阿修羅の契

阿修羅の契
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
4
評価数
1件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
小池書院
シリーズ
発売日
価格
¥1,143(税抜)  ¥1,234(税込)
ISBN
9784862258281

あらすじ

*BL作品ではありません

毒殺、謀殺、裏切りで畏れられた
戦国の梟雄・宇喜多直家
忠義の小姓 清三郎の心に彼は――!?
(カバーより)

表題作阿修羅の契

備前亀山城主 宇喜多直家
小姓 岡清三郎

その他の収録作品

  • 阿修羅の泪
  • 兇星~眠り狐~ 前・後編
  • 寵童
  • 巻末目次
  • 宇喜多氏略系図
  • 年表
  • あとがき
  • イラストコラム

評価・レビューする

レビュー投稿数1

ピカレスクの体現者

大谷直子さんといえば時代モノ!
自分は戦国武将萌えはないのですが、萌えに走ったイケメン設定の戦国武将モノより史実に妄想と想像をプラスして世界観を膨らませたこの大竹時代作品が大好きです♪
少し前にQ&Aスレでも時代モノの云々について触れられていましたが、この作品はどうでしょうか?

表題および、その前振りになる「阿修羅の泪」は毒殺・謀殺などで恐れられた亀山城主・宇喜多直家と、その小姓・清四郎の敵将を打ち取るお話です。
ここにはごく自然に衆道が登場し、敵将が衆道を好む者であることから、見目のきれいな、そして度胸もあり強い清四郎が抜擢されて乗りこむのです。
そこにあった驚愕の真実。
決して衆道が中心ではなく忠義が中心になった作りはがっつりと読ませます。
表題において、辛い経験を乗り越え、感情に疎く修羅のような直家がいかに、この清四郎を信頼し会う関係になったのか、このストーリーに、武士の萌えを感じるのです。
清四郎の心の動きに、ベタながら思わず時代モノの良さを実感いたします。

『兇星~眠る狐』はこの宇喜多直家がどうしてこういう人になったのか、その生い立ちの歴史をつづった続き物語です。
名将といわれた祖父・能家を女にだらしない父親より心棒して尊敬していた八郎(直家)ですが、能家は主家の浦上家の家督争いに巻き込まれ自害してしまいます。
逃げおおせたものの、領地もなく、父親の側室の家にやっかいになる八郎はそこで毒草について学びます。
父親の死と同時に阿呆になってしまった八郎ですが、実は仇打ちの時をねらっていたのです!

作者さんが参考にされた文献などから膨らませて行ったお話ですが、多少史実もふくまれているのかもしれません。
下克上ならではの世ゆえの、それぞれの人生はとても劇的だと思います。
そして、衆道が当たり前のようにあったからこそ、これらの関係が進んでみたり、物語の進展があったりするのだと思われます。
これが萌えなのかどうかわかりませんが、それがある種の腐女子魂を揺さぶる根源なんでしょうね。
決してBLではないのですが、BLとして読めてしまう。
おそるべし、戦国w
休刊になってしまった「戦国無頼」という雑誌に掲載されていた作品だそうです。
作者さんの解説も詳しくのっていますので、とても解りやすい本であると思います。
戦国好きの方には是非に☆


1
PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ