして?体裁の為?弁護士として生きていくの余計な物は切り捨てておいた?
無理矢理抱いておいて、自分は結婚する?一方的にショーンを傷付けた癖に、と、少し苛つきました。
最後は結ばれますが、最後までギルは俺様な気がして好きになれませんでした。

◆『昨日よりいつも違う日』
おばかな大谷と秀才の四宮の、大学受験のお話。
高を括って1校しか受けずに落ちた大谷。国立を受けられる頭脳を持ちつつ大谷と離れたくなくて私立を受け落ちた四宮。
いや、もう2人ともおばかでしょ(笑)
この単行本に収録されている中で、唯一少し明るい雰囲気が漂う作品です。
(いや、不合格自体は全く明るくはない話題ですが)
四宮の、思い込み大暴走は結果的にはいい方向に進んだけれど、あれ、一歩間違えれば普通に犯罪じゃないかと思う訳で(笑)
まぁおばかな2人で仲良く浪人しちゃって下さい♪


その他、
・簪職人・辰と恋仲・静のお話『パンドラ』
・侯爵夫人の気まぐれで浮気をし損ねるド・フォンタンジュ伯爵と、その夫人の従者で中国の血をひくセルヴィニアンのお話『シノワズリ』
・甘ったれで男遊びが大好きなぼっちゃまとその執事のお話『執事の分際』
が収録されています。

よしながふみさんとの衝撃的な出会い。
もっともっと読みたくなる、不思議な魅力に惹かれています。

2

__モコ__

>江名さん
コメント有難う御座います♪
もー!読後感の感覚ったらないですね、読んでる最中も引き込まれてましたけども!
わわ、江名さんはよしながさんの虜=BLの虜だったのですかぁ♪(*ノωノ)
そうですね、そうだそうだ!江名さんのお言葉で凄くハッとしました、数年前のヤマシタさんのような、画に影があるような、ストーリーも影があるような…
正にビンゴでした!
これからもっとよしながさんに触れていきたいと思います(ノω`)♪

江名

そうなの!そうなの!
よしながさん、ハマるとすっかり虜になってしまうのですよ~~♪
ちなみにわたしは、よしながさんの虜になったことで、BLの虜にもなりました(^^)
ヤマシタトモコさん好きな__モコ__さんなら、この本ビンゴかもですね。
よかったら他のよしながさんの本も色々読んでみてくださいね~~

バラエティに富んだ短編集

短編集です。
やっぱりめちゃくちゃ面白いです。
よしながふみ万々歳。

よしながふみさんの作風の広さを物語るかのような、バラエティに富んだ七つの短編が収録されています。
なかでも『執事の分際』がダントツで面白かったんですが、これって文庫版の『執事の分際』と同じ話ですよね。

「さあ
覚悟なさい
私はつくりもののあえぎ声で
ぼっちゃまのお相手をしてきた
可愛らしい小姓達とは違いますよ
腰が砕けるほど
あなたを愛してさしあげる」

↑読んでるアタクシの腰が砕けそうになるほど萌えました…。
あー、執事萌え!
ずっと忠誠心あふれる真面目な仕事をしてきた執事の豹変って、こんなに心撃ち抜かれるものだったのね。
榎田尤利さんの『執事の特権』にもかなり萌えたことがあるんですが、私って執事属性があるのかもです。

3

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