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過保護な親バカ社長×血の繋がらない息子の、溺愛家庭内ラブ!
こちら、超甘々な義理の親子ものになります。
ちょっとした試練はあれど、もう終始激甘。
ついでに「親子」としての背徳感だったり、罪悪感なんかもほんの1ミリ程度しかございません。
じゃあ義理の親子にする必要無いんじゃない?と思われるでしょうが、(個人的には)義理の父親が受けを甘やかしまくって溺愛すると言うのが、もう理屈じゃなく萌えちゃうんですよ。
過保護な攻めにこれでもかと大切にされ、とってもいい子に育った受けと言うのがツボなんですよ。
だって、可愛いから!!
そんなワケで、とても楽しく読めました。
内容ですが、会社社長で義理の父親・西園寺×大学生になったばかりの息子・七瀬による、義理の親子ものです。激甘です。
幼い頃に母親を亡くして、義理の父親である西園寺に過保護に育てられた七瀬。
西園寺の事が大好きで、一緒に居られるだけで幸せなのに、最近は過剰なスキンシップに何故か落ち着かなくて、困ってしまう毎日なんですね。
そんなある日、バイト先に自分の実の父親だと名乗る男が現れー・・・というものです。
まずこちら、個人的に一番萌えまくった部分ですが、やっぱり攻めの溺愛パートだったりします。
そもそも父親である西園寺ですが、実は七瀬の母親とは男女の関係に無かったんですね。
幼馴染みで姉のような存在と言うか。
で、七瀬の出生に関わってくるのですが、とある事情で交流が途切れてしまった後、幼い七瀬を一人育てる母親と再会。
そこで、二人を守ろうと、結婚をしたと言うのが経緯だったりします。
いや、ここがわりと重要と言うか、母親を過去に愛していて、今度は息子ってなるとなんか嫌だなぁと思っちゃうので。
で、その母親が亡くなってからは、血の繋がらない二人で懸命に生きて来たー。
いや、懸命と言っても、西園寺は会社社長でセレブだし、それこそ伯父のようにサポートしてくれる西園寺の部下も居たりして、生活としては裕福なんですよ。
ただ、愛する人(母親)を同時に失った二人なので、共に支えあい一緒に悲しみを乗り越えみたいな。
と、そんな密着親子である二人。
もう、西園寺の過保護っぷりが凄いんですよね。
朝食を作ればトーストにバターまで塗ってやり、七瀬がバイトをしたいと言えば、自社ビル内のカフェを紹介する。
ちなみに、バイト先まで一緒の車で向かい、「親としてきちんと挨拶しないと」とか言いつつ店長にご挨拶。
また、「ナナのオムライスが食べたい」と晩御飯をリクエストして、部下がご相伴に預かろうとすれば「予定があるんじゃなかったかな?」と追い払おうとする。
この部下が七瀬の伯父みたいな存在でして、西園寺に遠慮無いツッコミを入れてたりするのも面白くてですね。
「ナナの料理を久能に食べさせるなんて・・・」と西園寺がブツブツ言えば、「心の狭い親父だな」みたいな。
ここから、ひたすら甘く、またスキンシップが過剰になってきた西園寺にドギマギしてしまい、自身の気持ちの変化に戸惑う七瀬。
そんな中、実の父親を名乗る男が現れー・・・と続きます。
これ、西園寺の実家のお家騒動が絡んでと、なかなか複雑な事情があったりするんですよね。
自分の存在が西園寺の幸せの足枷になってるのではと、七瀬が悩んだりして。
まぁただ、しつこいですが西園寺は七瀬を溺愛。
なので、読者としてはそれほどハラハラせずに、安心して見守れちゃうんですけど。
だって、この件で自分の気持ちを打ち明けた西園寺はですね、もう遠慮無しですし。
「全力で口説くから、私の本気を分かってほしい」みたいな。
と、ひたすら甘くて可愛くてと好みの作品なんですけど、ちょい引っ掛かる部分もあったりします。
親戚一同の前で、自分の決意を伝える為に西園寺が七瀬にキスするんですよね。
そういうのは、気持ちを伝えてからにした方がいいんじゃないかなぁと。
あと、西園寺を跡継ぎとして、どうしても取り戻したい実家。
あれだけ七瀬を邪魔もの扱いしてたクセに、いきなり今度は七瀬自身を跡継ぎに据えようとするのは不自然な気がする。
あと、ここまですごく七瀬を大切にしてきた西園寺。
思いを告げたとたん、「(ホテルの)部屋を取ってある」は急展開過ぎるよ。
まぁ、これは気持ちが抑えきれなくて暴走しちゃったって事で、いいっちゃいいんですけど。
と、ちょっぴり気になる部分はありつつも、ひたすら甘くて可愛くてと、個人的にはツボ作品でした。
今回は若くして会社を経営する敏腕社長と
母の再婚で彼の養子となった大学生のお話です。
受様の実父の存在を絡めながら2人が親子から恋人になるまでと
ラブラブな後日談を収録。
受様は小学校に入学する少し前まで母と2人で慎ましく暮らしてますが
母親が若くてカッコイイ男性と結婚し、受様にもパパができます。
このパパが今回の攻様ですね♪
攻様は海外の有名大学在学中に会社を興した優秀な経営者でありながらも
子煩悩な人で受様は愛情面でも経済面でも豊かな生活を送っています。
受様は自分を可愛がってくれる攻様を受様は実父だと思って過ごしますが
結婚から2年で病に侵された母親から亡くなる直前に攻様は本当の父親でない
と告げられます。
母親の葬儀を終えた受様は否定して欲しくて攻様に真偽を問うのですが
攻様は1枚の写真を見せながら実の父親ではないと教えてくれます。
攻様にとって受様と同じくらい母親が大切だったのだと知った受様は
以降も攻様と親子として暮らしてきますが、高校卒業を控えた受様は
このまま攻様の傍にいては攻様が再婚もできないと自立を決意します。
その第一歩として大学に合格した日、攻様にバイトをしたいと話します。
攻様は最初は難色を示したもののいざ受様がバイトを探そうとしたら
攻様の自社ビルの1階のカフェのアルバイトを紹介されてしまうのです。
受様は自分で探したいと言いますが攻様に「近くにいて欲しい」と懇願され
攻様の秘書にも「会社の平穏のために」と頭を下げられては断れません。
攻様はバイト初日は受様の保護者として同伴して挨拶したり、いろいろと
過保護な心配をされつつも受様はカフェスタッフとの関係も良好で
楽しく働いていました。
そんなある日、初めてカフェにやって来た男性客に声を掛けられてます。
どこか攻様に似た雰囲気を放つ客に妙な既視感を覚えた受様はその夜
攻様の彼のことを話します。
攻様は何でもないことのように関心を示しませんでしたが、その男性客は
攻様の従兄弟であり受様の実の父親でもあったのです。
そして受様の実父の背後には攻様を巡る駆け引きが絡んでいて!?
義理の親子として仲良く暮らす2人に攻様の跡取り問題が絡まって
スッタモンダするラブコメディです♪
とってもChi-co先生らしいかなりぶっ飛んだお話でした (^○^)v
攻様は大企業の御曹司で受様の祖父母が住込の使用人だった事から
2人は幼馴染として姉弟のように育ちます。
しかし選民意識の強い両親により彼女の一家は別の勤め先へと追いやられ
2人の交流は断たれてしまうのです。後に再会した彼女は一児の母であり
両親の反対を押切り勘当された攻様は彼女と結婚し受様を養子にします。
攻様は受様の母親に情は持っていても女性としての愛を感じた事はなく
彼女の死後は愛らしい受様を大切に育てる事だけが楽しみでした。
しかしいつしか青年になっていた受様は義理である親子関係から
徐々に距離を置かれるようになった時攻様は受様を誰にも渡したくない!!
と思ってしまったのですよ~ (^m^)
攻様が徐々に2人の関係を恋愛方向にシフトチェンジしようとしていた時に
攻様を後継者にしようとする両親が邪魔者である受様を排除すべく
受様の実父を接触させてくるのです。
攻様にとっては受様が一番!!なのですが攻様の過去と実家の事を知り
受様はちょっとグルグルです。
攻様も受様を手放さないために実家関係の対策には余念がない(はず)なのに
受様に手を出しながらけっこうワタワタしてるのが可笑しい♪
攻様が受様に対してあまりにもデロ甘でそれが目に余り過ぎますが
攻様の実家関係を背景に攻様と受様の母親、受様の実父、その妻など
複雑な関係性を描きながらも各自の思惑がしっかり絡まっていて
2人が親子から恋人になるまでとっても楽しく読めました。
攻様の秘書さんと受様の実父の奥さんがナイスキャラでした♡
できたらChi-co先生のリリ文庫のシリーズ続編が読みたいですぅ(ToT)/
今回は策士な溺愛攻で宮緒葵さん『狂犬ドルチェ』はどうかな!?
こちらも出生の秘密とお家騒動が絡みです。
いや、そんな⁈ どんな目で息子の成長見てたの⁈ っていう前提がどうしても頭をチラついて離れない。
ちゃーんと後半には描かれてはいるのだ。「ソレ」は、その「感情」は、ある日突然やって来たのだと‼︎
作者は「あとがき」でも、「包容力のある、大人の男」がいいと書いてはいるけれども。
独占欲もしっかりとあるのがいいとも書いていて。もしかしたら、そのバランスの均衡は結構難しかったのかもしれない。読み手側に結構補足を強いる。このパパは最初っから、まぁまぁヤバい。
狭量だし、ベッタベタと触って来るし。変な、あまーい空気を勝手に醸し出しては七瀬を妙な気分にさせる。デレデレである。
いくら「溺愛執着攻め」が大好物な私でも、この何とも言い難いくすぐったさに、妙な気分になってしまう。何だろうなぁ…。上手く言えないんだけど、ちょっと違う気もするんだよ。
西園寺の言い訳もすごい。というか、作者の言い訳もすごい。
えーと、要約すると。東馬というものすごい名家に生まれた西園寺は、家の言いなりになるのが嫌で。
母方の祖父母の姓を名乗り、家を出て、自身の会社を経営している。
東馬の家の使用人の娘だったという、七瀬の母とは幼馴染。同じく幼馴染だったという、従兄弟の真樹が当時の母の恋人で、七瀬の父に当たるが、周囲の反対で結婚には至らなかった。
母はシングルマザーとなって、ひっそりと七瀬を産み育てていたが、再会した西園寺は幼馴染のよしみで生活の援助を申し出て、表面上の結婚(ここ大事!)をして、共に七瀬を育てたという。
そして、2年後に母は病死している。初めて出来た「パパ」の存在に幼ない七瀬は懐き、その愛らしさに
ノックアウトされた西園寺は、父として、血の繋がらない七瀬を慈しむのだが…。
ノンケで、女性と沢山関係を持ってきたらしい、西園寺は、高校生になって「美しく」成長した七瀬に
唐突に、自身が驚くほどに。熱い劣情を伴って愛するようになる‼︎
うははー。読み手側としては、必死に壮大な言い訳をしている様にしか見えなくて。
その必死さについ、笑ってしまう。
西園寺は七瀬の「義父」。まず、血は繋がってませんし?
その母とは関係を持ってないんですよ?
「劣情」は、七瀬の体が大人になってからです、西園寺はショタではないんですよ?
実の父・真樹は、母が七瀬を身ごもった際、その事実を知らなくて、捨てたとかではないんですよ?
秘書の久能は、西園寺の「真意」に気付いて、そもそも止めたんですよ?
…みたいな。西園寺の言い訳がましさ、作者のその言い訳がましさ。
ゴタゴタと続くその言い訳に、ちょっと「もぅいいよ!」感がもの凄くて。
西園寺は、ジワジワと七瀬を絡め取って行く。嫌がられては元も子もないので、七瀬からキスをしてくれる様になるまで。というか、抱きしめたり、チュッチュしたりをごく自然に感じてもらえる様にと、
常日頃から慣れさせていく。とまぁ、気の遠くなる様な地道な努力(⁈)を重ねて来たのだ。
その恋が成就して、西園寺の「想い」が炸裂して、暴発するまでを思うと、それはちょっと笑ってしまうんだけど。
その甘過ぎる溺愛っぷりは、ひたすらくすぐったいので、本編で確かめてみて欲しい。
大人の男だという、西園寺がただの恋する男っていう、可愛らしさを是非感じてみて。
甘っ甘でした。
御曹司が幼馴染でもあった元使用人の娘が困っているのを見かねてその子供と共に家族として籍に入れ、後に母親の方が亡くなってからも義父としてその子供をかわいがって育て、高校卒業とともに口説き始めて手に入れるまで。
七瀬(受け)は母親が亡くなってからもずっと義父である西園寺(攻め)にかわいがられています。
まだ若く再婚することもできる西園寺を開放しなければと思い、大学入学と共に自立しようとするのですが、西園寺は優しく自立を阻もうとしてきます。
それでも、西園寺の紹介でカフェのバイトをすることになったのですが、そこに七瀬の実父という男・東馬真樹がやってきます。
西園寺は何もなければ4年間かけてゆっくり自分のものにしていくつもりだったようですが、絶縁している西園寺の実家からの横やりが入り、計画を前倒しにすることになります。
両視点で話が進むので、西園寺の事情もよくわかるようになっています。
西園寺は東馬グループの御曹司で、七瀬の母・恵理は西園寺の実家の使用人の娘で幼馴染でした。
七瀬の実父は西園寺の従兄弟の真樹で七瀬の母の恵理と3人は幼馴染だったのです。
別れた後妊娠が発覚したため、真樹は七瀬のことを最近まで知らされていませんでした。
それでも、真樹の両親は七瀬のことを把握しており、不安に思った恵理が西園寺に相談したことで二人を守るために反対する実家と縁を切って籍を入れることになった、というのが西園寺が七瀬の義父になったいきさつでした。
その後、恵理が若くして亡くなり西園寺が一人で七瀬を育てることになります。
西園寺の父は七瀬が大学に入ったのを機に二人を離し、自分の跡を継がせようという思惑で真樹を送り込んできたのでした。
西園寺の実家が後継者が欲しくてちょっかいを出してきた結果、西園寺は七瀬を口説くのを急がなければならなくなったのですが、性急になっただけで西園寺にとっては予定通りで、自分から離れなくさせる計画から、本気モードに口説くという方法にシフトしただけでした。
早々に両親には七瀬をパートナーだと宣言してしまうし、西園寺の暴走もまた楽しかったです。
両親や従兄弟からの横やりが入りますが、二人とも流されることなく自分の気持ちに正直なので、心配したことは何も起こらなかったです。
特に、七瀬。
西園寺のためには自分が離れたほうがいいんじゃないかと勝手にぐるぐる考えて、離れていくというようなよくある展開にはならず、自分が西園寺の傍にいたいという気持ちを優先させることができる図太い神経の持ち主で本当に良かったです。
ただ、西園寺の父と真樹の両方に女遊びが激しかったと暴露されていた西園寺でしたが、それに全く動じず西園寺を信じる七瀬には驚きました。そして、その事に言い訳のひとつもしない西園寺にも驚きでした。せめて七瀬を息子にしてからは女遊びしてないとかだったら尚よかったな。
それにしても、自分の息子はもう矯正できないとあっさりその息子の七瀬を東馬の血族だからokとばかりにターゲットを変えてくるあたり、東馬の家をどう存続させるかしか考えていない西園寺の父親にはびっくりです。
大体、西園寺が自分のパートナーは七瀬だと宣言したのに、七瀬に婚約者をあてがおうとするなんて、なんと斜め上な考え方だろう。
彼らが反省する日はくるのでしょうか。
選民主義な一族の考え方に馴染めなかった西園寺と真樹。
逃げてしまった西園寺と流され続けた真樹と折り合いのつけ方は対照的でしたが、二人が協力したら一族を変えていけるかもしれないですね。
西園寺の友人で秘書の久能。
同じように七瀬をかわいがってくれた第2の父のような存在ですが、とても有能な人のようなので、もうちょっと彼の活躍が見たかったです。
とにかく甘々なので安心して読むことごできました。