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表題作六月の雫

木島直也・イベント会社社長
弘之・大学生

あらすじ

大学生の弘之はイベント会社でバイトに明け暮れていた。頼りにされているというのもあるが、社長の木島直也に憧れていたからだ。大学のOBでもある木島の仕事に対する貪欲さが弘之は好きだった。そんなある日、酔った勢いで木島のマンションに泊まることに。

作品情報

作品名
六月の雫
著者
麻生玲子 
イラスト
石丸博子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイス文庫
発売日
ISBN
9784872787719
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

なんだこの攻め!しね!チ〇コ腐ってしまえ!!

この攻め、最低最悪。
10回ぐらいくびり殺したくなりました。
遊び人であることも、受けに手出ししたあともちょくちょく女を食っちゃってるとこも、私にとったら無問題なんです。むしろ、そんなヤリチンな攻めの本気に萌える。そんな攻めが本気の恋に苦悩するところを見ると更に萌える。
ただもう、仕事上の部下複数に手を出してるっていうのがさぁ…。これは遊び人レベルとしては最低最悪。面識ある同士とか部下とかはダメでしょ。しかも遊びって割り切ってる同士ならいいんだけど、相手が本気になっちゃってる。これはかっこ良くないー!
だんだんイラついてきて、「受けよ、こいつをフッてくれ。手酷く傷つけて、そのトラウマでこの先20年はインポになるようなフリ方してくれ~~~」と思うようになりました。
遊び人や浮気者の攻めが好きな私でも「こいつ無理!」って思う攻めって、なんぞ。
婚約解消の場面も、女の側に切り出すタイミングを作ってもらうって、テメーはヤリチンの風上にも置けん。しねしねくそ男め。チ〇コ腐ってしまえ。

でも!
受けのほうも事情があって女とエッチしてたんですよねー。
ひゃっほー!
これが攻めの知るところとなった場面は、かなりニヤニヤしました。
胸がスーッとしました♪
ざまーみろ!
読み方間違ってる気がしますがw

最後の最後までバッドエンディングを神に祈りました。
攻めどん底のフラれオチ、カモン!ストーリー進行無視のチンコ腐れるギャグみたいなオチでも許す!そんなBL、あったっていいじゃない!
でも、その祈りは残念ながら届かず…!!
凹んではくれたんですが、凹みきるところまではいかず。最後までモヤモヤする卑怯なインポヤローでした。くそ。

やっぱ読み方を間違ってるなw
悪口書きまくってますが、かなり感情を揺さぶられたので萌え評価にしました。
ストーリーじたいはまあまあ面白かったしね。

1

攻様がダメ男過ぎる!

麻生先生の初期の頃の作品です!
初版は1995年の作品なのでかなり古いです。
今レビューさせて頂いているのは、2001年に発売された新装版になります。

いつものように、内容自体は複雑なお話ではないんですけど、キャラの心情は複雑に混在している展開でした。
お互いに好きあってはいるけれど、信頼関係を壊したくないがために、最後まで感情を押し殺すパターンと言いましょうか?
好きだと伝えることで関係が崩れてしまうと心で葛藤する2人のもどかしい感情に、読みながら振り回させて頂いた感じがします。
簡単な言葉でいってしまうと、意地っ張りな恋路でした(笑)

はっきりいって、今回の攻キャラが、ダメ過ぎ、ずる過ぎ、酷い男!
年上の社会人なんですけど、お坊ちゃんタイプで、最後は親の力で…パターン!
大人の魅力を感じさせてくれなかった点ではマイナスでした。

でも麻生マジックといいますか(笑)
キャラ2人の複雑な心情を読んでいく内に、お話に引き込まれます。
キャラも余り好きではないし、お話の展開も自分の好みではないし、読んでいてせつない気持ちにばかりさせられて、ハッピーエンドが迎えられるとは思えない2人の関係!
でもそのもどかしさに、読み手も振り回されていく感じで読みいってしまった印象です。

人材派遣会社社長•木島 × 大学生•弘之。

弘之はサークルの先輩•木島がおこした、大学生バイトを派遣する人材派遣会社のバイトリーダーとして、仕事に明け暮れていました。
憧れの木島に信頼されていることが嬉しい弘之!
でもそれとは一緒に、特別な感情も木島に対して芽生え始めていて⁉︎
会社の飲み会に参加した弘之は、帰り際、木島のマンションで飲み直すことになり誘われます⁉︎

木島という攻キャラが私の好みからいうと、ハズレでした。
会社も学生アルバイトを扱いきれず失敗!
相手企業からは訴えられ、結局父に助けを求め、借金を肩代わりしてもらう始末。
人間性も問題ありありで、婚約者がいるのに、自分の会社のバイト女の子と関係を持ち…遊び相手が何人もいて、弘之にも手を出して最悪なのです。

しかも、木島も弘之を好きなのは確か!
でも告白をしてしまえば、今の関係が崩れてしまうかも…と思っているから気持ちは告げず、体の関係だけを続けるんです。

仕事にしても、人間関係にしても、何に対しても誠意がみえず、逃げているとしかいいようのない、ずるくて、酷い人!
どうして弘之は、こんなろくでもない男に憧れて…好きになって…追いかけ続けようとしているのか理解不能な気持ちで一杯になります。

弘之は、木島が自分を抱くのは、ただの遊びの中の1人としか思っていなくて…。
まさか木島も自分の事を好きだなんて思いもしていなくて…。
どんどん立場的に微妙な感じになって、自分の気持ちを押さ込み、苦しみ悩む姿が可哀想でした。
何度も心の中で、もう辞めちゃえばいいのにと思いながらも…
そんなに簡単でない事もわかるから、複雑でせつない気持ちになりました。

あと、婚約者に関しては、意味があったのかなかったのか微妙な存在でした。
もだえさせられた割には、結末は意外とあっさりしていたのは残念でした。

1

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