屋上エスケープ

okujo escape

屋上エスケープ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
56
評価数
14件
平均
4 / 5
神率
35.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
竹書房
シリーズ
バンブーコミックス 麗人セレクション(コミック・竹書房)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784812487228

あらすじ

17歳の夏、照井は男が好きな自分の人生に絶望し、デパートの屋上にやってきた。
死を決意し、柵の前に立つと、一人の男が声をかけて来て…。
顔も名前もわからないクマの着ぐるみを着た男に命を救われた照井だったが、その温もりを忘れることができずに、3年の月日が経ち―――。
弾ける青春真っ只中の男のコ達を描いた傑作読み切り7編を収録した北別府ニカ初の麗人コミックス!!

表題作屋上エスケープ

クマの着ぐるみを着た男,27歳
照井,高校生,17歳,人生に絶望

同時収録作品安藤はママの味。

紺野,公務員,26歳,高校時代からの友人
安藤,フリーター,26歳,攻の家に居候中

同時収録作品前略、山田泰生様。

松本オサム,大学3年生,奥手な彼氏
山田泰生,大学3年生

同時収録作品後生だから

相馬,高校生,相手が欲しくて男子校に入学
島田,高校生,ゲイと噂されてるクラスメイト

同時収録作品パパじゃないから

シゲオ,若い父,建築デザイナー
亮,息子,大学生,20歳

同時収録作品彼はご機嫌ナナメ

ジロさん,大学3年生,同棲中の恋人
トモ,大学1年生

同時収録作品とうとい

人のよい部長
志村,同会社の部下,25歳

その他の収録作品

  • おまけまんが(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

評価・レビューする

レビュー投稿数3

謎のまとまり感

短編オムニバスってなぜこれを入れた?な場違い感とか、
結局この本は何?な不統一感とか、逆にあまりにも同じのを繰り返したゆえの飽きがある感じですが、全部ない。
まるで本にまとめるために一つ一つの話があり、全部のカップルがなんとなく同じ街に住んでるような感じすらします。

でもホモに憧れる高校生と、ホモに絶望して飛び降りようとする話を両方まとめて本に入れるとはチャレンジャーかも。

ほかの単行本に比べると過剰な雑ディフォルメや口力が控えめなおとなしい本なんで、初めて北別府ニカさん読むならいいかも。
個人的にはそこで中毒おこすんで、普通に好きな本でしたっつうとこです。

0

な~んかズレてる2人に、ほだされる。

自分の好みのテイストかどうかで言えば、NOなんです。
すべて30ページ未満の作品を集めた短編集ということもあって、ストーリーもストレート。
でも、微妙に後を引く感じ? 
基本あまあま&ほのぼのなんですが、カプのな~んだかズレてる感じがミョーに可愛くて、軽くクセになりそうです。

購入動機は、表紙・タイトル・帯のあらすじ(表題作のもの)全部に惹かれたこと。
死のうと思って訪れたデパートの屋上で、着ぐるみのクマに出会う――
デパートの屋上って、遠い記憶のかなたの家族の思い出ともつながるだけに、もうその場所を思い浮かべるだけで少し切ない気分に。
郷愁を誘う柔らかい色合いの表紙や、あらすじのイメージも相まって、何かアンニュイでメランコリックなストーリーを想像してました。
しかしまあ、そういう話かというと・・・違うわけで。
意外にシンンデレラストーリー。
切なさよりも、甘味成分多めです。
正直表題作は、期待した方向性とは170度くらい違ったかも。
ただ唯一共感したのは――死にたい気分の時には、顔見知りの人間よりもむしろ中の人の顔も知らない着ぐるみみたいな距離感のある相手続きに、心を開いてみたくなるのかもしれない、ということ。
欠点を図星で言い当てたりしない、決して追いつめたりしない、ただ受け止めてくれるだけのクマの笑顔にこそ救われるというのは、案外真理かもしれません。

残り6編も全て軽い後味の短編ですが、短いなりに楽しめました。
中でも好きだったのは、ベッドの中から、
「部長、水」
と尊大な態度で攻め(=部長)に甘える受けに、戸惑いがちに攻めが従う場面から始まる「とうとい」。
200%公私混同の上司×部下のバカップルもの。
受けの志村25歳は、かわいい顔してものっそいワガママで、時に上司(35歳)の攻めに命令口調。拗ねると仕事中でも無断で早退!!
そんなトンデモ部下の可愛さに完全に骨抜きにされてるアホ部長が哀れすぎて、逆に萌えます!
な ん か・・・
甘やかしすぎやろ! ゴルァ━━━━━━(゚Д゚)━━━━━━ !!!
と叫びたくなること数度・・・でも、ラブラブすぎるHに、なんだかほだされちゃう。
2人ともまとめてぎゅーしたくなる! 
北別府さんの描くキャラ、不思議な魅力がありますね。

「安藤はママの味」「パパじゃないから」も、「なーんか間違ってる?この2人」テイストの作品。
ボーイというよりももっと女子寄りのセクシャリティーに見える受けも、作品の共通項です。
個人的に女っぽい受けは苦手なんですが、この作品はBLというよりもっと自分に引き付けた感覚で読んでました。
一番感じたのは、
こんな風に思いっきり甘やかされた~い!!
という、もはや叶わない願望(笑)
私の場合、自分自身は誰かに甘やかされる年齢をとうに過ぎてるからこそ、このコミックスに登場する甘ったれ受けたちにほだされてしまうのかもしれませんね。
卒業してひさしい女のコの感覚を呼び覚ましてくれた、かわいいコミックスでした。

3

等身大キャラのほんわか短編集

 設定は様々な7つの短編集。好きになれないキャラも多かったのですが、弱さを持った等身大のキャラクター達がお互いに補い合える相手に出会う、優しい恋の短編集でした。
 人それぞれ、みんな違うから「自分だけの相手」がいつか見つかる、そんな希望を感じさせてくれる話に和まされます。

◆『屋上エスケープ』
 人生に絶望していた時にデパートの屋上で出会ったクマの着ぐるみ人形。絶望キャラとゆるキャラの組み合わせが、肩の力を抜いてくれました。

◆『安藤はママの味。』
 高校時代から受けの事が好きでつい甘やかしてしまう攻め。攻めの気持ちを知りながら彼女をとっかえひっかえの受け。ついには子どもまでできてしまい…。
 それでも甘える受け&甘やかす攻めにイライラしましたが、2人のペースで歩いて行けたらそれで幸せなのかもしれません~。

◆『前略、山田泰夫様。』
 両想いだけどなかなか進展しない、ヘタレ×乙女な大学生2人の話。お互いにどこが好きなのかいまいち掴めませんでしたが、これもまた、この2人のペース。

◆『後生だから』
 学校内恋愛を夢見て「男子校」に入学した主人公。男相手続きに援交していると噂の島田くんに近づきます。好奇心から始まった関係に恋が芽生える、高校生×高校生の青春ラブ☆

◆『パパじゃないから』
 実は血が繋がっていなかった変態パパ×天然息子。シリアス要素を含みながらも純粋な2人の気持ちが爽やかで明るく、笑えるラブコメでした。

◆『彼はご機嫌ななめ』
 大学で知り合った先輩×後輩。同棲生活に対する期待にズレがあり、痴話げんかをする2人。他人から見たらどーでもいい、幸せな2人の物語。

◆『とうとい』
 優しい部長×ワガママな部下。なめられているのか、頼られているのか。複雑な心境の部長さんですが、愛されていれば何でもいいんです! という話。

1

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