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思っていたものとは違っていて、真面目なふたりにじんわりするシーンが多かったです。
読み進めるうちにどんどん魅力げ増してゆくキャラでした。
序盤はブランド店に務めるいけ好かない弦巻が教育係を任されたまたホストで新人の瀬田に酔ってしまったせいで自ら誘って突っ込まれて後悔するのが、我ながらちょっと意地悪だなぁと思いながらも小気味良かったです(笑)
有名人の顧客と、それ以上の関係であることを匂わせた弦巻に感情的になってしまう瀬田ですが、サラッと彼の口から語られた壮絶な過去が痛々しすぎて胸が痛くなりました。
瀬田の危うさの正体を知った弦巻はまた彼の熱を受け入れるのですが、その後に弦巻自身の過去も描かれていて、そちらも切ないものでした。
大切な顧客で自分を「恩」と名前で呼ぶ小説家の奥沢に抱かれても心とカラダが今までとは違う感覚に変わってしまっていた弦巻。
そんな彼の変化に気づいた奥沢の態度と言葉は本当に大人の男性のものでした。
ゲイである自分がノンケの瀬田に逡巡しながらも向き合おうとしていた矢先、希望していた人事でイタリアでの仕事を打診されます。
素直になったふたりはまた肌を重ねるのですが…。
イタリアに渡り、瀬田にメールも送れずにいた弦巻は彼が退職したことを知り落ち込むのですが、思わぬ形で瀬田との再会を果たします。
その姿がカッコよくて悶絶しました(^^)
巻末の描き下ろしはその後のふたり。
弦巻のいやらしい場所についているピアスが気になる瀬田が可愛いです。
同日発売の「Less Than Perfect」よりはこちらの方が好みでした。
最初は瀬田の長髪に違和感がありましたが、段々とカッコ良くなって行きました。
弦巻もどんな嫌な性格なのかと思ってたら、普通に良い人でした。
ただ凄い場所にピアスがあるのは瀬田じゃなくても気になりました。服に引っかかって痛く無いのかと。エッチの最中にも邪魔じゃないのかと。
弦巻が小説家とのセックスするシーンはありましたが、元々はそちらが好きで後から瀬田が現れたのだから必要だったのだと思いました。
瀬田の過去は悲しかったけど弦巻という恋人とやりたい事を見つけられて良かったです。
もっとモデルで活躍する瀬田が見たいので続編読みたいです。
初読み作家様
ちるちるの「答えて姐さん」内で他ユーザー様のおススメから知り、気になったこちらの作品を早速購入♪
スタイリッシュな表紙と色気のある2人!
そして前情報で得た、受けのあらぬ所にピアスあり!(あらぬ所はなかなか刺激的だし、ちゃんと描写もガッツリ!)
などから、しっとりヒリヒリエロス系かな?なんて想像しておりました。
が、内容としては読みやすく、何か裏読みしたり、憶測したり、考察したりせずとも理解しやすいBLストーリーでした。
美麗なイラストと好みのCPを存分に堪能出来ました♪
美人さん、黒髪長髪さんが大好きなのでツボでした♡
※ちょっぴり2人のバックグラウンド設定は重いけどまぁ、設定背景ではあるっちゃあるので。。。
なので作品としては安定した作品だった!とは思います。(初読み作家様なのに偉そうな意見で申し訳ねぇ、、、。)
でも!敢えてレビューをした理由があるのです!!
それはこの作者様に感じる親近感が高かったから!です!
内容とダイレクトに関係ないのですが、、、勝手に作者様に親近感を持った余談を・・・
余談1
舞台がアパレル、との事ですが作者さま、ご経験者ですかね?
結構リアルで、私も経験者なので販売のスキルとか(接客ではお連れ様を抑えておくとか、客じゃなくお客様って裏でも言う、とか!)MD、AMとかの用語含めてめちゃくちゃ馴染み深かったです。
アパレル舞台多いですが、かなり販売としてお仕事されてたんじゃないかな?と・・・
余談2
世〇谷近辺に関わりが・・・?
キャラ名、瀬田・弦巻・鎌田・奥沢・宮坂・若林・宇名根etc、、、めっちゃ世〇谷の地名~~~笑(しかもマイナー寄りじゃんw)
なんかこれ、既視感、、、!
(瀬田の住んでる所は荻窪、他作品では高円寺が舞台のようだから杉並区なんだけど、、、)
246繋がりか・・・???
何かこの2点がめっちゃひっかかって勝手に親近感を覚えちゃったのでレビューを書いて今後も応援したいなーーー!って思いました☆
世〇谷、地元だったり知ってるよって方、気になったら読んでみて欲しいです♪
(地元、懐かしい・・・!)
親近感ポイント(?)で萌よりでの萌2で!
さて!一緒に他作品も買いましたのでそちらも読むのが楽しみ~!!
最後の最後にホントどうでもいい話ですが、、、
親近感と近親感、、、
危うく間違いそうになる下品な自分が恥ずかしい(〃ノωノ)
イタリアブランドのショップが舞台のお話です。
絵がお上手なので、登場人物がちゃんとブランドショップ店員さんに見えて安心できます。
でも、私生活はどうだろう?
まあフィクションだし、BLだから、この展開はアリだと思います。
年上ビッチ受けは好きな設定ですし、弦巻のツンデレ具合もなかなか好ましい。
欲を言えば、奥沢先生のお話を掘り下げたものを読みたかったような、どっかて読んだことがあったかもしれないような、、、?
ともあれ、夢見がちなハッピーエンドをお望みの方におススメ。
セルフツッコミ
私の年上ビッチ受け好きの原点は鳥人ヒロミ先生の「饒舌な試着室」
激おススメです。
マーチャンダイザーとは商品の開発から販売戦略までを一貫して行う仕事だそうで
耳馴染みがなかったので調べてみて初めてそういうものがあることを知りました。
世界一有名なハイブランドの販売員をしている、というだけでもすごいのに弦巻がどこか冷めているのは
熱い向上心の裏返しなんだなとわかると彼への印象もまた変わりました。
瀬田はハーフでイケメンで元ホストというチャラ要素てんこ盛りですが
真面目で嫌なところもクセもなく、すごく良い子。
でも時折見せる影のある表情があんなにツラくて重い過去に繋がっているとは思わなかったので、すごく切なくなりました。
想いが通じ合ってすぐに離れることになってしまったふたりの夢のような再会の場面は最高でした。
ランウェイを歩く瀬田の凛とした表情、痺れた〜!
弦巻のピアスにはちょっと驚きましたが(笑)
甘くて幸せなラストになってくれて良かったです。