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表題作僕のゆくえ

浅見弘之,医師
吉巳由樹,高校2年生

あらすじ

高校2年生になった吉巳由樹の元に京都の医大を卒業した浅見弘之が戻ってきた。
家が隣どうしの二人は、物心ついた時からいつも一緒にいる親公認の仲なのである。
さっそく、近所の医大病院に勤め出した弘之の所に遊びに行く由樹。
病院の廊下で白衣姿の弘之を見つけた由樹は、軽く手を振り挨拶するのだが、弘之は人が変わったように由樹のことを無視して去って行ってしまった…。

作品情報

作品名
僕のゆくえ
著者
宮本恭名 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
Cosmic romance
発売日
ISBN
9784885329319
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

三角関係ものと言えなくも…

幼なじみで医者である弘之と、まだ高校生の由樹の歳の差ラブストーリーです。
歳の差幼なじみという設定にはとても惹かれるのですが、これは一風変わった設定で、弘之の別の人格である「隆一」が二人の仲を邪魔して来ます。なので、奇妙な三角関係と言えなくもありません。
そしてさらに、その隆一に恋している別のキャラクターが由樹に嫌がらせをしてきます。

う~ん、結論からいうとかなり読みづらかったです^^;
あんなに隆一が好き勝手していて、弘之が自分の別の人格に気づいてないのも不思議だし、隆一が同じ身体なのに別の医者としてネームプレートも作って医師として活動しているのがかなり無理がある気もします。
あと、途中でさらに別の人格の女の人になったり…と、何がしたいのかはわかりやすいはずのに、なぜ?これはどうなの?という部分が多く、内容が入ってこない感じでした。

攻めが多重人格という設定は面白いです。そしてこれは完全に別の人格が「敵」という作品です。
ですが私は正直、由樹が理不尽にひどい目に合う展開ばかりで読んでいて気の毒でした。 由樹に嫌がらせをしていた医師もなんだか中途半端で終わってしまっているような…。
設定は面白いので、もっとそれを活かせられたのではないかと思います。
何にせよ、1対1の恋愛で「萌える」という感覚はあまりなかったかな?と思いました。

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