04/16 ソラノハル太先生インタビュー 童貞世話焼き×マイペースな秀才の学園青春BL♥初コミックス『彼方へ届いて恋は咲く』
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2021/10/22 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2873回
のばらあいこ／東京漫画社／MARBLE COMICS
コミックス『秋山くん4』10月22日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
シバが事故に遭ったのをきっかけに、秋山くんは誰にも見せたことのない心の深くて柔らかいところを解放してくれた。いっそう距離が縮まり、お互いがかけがえのない存在であると改めて認識したふたり。しかし、目の前の幸せに浮かれてフワッフワになるシバを見た秋山くんはある決心をするーー。あなたのまっすぐな眼差しをずっと胸に閉じ込めたい。瑞々しく煌く青い恋のはなし、ここに堂々完結！
――作品紹介をお願いします
商業作品としてBLを描き始めた頃、何を描けば良いのかわからん…と悩んでいた私が初めて「自分のモエ」を込めて描けた作品が『秋山くん』でした。
2009年に第一話から始まり、お休み期間などを挟みつつ、亀の歩みでやっと今回の4巻で完結となりました！
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
秋山くんLOVE!! 一途で純朴通り越してちょっとストーカー気質なわんころ、シバ(高校一年生)×ダウナーヤンキーだけど色々あってちょっと更生中？の秋山くん(高校二年生)です。
ほのぼのカップルだと思っております。
――当て馬や重要な脇役は？
秋山くんの中学時代からの悪友ヤンキー佐野智美は、作中でよくエッチな目に遭っています。「秋山くん」におけるマスコットキャラです。
他にも、秋山くんの友達梶原くんと多田くん、シバの友達じおんとちえちゃん、それぞれの家族や学校の先生など…周りの人々も総出演の4巻です！
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
最終巻なので、気持ちよく終われたら良いなというのが大前提で有りました。
1巻の時点では野生の獣(けだもの)みたいな二人でしたが、成長して社会性を獲得して人間になった…！ みたいな感じを出せていたら嬉しいです(笑)。
あと、最終回なんですが、自分で読み返したら描き足りていないなというところがあり、雑誌掲載時から少し改変＆ページを足したりもしました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
秋山くんがシバへの気持ちを自覚して、恋人同士になった3巻を経て、4巻は二人の未来を見据えていく話にしたいなーと思っていたので、描きながら二人の進路相談を受けている先生みたいな気持ちになったりしながら話を考えました。
作業していてふと我に返るともうすぐ終わりなんだな～寂しいな～と思ったりもしましたが、全体的に明るい気持ちで描けました。
――今作にまつわる裏話はありますか？
ある回を描くのに自分の知識が全然足り無くて、担当さんに話を聞いたり、いろんなYouTubeチャンネルなどを見て研究して描きました。YouTubeに感謝…!!
見返すとそんなに生かされていないのが悲しい。
あ、あと2巻でじおんを苛めて秋山くんにタイキック食らったDQN少年たちがなぜかファンになっちゃって、卒業式の日秋山くんに第二ボタンとかを貰いに来る…みたいなエピソードも入れたかったのを思い出しました(笑)。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
やっぱりコロナですねぇ…こんな普段こもりっきりの自分でも精神的影響を感じました。かなり落ち着いてきたけど、もっと気軽に出かけられる日常が早く戻ってきてほしいです！
――今、何かハマっていることは？
チョコラBBハイパーって神だなって…。ネットでは魔剤って呼ばれてると知ってヒッとなりました。でも起きていたい時の強い味方です。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
いつも以上にドキドキしているかも…。ほぼデビューからずっと描き続けている二人なので感慨深さもあるのですが、読み続けてくれている読者さんにも喜んで貰える話になったかなぁ？ というドキドキがめちゃくちゃあります。
ずっと周りの色んな方に助けて貰ったり、応援してくれていた読者さんのお陰で最後まで描き切れて感無量です。
本当にありがたいことだと思います。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
『秋山くん』やっと完結しました。亀の歩みの約10年(！)、読み続けて下さっていた皆様のお陰です。本当にありがとうございました！
未読の方にも、この完結を機に読んで頂けたらとても嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
東京漫画社編集部 担当Ｏより
12年をかけてのばら先生が丁寧に命を吹き込んできた『秋山くん』、シバと秋山くんの物語がついに完結となりました！
長いようであっという間でした…！
1巻を発売した当初は(当時の)王道カップリングの真逆のような二人だったので、「受け攻め逆かと思った」「こんな受け見たことない」などの驚きの反応を頂いたのが懐かしく思い出されます。
完結巻にふさわしいノスタルジックな気配の4巻、終わってしまう寂しさはもちろん大いにありますが、シバや秋山くんを中心に、この先もみんな色々な経験をして成長していくんだろうなと自然と思えてなんだか胸が満たされるのは、やはりのばら先生がじっくりと、温かい心で、この作品と向かい合ってきたからなのではないかなと思います。
「わからないことは怖い」という梶原くんのセリフが個人的にとても印象深かったのですが、色んなことをわかって、知って、大人になってゆくんですね…。目頭が熱くなります…。。。
シリーズは完結となりましたが、この先も離れたところに住んでいる友人を想うような感覚で、みんなどうしてるかな～と思い出したいです。
そしてたまにシバと秋山くんからも便りが届いたらいいな～～と思ったりしています！(笑)
まだ読んだことがない方は是非、最終巻まで通して読んでみてください！
これまで追ってくださっていた方々におかれましては、誠に誠にありがとうございました！
最終巻も是非楽しんでくださいませ。
そして読まれた暁には是非、のばら先生への感想のお手紙をお送りください、お待ちしております！
アニメイト限定：描き下ろし4pリーフレット
とらのあな限定：描き下ろし4pリーフレット
コミコミスタジオ限定：描き下ろし4pリーフレット
応援書店限定：描き下ろしペーパー
コミックシーモア限定：描き下ろしペーパー
Renta!限定：描き下ろしペーパー
☆紙書籍には上記ほか、有償特典も有り
詳しくは東京漫画社Twitter&ホームページへ
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(C)のばらあいこ/東京漫画社
