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表題作奪いたいほど

藤木英彦,高校生
八坂圭吾,高校生

あらすじ

「せっかく付き合ってんだから、ヤらせろよ」部屋でも学校でも触れられれば甘く疼く身体…。でもなぜか素直になれず、頷けなくて!?(出版社より)

31ページ

作品情報

作品名
奪いたいほど
著者
タクミユウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
麗人uno!
電子発売日
3

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萌々

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(2)

中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

『殺したいほど』の2人

いつも利用している電子書籍サイトで見つけた作品です。
私が読んだ時点では単独1話の完結作品でした。
『殺したいほど』の2人が高校生の頃のお話です。
前作とは時間系列もお話も別になっているので、単独でも理解できると思います。

とは言うものの、主人公2人が高校生の頃からこういう感じだったと分かったので、ちょっと安心したところはあります(笑)。
大人になっても変わらないんだという事が分かったので。
なかなか藤木に体を許さない圭吾が恋愛慣れしてなさそうで可愛かったです。
多分藤木をとても好きなのに冷たい態度を取ってしまうので、恋愛慣れしてるはずの藤木もかなり振り回されていそうだし。
圭吾にしたら計算しているのではないのでしょうが、結果的には恋愛の駆け引きみたいな感じにもなっているのも面白かったです。

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翻弄してるのは圭吾の方かも

「殺したいほど」の後に発表されていますが、時間軸は本作が「殺したいほど」の前日譚となっているようで、藤木x圭吾の高校時代のお話となります。

「殺したいほど」でも描かれていた通り、先に圭吾の方が好きになったようなのですが、2人は周囲に隠れて付き合っています。
しかし部屋にはついていくけれど、いざ触られたりすると拒否する圭吾に藤木はイラついている。
とはいえ、藤木は決して体目当てではなく、圭吾がその気になるまで待ってはいるのです。
しかし学校内でも視線をよこしてくる藤木に周囲の女子が気づき始め…
藤木は逆に圭吾が女子と話しているのに嫉妬しているのです。そしていつまでもコソコソしているのはしんどい、と。
そう言われて焦った圭吾がついに藤木に体を許し…

藤木の方も圭吾を軽く考えてるのではなくそれなりに真剣なのです。
こうやって始まった2人はお互い好き合ってはいるけれど、元の性格の違いや行き違いすれ違い、そんなものが積み重なって、でも別れず、で後々「殺したいほど」につながる空気感になっているのですね。
恋の甘さだけではない側面を、残り香のように描くタクミユウ先生が好きです。

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