17 初恋

17 hatsuoi

17 初恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神64
  • 萌×227
  • 萌15
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
21
得点
476
評価数
111
平均
4.3 / 5
神率
57.7%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
ISBN
9784813032168

あらすじ

有岡敬広。17歳。高校三年生。
初めて本気で好きになった人をむりやり抱いた。
後悔して、反省して、諦めようとして、
それでも諦めることはできなかった。

三島 真。26歳。高校教師。
親友への片思いの苦しさを有岡に重ねて見てしまい、
ひどいことをした有岡を拒絶しきれなくなっていく。

大人だから、子供だから、教師だから、生徒だから、
言い訳がひとつずつ、消えていき…
17シリーズ、完結!!

表題作17 初恋

有岡敬広 17歳 高3
三島真 26歳 高校教師

その他の収録作品

  • めぐる春(描き下ろし)

レビュー投稿数21

超絶 沁みた。

レビューを簡単にまとめるなら「いや〜〜〜すっっっっっごい良かったわーー!読んでみてー!!」です。

表紙の通りのイメージで、良かったねぇぇと言いたくなるような結末でした。
そして「17 初恋」というタイトルの通り、二人の初恋に決着がつきました。

先生のずーーっと心に秘めていたはずの津田への思い。
酒に酔った先生が酒の勢いを借りて、津田へとうとう思いを打ち明ける……!!
「知ってたろ?」と言う先生に対して、「………………うん ごめん」と言いつつ目を背ける津田……!!

10年必死で隠していたつもりだったけど、なんだったんだろ……と虚しくなる気持ちが切なすぎる。
脳裏にあのこっそりファーストキスのシーンが思い浮かびながらの、その後の二度目のキスの云々もね、先生がかわいそすぎて……。
この時の先生の様子ったら見てられない……。

津田は超〜イメージダウン…。
てっきり何も気づいていない能天気なノンケだとばかり思ってたから騙された感でいっぱいでした。
一巻で生徒から恋愛相談受けたという先生に「こう言ってあげたら 先生も(恋愛に)悩んでますって」とかさ、「マコと結婚したい」とか良く言えたよね……と。
むごすぎるだろ……。
こんにゃろーーー!!!

そして有岡の初恋も紆余曲折の末、成就するんだけどそこに至るまでの描写が切なくて苦しかったです。
突き放すためにとある交換条件を提示した先生に対して、「できません」「先生にこんな事までさせてる自分が嫌いだ!」とどこまでも自分に罪を被せて傷つく様子に心抉られました。

そしてその後の有岡が本当に潔かった。
「もう二度と先生の前をうろちょろしません」という言葉通り、もう先生を求めることは一切しない。
思わず先生の方からアクションを取ってしまうのだけど、その都度どこか寂しげで抑制された笑顔で接し、思わせぶりな言動は一切せず、すっと先生の前から引いてしまう。
この何とも言えない表情にドキッとしたし、この子は将来とてつもなくいい男になるんだろうなぁ……という予感にワクワク。

あの頃の欲望をコントロールできなかった幼稚な有岡とはすっかり別人でした。
そしてそんな大人の片鱗を覗かせる吉岡を見た先生の取り残され感、わかるわ。

この17歳と18歳という子供と大人の第一歩みたいな境目を見事に捉えていたと思います。

先生は、17歳の津田に恋した自分のままずーっと取り残されていたんだと思うんです。
そこにいつまでも立ち止まっている自分に気づき、自分から吉岡へ第一歩を踏みだせたということがすっごく大きいなとおもいました。

ちなみに先生がコッペパンを見つめて泣くシーン、このコッペパンどんな意味があったっけ?と最初わからなかったので、読み返したら一巻にありました。

9

♯ずっと2人で…

すごいよかった!
無事に完結して、安心しました。

17歳…大人と子どもの狭間。
18歳になり、子どもでも生徒でもなくなった有岡と先生が少しづつ近付いていく。
それも、先生の方から踏み出した一歩で…

「何もできなかったのは、傷つくのも嫌われるのも怖かったから」と話す先生。
その先生が、もう見送るだけは嫌だと行動を起こす…。

切なくて息が詰まりそうだったけど、思いが通じあって本当に良かった。

木下先生にしては過激(?)なHシーンもよかった。
書き下ろしも可愛かった!

有岡の言うとおり、おじいちゃんになってもずっと2人で一緒に星をみてほしいな…
またいつか、幸せそうな2人に会いたいです。

7

優しく、温かなストーリー

『17 生徒』→『17 教師』に続くシリーズ3作目にして完結編。ナンバリングはされていませんが続き物なので前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

やー、もうすごく良かった…。
『17 教師』の終わりがなんとも切なくて、ハピエンになるのかすごく気になっていたのですが、

見てください、この表紙!

有岡くんと三島先生の幸せそうな笑顔とピンクを基調にした優しい背景の表紙が、美しすぎて、幸せそうで、本屋さんで手に取った時思わず悶えた。

不器用な男たちがすれ違い、時にぶつかり合いながら、それでも少しずつ愛を育てていく。
木下さんらしい、優しく、温かなそんな作品でした。

「教師」と「生徒」という枷。
ずっと好きだった津田に対する複雑な想い。
それらを引きずりながらも、それでもひたむきに愛情を伝えてくる有岡くんに、少しずつ惹かれていく三島先生。

ところが、そんな三島先生を現実へと引き戻す出来事が。

それは、有岡くんの友達の蓮くんから言われた言葉。
まだ子どもである有岡くんの未来を、教師であり大人である自分が奪って良いのか―。

有岡くんは、ただただ三島先生が好きで。
でも、三島先生は大人のしがらみに囚われ自分の気持ちに素直になれない。

すれ違う二人の恋の行方は。

そんな二人を繋げたのは、やっぱり星空で。

相手を想うがゆえにすれ違ってきた彼らがやっとつかんだ幸せに、胸がギューッとつかまれる気がしました。

結ばれた彼らが、最後に寄り添い、そして見せる幸せそうな笑顔が、すっごい素敵で萌えが滾りました。

終盤に、大人になりそして社会人になった有岡くんの小話が収録されています。

木下さんの描かれる、イケメンのスーツ姿のイラストが個人的にドツボなこともあって、めっちゃ眼福でした。
何年たっても、ずっと幸せな二人、のエピソードが、この作品にぴったりの終わり方だったように思います。

で、この作品てタイトルが秀逸だと思うのは私だけではないはずだ。

17歳。
生徒。
教師。
そして初恋。

この単語だけで萌える。

ドシリアスで始まった今作品。
幸せな結末に、こちらまで幸せをもらいました。

文句なく、神評価です。

7

3巻一気読みしてください

生徒→教師 と読んだときは、そんなにピンとこなかった、、というか昏いなぁ…という印象だったのですが、初恋を買って一気に読み直したら、、涙が止まらなかったです(とくに生徒→教師)。
完結編を用意することでやっと安心して読める、、というか、有岡くんや三島先生の抱える思いや痛みが辛すぎて、なかなか没頭できなかったような気がします。叶わない想いを切々と訴えかける彼らは美しいけれど、おそらく痛みとして共感できる分だけ辛くなるかも…。このシリーズは”生徒”から一気読みすることをお勧めします。
頑なだった三島先生の殻がひとつひとつ剥がれていくターン、内面の変化がすごく面白かったです。何気に高校生より危ういかもしんないですね。
”星は一人で見に行く”という心境から、”二人で見る星はもっと美しい”と気づき、”おじいちゃんになっても二人で星がみたい”と思うようになる展開には感動しかありませんでした。三島先生の揺らぎや葛藤がメインの巻なので、”17歳”にフォーカスしてるのはむしろ”生徒→教師”のほうです。ゆえに、3巻まとめた場合の”神”評価です。
17歳という年齢の言いようのない特別な雰囲気を、自分がその季節にもどったような気分で堪能できる素敵な作品でした。

6

成長に感動

正直最初は「うーん」という感じでした。
あのレイプのような場面、どうしても目に焼き付いて離れなかった。
好きな気持ちをあんな形でしか伝えられなかった有岡くんの成長と共に変わっていく気持ち、大人の男になって行く過程を感じるにはやはり最初から3冊読むことですね。
そこで初めて、有岡くんがいかに変わったかを知ることができ、その成長と共に先生の心が有岡くんに傾いて行く変化を感じることができるはずです。

先生と生徒、よくある設定です。
卒業するまで、生徒には手を出せない云々…
でもこれはちょっと違う。
ずっと引きずっていた同級生への想いを断ち切れずにいた先生の頑なな心を振り向かせた有岡くんは、あの自分勝手な強引さでカラダを繋げた生徒とは思えません。
自分のしたことを悔やんでも悔やみきれない
やってしまったら、取り返しがつかないこともあると
自分自身で気付くことで、有岡くんは成長できたんですね。
だからこそ、諦めていた先生を振り向かせることができた場面は感動です。

先生の好きだった同級生や、有岡くんのお友達
名脇役がいたからこその2人。
とにかく読んでほしい。
そして、最後の感動を味わって欲しいです。
「ずっと、ずっと、好きだった」
言われてみたい台詞ですね。
happy endは、やっぱり心温かくなりにやけてしまいます。
先生から真さんに呼び方が変わるところ
ちょっときゅんと来ました。

6

没頭して読みました!

17シリーズ、生徒・教師・初恋とまとめて読みました!感動です、良かったです。
この「初恋」で、有岡くんと先生がお互いにちゃんと二人で歩いていて、とてもとてもほっとしたというか、おめでとう、というか。先生を諦められずに一途に追う有岡くんの気持ちが通じて良かった、というのももちろんですが、先生が長年の片想いにケリをつけた部分も凄くかっこいいな、と。
押せ押せだった有岡くんが、大学受験に失敗して引くと、先生が有岡くんのことを気にしてしまう、なんて先生可愛いんだろ。
シリーズ通して、共感できるセリフが散りばめられていて、涙腺も緩みまくり。作品の世界に没頭させていただきました!

電子かきおろしは、下の名前で読んで欲しい有岡くんと、恥ずかしい先生の攻防。こちらも可愛らしかったです。

4

青くて切ない

無気力だった受験生を変えた、先生への恋心。先生の臆病な背中を押した、生徒のまっすぐな感情。友達を心配して、嫉妬して、恋愛感情抜きで感情を剥き出しにする高校生。学生の頃の、青くて切ない気持ちに、胸がきゅっとなります。シリーズの続刊です。生徒→教師→初恋の順番でお読みください。

好きな先生を傷つけた受験生 有岡。後悔して色んな感情でぐちゃぐちゃになりながら、興味のなかった大学受験に励みます。
学生の頃から片思いしている相手がいる教師 三島。先生だから、大人だから、理由をつけて有岡を拒絶しますが、拒絶しきれず、無意識に有岡を振り回します。片思いの相手には、初めから諦めて、友人として隣にいる。
有岡、三島、そして互いの友人も動き出して、2人の関係はどうなる?という巻です。今作で完結ですよね…寂しい。

高校生達のまっすぐさや青さと、大人達のズルさや弱さが、どちらも共感できるし覚えのある痛みにきりきりしながら読み進めました。有岡の成長に感動し、最後に三島から動き出した時には三島の成長を実感し、互いが互いに影響を与えているのがよくわかります。木下先生の、繊細な線や心理描写が好きなのですが、今作の高校生と大人の対比がすごく好きです。
甘さは少ないけど、おまけで満たされました。これから読む方は、三冊一緒に買うと、ヤキモキしなくてすみますよ!笑

4

最後はちょっとズルい大人

二人ともよく泣いた最終巻。一巻目は有岡君の泣きっぷりに惚れ、二巻目は先生の涙にもらい泣きし、最終巻は二人とも泣いて切なかった。

先生の思い人津田は、気付いてるんだろうとは思ってたけど、最後まで誰にでも平等を貫いてしまったなあ。これは惚れたらダメなタイプの男だよ先生…。

卒業して教師と生徒の障害がなくなってしまえば問題ないのは分かるんだけど、くっつき方がこうなのか~と、そこはちょっともやもやしてしまいました。
大人な顔した先生が、ふわふわ誘い込んでしまったみたいな。自分の気持ちが分かんなくて相手に引き出してもらおうとしてるとことか、明確な言葉もなしに部屋に誘って相手次第に持っていってしまうとことか、すごくズルい。
ん~、今までのことがあって臆病になってるのは分かるんだけどね、津田にははっきり告白しちゃってるからさ、有岡君にも曖昧な感じじゃなくてちゃんと言って欲しかったんです。

何はともあれ、描き下ろしと電子おまけでその後の二人のラブばかっぷるぶりを見れて満足。有岡君が可愛くてかっこよくて理想すぎた!

0

ラストの違いに感動

3巻発売を待ちに待っていました。じれじれと進み、すれ違ったり近づいたかと思えば次々に壁が表れていた2人の恋路。
ハッピーエンドになって良かったと心の底から思います。
コミックス発売が待てず、どうしても最終話が気になって最終話掲載号だけ本誌で購入していたのですが、コミックスで掲載時とは違うコマがあり、その部分に感動しました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

2人が身も心も結ばれた事後、裸のまま寄り添うシーンがあるのですが、掲載時はただ隣合うだけで有岡が先生の肩を抱いているような描写でした。
正直本誌で読んだ時、今までの過程を経ても2人はこの距離感なのかな...と完全なる甘い雰囲気を期待していただけにちょっと拍子抜けしていました。

これがコミックスになるときに修正されていまして、とても幸せで甘い物語の最高潮のような雰囲気に変わっていました。
「生徒」「教師」を経ていろいろな壁が取り払われた後の、心を通わせた2人。
この今までとは違う2人の関係性が1コマで表されたかのようなとても素敵なコマに修正されていまして...コミックス初読時、シーンが変わっていることに気づいて急いで本誌をひっぱりだしたくらいでした。

描き下ろしがその後の2人で、相性がぴったりだと思う会話のかけ合いにきゅんとします。
2人の間にあった壁が1つ1つ取り払われていき、ゼロ距離になったときの感動は、結末までに長い月日が経ったこともあり堪らないものがありました。

7

なるように、なりました。

シリーズ3部作の完結編。
「17」というタイトルと「初恋」というサブタイトルがとっても意味を持った結末でした。

「17」歳で「生徒」と「教師」ではすれ違うばかりでままならなかった二人の関係ですが、三島は長く長く思い続けてきた「初恋」にようやく決着をつけて、有岡が18歳になり、そして卒業して生徒でなくなったことで、ようやく自分の有岡への気持ちを認めて、自分の中の有岡への恋心を開放します。
有岡は、よくこんな面倒くさい、うじうじしたオッさん好きになったなと思ったりもしますが、そこが初恋の理不尽さというか、この面倒くさい受けが木下作品の醍醐味だと思うので、成るべくして一緒になれてよかったのでしょうね。

2

この作品が収納されている本棚

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