• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作「愛してる」と言わないで

ホスト・邦彰
カメラマン・真琴

あらすじ

日本有数の繁華街に近い「スタジオ・カスガ」は小規模な家族経営ながら、「あそこで店頭掲示用の写真を撮るとナンバーワンになれる」というジンクスで知られていた。
この店できらびやかな夜の住人を撮り続ける春日真琴は、仕事を通じて超一流のホスト・邦彰と知り合い、愛をささやかれる。
だが恋愛にトラウマを持つ真琴は、誰よりも華やかな邦彰の魅力に気おくれしてしまい…。

作品情報

作品名
「愛してる」と言わないで
著者
響高綱 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592874218
3.7

(4)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

「愛してる」と言わないで

愛してるを言わないホストであるの?と
疑問に思わない人でいる!?

この『「愛してる」と言わないで』の題名からはよく分からないよね!!
でも実際にこの話はホスト・邦彰は客に愛してると言わない人なの。
愛してるは本当に好きな人に言いたいから、
客に『私のこと愛してる?』って聞かれたら、
そういうときは『もちろん』ってひとこと応えるだけらしい。


最初に読むときはちょっと邦彰と真琴やり取りがとても楽しかったです!!
みんなも是非読んで見ると結構ハマると思いますよ!!

2

大人の余裕。

 日本有数の繁華街で働くホストと、店頭掲示用の写真を撮る写真屋さんのお話でした。
 誰よりも華やかな邦彰の魅力に魅了されてしまった真琴は、邦彰から思いもがけず、告白されるが……というような話でした。

 なんていうか、邦彰が余裕があるのがとてもよくわかる……でも、それが適度な甘さないい話だったと思います。

 過去の恋愛のトラウマから、なかなか踏み出せない真琴にもちゃんと、ペースを合わせられてるし。
 とにもかくにも、邦彰の包容力が半端ない……。
 まぁ、ホストだから当然、といえば、当然……なんですが。

 どちらかというと、物語がずっと真琴視点なので、真琴がおたおたしてるのをずっと眺めてる……という感じになっているかと思うんですが。
 でも決して、真琴は見当違いの勘違いをして突っ走るタイプでもなければ、変に天然でもないので、全然、読んでて苦にならなかったです。
 面白かった! と、思います。

 できればもうちょっと邦彰視点の邦彰がイライラしたり、おたおたしてるところも見てみたかった気もするんですが……。
 きっと、余裕かましてるけど、影では余裕がないんだろうな……って、素敵妄想をしっかりさせてもらえるような話でもありました。
 本当にごちそうさまでした!

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP