誰かの"お兄ちゃん"じゃなくて "名前"を呼んでほしいー。

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表題作俺はニーチャ

安達 亮平
風俗店店長
原 希
17歳, 高校生

その他の収録作品

  • A day I will be yours.
  • あとがき

あらすじ

6人兄妹の長男で両親は共働き。高2ながら家事と兄妹の面倒をみてきたニーチャ。家族や同級生たちからも"ニーチャ"と呼ばれ、名前で呼ばれることなどほとんどない。風俗店の店長・安達に名前を呼ばれたニーチャ。心に満たされるものを感じ、「もっと店長に名前を呼ばれたい」と風俗店でバイトすることに…?!
風俗店店長と男子校生の年の差ラブストーリー。新旗手・三田六十のデビューコミックス!

作品情報

作品名
俺はニーチャ
著者
三田六十 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864423595
4.4

(212)

(136)

萌々

(46)

(20)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
21
得点
930
評価数
212
平均
4.4 / 5
神率
64.2%

レビュー投稿数21

発売当時に出会っていたら印象が違ったかな

コンプライアンスに関して違反をした時の大バッシングが当たり前になっている昨今の状況を鑑みると、フィクションであるBL作品においても多少の影響があり時代に合わせてお話を作る必要がある、と私は思います。

そういう観点から読むとやはり30代の大人と高校生の恋愛に集中出来ませんでした。
初回強引に素股?(っていうのかな)するのも気になりました。
それと、家族のために自分を犠牲にして一生懸命に生活している希の家庭環境に、どうしても「ヤングケアラー」という言葉が頭から離れなかったです。

きっと発売当時に読んでいたらもっと楽しめたと思います。それくらいお話のリズムと絵は良いです。
自分の年齢的なことが理由なんだと思いますが、大人×未成年でまだ好きじゃないのに先に無理やりっていうパターンは読みたくないのだと思います。
総評価の値、下げてしまって申し訳ないです。

希の純で素直な性格と天然おねだり上手なギャップと、ルックスは怖いけどホントは面倒見のよい優しい店長はキャクターとしては面白かったです。

1

No Title

ずっと気になり続けてようやく読めた1冊。めちゃめちゃよかったです。

自分のアイデンティティを見失いそうになるほどお兄ちゃんを頑張り過ぎてしまった高校生の希くんと他称優しい人の風俗店店長

家でも学校でも名前すら呼んでもらえない、自分が自分のために生きている気がしなくなってしまうって相当辛いし、家族のこと好きなのに好きって思えなくなってしまいそうってめちゃめちゃ怖いなぁと。
そんな時に怖いけど優しさが垣間見えてなおかつ大人で自分を個人として扱ってくれる店長に惚れるの不可避では…

そして大人だし風俗店で働いてるときっと恋愛への純粋な想いとか憧れとかがすり減ってしまっている(個人的解釈)店長にとっても泣き虫で一生懸命で真っ直ぐな希くんは間違いなく可愛く写ったことだろう…

ムチムチ計画から両想いになるまでの希くん、あんまりにも可愛くて萌え苦しみました。このしんどい生活の中で生まれたピュアで可愛い恋に浄化されました…

1

うーん

高評価レビューが多かったので期待して購入。

うーん…ニーチャが家庭環境からとばっちり受けすぎに思えるのと、年齢の割に思考体系が幼過ぎるのとで、いまいちハマりきれませんでした。
親はもうちょっとニーチャの負担を考えるべきでは、と現実的に考えてしまいました。これだけ子沢山でニーチャに丸投げって…これって毒親じゃないか?頑張っているニーチャの健気な感じが全部親のせいなんじゃと思えてあまり好感を持てなかったです。
それと、ニーチャが17歳とは思えない幼児のような考え方で違和感がありました。店長の好みになりたいから食べて太る!って…ピュアっていうのとも違うような…。
店長はかっこいいけど、なんだかなー。まほさんが一番好みのキャラでした。

評価下げてすみません。自分の好みではなかったです。

2

にいちゃんだって甘えたい

年上攻めは紳士に限る、というモットーを個人的に持っていたので、風俗店店長か…うーむ、って感じだったのですが、ちょい悪風も悪くなかったです。
っていうか、かなり良かった。

家事育児に大忙しで、自分の時間ナシ。
名前も呼んでもらえず、な高校生の希。
こういう設定の学生さん、漫画で結構見かけるけど実際にはあまり居て欲しくはないな…。
そんな希の前に現れたヒーロー。
店長の好みの身体になりたくて、太ろうとする希が可愛かったです。

描き下ろしの後日談、卒業式の日のお話は年上×年下のテッパンですね!
制服を最後に脱がす人…なんかエロい響きだ。
お母さんが制服見てアラって言った時、けしからんモノが付いちゃってるのかと思って焦りましたw

あとがきが温かい言葉で綴られており、作者さんの人となりが表れているようでした。

0

主人公が受け入れられるか紙一重

何度もトライしてやっと最後まで読みました。
絵がいいですね!主人公も弟妹も店長や店員さんも。

6人兄弟の長男、父は単身赴任で母は働きに出てて。
弟妹の世話、幼稚園のお迎え、お弁当作りに買い物などなど大忙しで放課後も遊びにいけません。

家族からも友達からもお兄ちゃんと呼ばれ、俺の名前は誰も呼んでくれない、俺って一体…。
疲れ果ててますね。高校生にこれは可哀想です。家族計画ちゃんとしてやってよと思います。

そんなところに唯一名前を呼んでくれた風俗店の店長。
最初は、えー?名前呼んでくれただけで?とひっかかり、ここで毎回読むのが止まってしまいました。

しかし読み進めるとなかなかハートフルで。
大人で優しくて頼りがいがあって、ちゃんと自分を名前で呼んでくれる唯一の人。ファーストキスまで奪われて。

店長好みの体型になろうとパンやお菓子を食べて、太るまでは会わないって、片想いが募ってもそんなふうに高校生にもなって考えるかなあ?

店長も最後は主人公にメロメロで。良かったですね。
制服の第2ボタンこっそり持ってるの良かったです。

1

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