LOGOS

LOGOS
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
21
評価数
5件
平均
4.4 / 5
神率
80%
著者
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
シリーズ
ジュネットコミックス ピアスシリーズ(コミック・ジュネット)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784906011636

あらすじ

コミックJUNE、小説JUNEに掲載時、センセーションを巻き起こした表題作ほか『らしゃめん』『ココナッツ・アイス』『ソレは至極当然のコト』『リアル』を収録。絶好調のONOZUCCAワールド、即ゲットするべし!

表題作LOGOS

会社社長の息子 橘
橘の幼馴染

その他の収録作品

  • らしゃめん
  • ココナッツアイス
  • ソレは至極当然のこと
  • リアル

評価・レビューする

レビュー投稿数3

世代はここな筈なんですが。

私はBLという名前が出る前にこっちの世界(笑)に来たので、ちょうど若い頃にこれを読めた世代なんですが、今読むと無理でした。
この作家さん自体が合わないのかも。
絵柄も懐かしいのですが何故かBLだけは古い感じが不得手で、登場人物の行動は理解出来ないし、何となく響きませんでした。
多分、十代、二十代が読まないと分からないのだろうなあ。
らしゃめんは比較的好きですが、最後はああじゃなくてもよかったでしょうし、友達に片想いする話は途中までいい感じなのに何故最後が露出狂??
表題作も行動の理由、犬まで殺して持ち歩く意味、全てが若いからなんですかね?

絶賛されている中、取り残されているお年寄りもいるという事で。
昔に読まなかった事を悔やみつつ。

1

痛い、哀しい、けどやめられない。

正直、ここでなんてレビューしたらいいのかわかんない。
全作通して痛く、ハッピーエンドなんてないわけなんだけど、心に残るものはすごく大きい。
小野塚カホリという人の凄さを知った一冊です。
BLなんだろうか、BLという言葉で片付けていいのかもわからない。

14歳。って、とても微妙な年頃ですよね。
大人でも子供でもない。
どっちつかずだから大人や社会に対して反発しつつも、自分一人では何もできない。
それが悔しくもあり、自分が疎ましくもある。
繊細で、危うい時期ですよね。
表題作『LOGOS』では、そんな14歳の二人が、二人きりで逃避行に出ます。
まだまだ子供で経済力のない二人は、それでも目的地・柏崎に行かなければなりませんでした。
お金がない二人。食べ物は万引きで済ませても、宿代は橘が稼いでいた。
それを知った縹。
「(セックスは)大人がするんだ 恋人同士がするんだ ほんとは!」
橘の痛々しい叫び。ほんとは好きな相手、縹としたかっただろうに、そんな思い全く顔に出さずに。
そんな二人の一度だけのセックス。
最後、目的地の柏崎の海岸で、橘の唇にキスをする縹。橘続きとの回想。
ラストは本当にただただ涙が出てくるだけでした。
「橘の絶望を描きたかった」って先生、これは絶望なんてもんじゃ…
二人の逃避行の理由、橘の宿代稼ぎ。
そして何をするわけでもないけど、側にいるというだけで橘を支え続けた縹。
14歳という子供には荷が重すぎた気がします。
そんな闇の中で二人の愛だけが唯一輝いていたと思います。
必死に二人で生きようとした、そんな二人の涙はとても美しく、悲しかった。
最後の海のシーンがすごく印象的でした。
ちなみに「LOGOS」とはギリシャ語で「神の言葉」という意味があるそう。
神か…そうやって考えるとさらに哀しいな、運命ってこと…?

その他収録作品は、洋妾(らしゃめん)となった日本人と西洋人のSM愛憎劇、双子の近親相姦、彼女持ちの男に迫る男の狂気、死んだ友人からの最後のメッセージなど。
全体的に痛い、暗い、全く幸せな話はございません。
それでも心に強く残るのは、小野塚カホリの心理描写の素晴らしさのせいなのはないだろうか。
正直、みんなおかしい、狂ってる人が多いんだけど、それでもその人の痛いくらいの気持ちが伝わってくる。
なんでそんな行動をとったのかとか、わかるからこそ痛い。痛いし、哀しい。

ちなみにこのコミックスを読んでいる間、私の心の中のBGMは尾崎豊でした。

0

現代BLとは異なる文学BL

70年代のアメリカ映画のようなノリが感じられる作品です。
30代になって改めてこの作品を読むと、あぁ自分にはあの若いころの瑞々しい気持ちがすっかりなくなっているんだなぁって思います。10代とか想像の中でとんどもないことを考えているんだけど、そういう妄想力が、経験を積むごとにやはり現実に近いファンタジーになってきてしまうんですよ。
その点、「LOGOS」の弾け方っていいですね。
1973年夏休み、14歳の2人は、柏崎に向けて旅に出る。お金は持っていないし、あてもない。今、こんな無銭旅行する中学生っているのかな。短い話なんだけど、旅行中の高揚やふとやってくるシリアスなシーンには、ものすごく時間が濃縮されているような気がします。
でも柏崎。今では地震の被害地、原発のイメージで一般的にはどうなの?と思います。実際はひなびた風光明媚な海岸で、実際にそこを知っている私としては、かなりノスタルジーを掻き立てられるのですが、世間ではどういう風に響くのだろうか心配です。
作品を読んでいると、小野塚さんの表現したいぃ~という強烈な意気込みで、作品を書いているのがわかります。
彼女のこの時期にし続きか生み出せない作品だったんだろうな。それがわかるからこそ、さらに2重にノスタルジックになれるんです!

3

この作品が収納されている本棚

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