雨のむこう、きみと

ame no mukou klmi to

雨のむこう、きみと
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌9
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
44
評価数
14件
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784758072540

あらすじ

文弥はいつも笑っている。
哀しくても辛くても。
そうすることで自分を保ってきた。
そしてそれは異国の地でも続いている。

だが、そんな演技を見破る青年・レオナール。
心のうちを見透かされ、二人の距離は急速に近くなっていく。

胸の内側に熱を感じつつも距離を埋められない二人に雨とバラが味方をしてくれて…
恋人たちの柔らかく優しい時間を、
リリカルに描いた恋物語。

著者:Soie

表題作雨のむこう、きみと

レオナール いつも窓向こうの住人に恋をする
文弥 いつも微笑みを絶やさない日本人

評価・レビューする

レビュー投稿数6

瑞々しい作品でした

初読み作家さんです。
まず表紙の透明感あふれる美しい絵柄に惹かれて読んでみようと思った作品です。
中身の絵もスッキリ綺麗な絵で台詞も少なく読みやすかったです。
舞台はおそらくフランスのパリ。
そこに日本からやってきた青年文弥と通りを挟んで文弥の部屋の真向いのアパルトマンに住むフランス人のレオナールのお話です。
おしゃれな街らしく家の中や街並みもスタイリッシュで、昔見たフランス映画のようでした。
主人公2人ともノンケで、過去や家族の事が描かれているのですが、欲を言えばもう少し2人の奥の深いところまで知りたいな~と思いました。
全編描き下ろしのようなんですが、センスの良さを感じるのでこれからも注目していきたい作家さんです。

0

異国の地で綴られる情熱的な恋物語

■プロローグ
フランス人の主人公レオナールは、いつも向かい窓の住人に恋をする…。
同じように繰り返される毎日に飽々していた彼は、遠い異国の地から向かい窓に越してくる住人に憧れ、恋焦がれていた。
そんなある日、内気で微笑みを絶やさない日本人の青年、文弥(フミヤ)が引っ越してくる。
住人が女性でない事を残念に思っていたレオナールだったが、初めて「不安で揺れ動く本心」を打ち明けた文弥に惹かれて行ってしまい…!?

■感想
まるでミュージカルを見ているようなストーリー展開には目を見張る所があります。
節々にアクセントとしてフランス語が散りばめられている点も、グッと惹かれました。
特徴的で、シンプルでありながら独特のオシャレ感がある作画も高得点です。
キャラクターの表情、ストーリー展開、作画、と全てオススメなのですが、
独特の雰囲気から「読む人を選ぶ作品」と判断したため、評価を「萌」とさせて頂きます。

1

逆転の日は来るか?

パリ(作品中では明らかに特定されていない)で出会ったフランス人と日本人が恋に落ちるお話。

作者さんはオリジナル初コミックスとのことですが、ストーリーの構成や展開がいいです。
まず、二人の出会う場所が向き合う窓のお隣さん、
手が届きそうな位の近くに見えても、簡単には越えられない。
この距離感の設定。
二人のどちらもゲイではないのに恋に落ちてしまう異邦マジックも、なんだかすんなり納得できちゃうし、
表情の見せ方もいい。
ストーリーやエピソード、全体の雰囲気はとってもいいと思うんだけど、どうも、この今風の、フルデジっぽい硬質な絵がきれいすぎて、萌がプラスとはいかない感じかな。


0

ちょっと分かりにくくはあるんですが

フランス人と日本人の恋物語。

向かいの部屋に越してくる女の子たちはみんな希望に満ち溢れてキラキラしていて、
それを羨ましいような気持ちで見つめるレオナール。
いつも彼女たちに恋をするらしいですが、自分が持てないものへの憧れのほうが近いのでは?と思ったりしました。
そして、文弥は檻のないうちにと、遠くへ行きたいと願っています。

大雑把にいうと、穏やかな心のやり取りを経て、文弥が居場所を得て、レオナールが向かいの部屋の可愛い恋人を得るお話って感じでしょうか。

ええと。
個人的には萌えと中立の中間くらいです。なので萌えとしました。

なんだか不思議なお話です。
中立かも…と思ったのは、文弥によるところが多いかも。
ちょっと文弥の描写が一貫していないように思えてしまって。
最初は遠い異国で嫌われたくないとか拒絶されたくないとかの理由で、いつでも笑顔でいようとしている繊細な感じを受けるのですが、すぐにとんでもない不思議ちゃんに変貌しちゃってます……
801AUTHORS108のインタビュー記事も読ませてもらったので、これが意図的にされているというのは分かって続きはいたのですが、あまりに文弥の行動が突飛でuneの文弥と別人かと思ってしまいました。

逆にレオナールは終始一貫してて安心です。
物静かで諦観しているような、でしょうか。そして心配性。かわいいです。
おそらくレオナールが攻めになるんでしょうが、私、こういう穏やかな攻めって大好き。

物語のあらゆる場面でフランスのことがちりばめられていて、それらを見るだけでも楽しめます。
あちらの習慣や薔薇の花についてなどなど。
作中特に嫌な人が出てきたり、大きな事件が巻き起こったりはしません。
穏やかに始まって穏やかに終わります。
アップダウンの激しいものは苦手なので、私はとても楽しめました。

0

新しい世界と帰る家

5月のgateauにて導入の1話が掲載されていた作品。
一体どんな顛末になるのか、とても興味を惹かれていました。
シンプルなラインで描かれた絵。少しバランスなどがおかしい箇所も見受けられるのですが、舞台が外国だけにその雰囲気は充分に伝わり、そうした部分はさほどに気になりません。
また左程多くないセリフやモノローグ、印象的なコマ使いがとても目を引くのです。
どちらかというと雰囲気系の作品に入るのかと思われます。

この街で生まれ育ったレオナールにとっては訪れる人は多くても変わりばえのない街。
面白みのない生活を変えたくて仕事を変えたが、その生活は変わらない。
向いのアパートの部屋に越してくる外からやってくる女の子達に恋をしても、いつも彼女達は旅立って行ってしまって残るのは失恋ばかり。
そして、その向いの部屋にやってきたのが日本人のフミヤなのです。
女の子でない時点でレオナールの失恋は決定。
だけど、フミヤの感じるこの街、この空、この風景。
彼の口から語られる街は新鮮味があり、レオナールは恋に落ちる。
またフミヤも・・・

レオナールはこの街以外の外の世界にあ続きこがれていたのです。
それが恋愛という形になっていた。
しかし、あこがれながら自分が外へ出ることはなく、彼等を自分の手元に残しておきたいと願っているようにとれます。
ちょっとした矛盾に感じるのですが、何となく自分を連れ出してくれる王子さまを待っているお姫様な感じもしなくはないのですよ。

フミヤは家族を亡くし一人ぼっちで帰る家が寂しく思えていた。
色々のしがらみを抱えながらも帰る家と家族という、悪く言うと「檻」をもっている従兄がうらやましくもあったと思われます。
そんな彼が気分転換にどこでもいいから遠くへ行きたいと選んだ国がレオナールの住むこの街だった。

エトランゼが本物の存在になるのか、それともただのエトランゼで終わってしまうのか。
ここで、レオナールとフミヤの求めるものが一致していきます。
恋愛という感情を介在して・・・

最初、緊張して作り笑いをするフミヤのその素顔を見破られたことで、レオナールに懐いていくフミヤはカワイイ子犬のような、仔猫のような。
レオナールにとっては、来訪者を扱うのはきっとお手のものではあるでしょうが、フミヤの反応と発言は、自分は出て行かれない外の世界を見せてくれるあこがれのなにものでもない。
恋のきっかけとしては、需要と供給がピタリと合うのです。
恋人という「帰る家」を見つけたフミヤ。
恋人という「外の世界」を見つけたレオナール。
さりげなく登場する、ベビーカー介助、庭のお手伝い、そんな部分に外国をかいまみせてくれるし、人間の優しさがあふれて感じられる作品でした。
作者さんの初コミックということもあり、この雰囲気が自分的にとても好きだったので評価を大盤振る舞い♪

フミヤはワーキングホリデーでこの国にきていますから、せっかくなのでレオナールが日本に来る話とかあったら楽しいな、と思います。
従兄に、フミヤと結婚を許してもらう話とかw
そうした未来も考えるととても楽しい。

1

居場所を探してる

単調な毎日に変化を求めているレオナールはいつも窓向こうの住人に片思いをしてる。
向のアパルトメントに新しく入居してきた相手を窓越しに見つけた時にまた惹かれる
ような感じなのですが、その相手が男だと知り、恋の夢が淡くも即日終わる。
いつも窓向こうに入ってくる相手は何か夢を持っている相手で単調な生活を送る
レオナールは憧れに似た感情をいつも抱いている雰囲気。

いつも女性しか入らなかった部屋に初めての男性で日本人の文弥。
明るく笑顔を絶やさないフレンドリーな態度なのですが、その笑顔が無理していると
気がついてしまうレオナール。
その事がキッカケで二人は近づくことになるのです。
文弥は日本で自分の居場所が見つけられず外国に何かを求めてやって来た。
それでも一人っきりの海外での生活が不安で作り笑いをしていたのですが、
それには、日本でのこだわりも大きく関係していたりします。

何となく危なっかしい文弥と平凡な日々に退屈していた二人が出会い、本当の居場所を
異国の地で見つける事になるまでを叙情的に描いてるストーリーでした。

1

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