オトコノアイシカタ

シリアス路線のしゅしゅしゅさん

ＢＬの作品が5作品、男女の恋愛ものの作品が1作品収録されています。
ＢＬ作品に関してはどれもシリアス系のお話でした。
ギャグテイストのお話は一つもありませんので、それを期待すると期待外れになるかと思います。
タイトルに該当する作品はなく、裏表紙にあらすじが紹介されている作品は最初に収録されている「ＲＩＳＫ　ＢＲＥＡＫ」になります。
これは妻に逃げられた探偵と知人からの紹介で雇ってほしいと探偵事務所にやって来た青年とのお話。
この作品が収録ＢＬ作品中では一番明るいお話だと思います（でも明らかなコメディという程の明るさではない）。

他には先生ｘ生徒、従兄弟同士もの（でも主人公の親の従兄弟なのか本人の従兄弟なのかちょっとはっきりしない）、ガチ兄弟もの（少し精神的に病んでます）、切ないファンタジーものが収録されています。
個人的には「ＲＩＳＫ　ＢＲＥＡＫ」と切ないファンタジーもの（「人魚の棲む海」）が好きでしたが、どの作品も少し物足りない気がします。
中途半端というか、宙ぶらりんで置いて行かれた読後感。
しゅしゅしゅさんはやっぱり突き抜けたギャグの方が面白いなぁと思った1冊でした。

他には男女の恋愛もの（初男女ものだそうです）、フリーペーパー等で配られてた４コマ漫画（結構面白かった）、夏コミレポが収録されています。