特典付き
10年分の恋心を受け止めて 23歳の美青年×38歳ワケあり男の年の差BL、待望の完結巻!
一途な想いを貫き通した湊の粘り勝ち!という感じでしょうか。
万事上手くおさまり、素敵なハッピーエンドだったと思います。
湊と直樹が再会し、会長が当て馬?と思ったら、会長のはただの独占欲でしたね。
湊取られて独りになるのが嫌だ〜という。
ずいぶん思わせぶりだったわね…
湊と直樹もやっと心身共に結ばれ、家族にも祝福されて幸せな気持ちになりました。
妹の渚がいいこと言ってましたね…
「2人は男の人同士で、そのままのお互いが好きなんだよ」
B L全てに言える事ですが、それね!と思いました。
ちょっと2巻はコミカル要素強めでしたね。
面白かったけど、作品のイメージと異なるような気がして少し気になってしまいました。
もっと直樹の気持ちが湊に向かうキッカケとか言動とか、そういうところがみたかったかな…
それでも、総じて良かったと思います。
2人が死期の話をするところなんて、グッときてしまいました。
1巻のラストがあのシーンだったので2巻の章良の動向にドキドキでしたが、
私の予想した展開(感情)とは違ったのでより楽しめちゃいました♪
そして、なにより
1巻の時には「おじさん×少年」感ムンムンだったのに
見事に湊の男らしさと言うか大人のエロさに
「青年×おじさん」モードがキュンキュンでした。
特に湊の実家に泊まった時の湊は・・・♡
章良の切なさにもしんみりムードでしたが
そこはなかなかシリアスモードにさせてくれない湊と直樹(笑)
直樹の「湊がいなくても生きていける」からの流れが本当に好き!
「うんうん!二人が揃うと二人とも楽しそうだもんね!!」ってなりました。
全体的に楽しい作品でしたがラストの海辺のシーンはうるっときちゃいました!!!
前巻から続き待ってました。
itz先生の描くお話が好きで。とっても丁寧に二人の気持ちの変化を描いていて、優しいお話だなと。
偶然の再会からまた湊と直樹の時間が動き出します。
成人式の日会えなかった2人。それには章良が関わっていて、再開後も直樹に成人式の日のことは湊に言わないでと。
章良はずっと湊のそばにいたのに、突然の直樹との再会で、湊が分かりやすく嬉しそうなので、運命のいたずらなのか、ちょっとかわいそうだけど、湊の気持ちはまっすぐ直樹しかみてないので、入り込む余地はないんですよね。
湊をずっと自分のそばに置きたいけど、どんどん離れて行ってしまう。
高校の時からそばにいたのに、たったひと夏一緒に過ごした直樹に湊は惹かれて。だから成人式の日2人が出会わないようにしたんですね。自分の居場所がなくなってしまうと思って。
結局湊と章良の関係は変わらないし、でも湊は直樹のこと好きで。
2人は付き合うことになるんです。
ちょっと最初に出会った時からずいぶん時間がたってしまったけど2人が幸せそうで良かったです。
ようやく再会できた湊と直樹。感動と嬉しさとでわちゃわちゃになっている湊の側で、章良の心はどんどん乱れていってしまうのです。
他の誰かに湊をとられてしまったら自分の居場所がなくなる。そんな考えは学生時代までにしておいてほしかったし、大人になってある程度自由になったら自分のことを見つめ直すことも出来たんじゃないかな?と苦い気持ちに。
そして章良のエピソードに引っ張られて湊と直樹が霞んでしまうのが勿体なさすぎる…。
それによってふたりの関係が変わった部分もあったと思うけれど、素敵な場面がたくさんあったのにそこに浸りきれなかったのはちょっぴり悔しかったです。
両想いになってからのふたりはとても甘くて、気持ちが通って思わず流れる湊の涙も直樹の照れた顔もすごく素敵でした。
章良がかなり主張強めで「ん?」となる部分もあったけど、最終的には良い関係になっていたので良かったのかなと思えました。
ずっと直樹を忘れられないままの湊。
湊の横にいる章良の気持ち。
成人式の日にあった本当のカラクリ。
10年前と変わらない笑顔もあれば、
子供の時とはちがう大人同士の距離感もあり。
10年分の恋心が実りを結びます。
そんなこんなで2巻なのですが、うーん…。
1巻ほど切なさや胸の昂ぶりはなかったかな(ФωФ;)
個人的には1巻の成人式の涙がピークだったかも;
10年かけた割にアッサリだったなという印象でした。
さてさて。
再会出来なかった成人式の日から更に3年。
湊の前に突然直樹が現われました。
湊は喜びを爆発させて、10年分の時を埋めるように直樹にベッタリ。
その横で章良が不穏な影を落とします。
家族の愛に恵まれなかった章良にとって湊は心を掬い上げてくれたヒーローだったのですね。
恋愛的な意味ではなく、湊がいないと生きていけないような執着を持っていました。
成人式に起きたほんのすこしのタイミングのズレ。
章良の手によって再会できなかった湊と直樹。
直樹はそれに気付くけれど章良に口止めされ、湊はなにも知りません。
2人がようやく再会をはたし盛り上がる中、
章良がある行動を起こしてーーーと展開します。
思った以上に章良が食い込んできて直樹の存在の薄さが…;
章良の内面よりも、ずっと過去に縛られてた直樹の変化や
湊に惹かれる過程などを丁寧にみたかったな~というのが率直な感想です。
10年前の湊の言葉に動かされたというのはわかります。
2巻でその部分を深く掘り下げるのかと思ってたんですけど
肝心の部分に触れるのはほんの少しなんですよね(;´Д`)
それ以上の掘り下げがないのなら1巻で綺麗にまとめてしまったほうが印象が良かったかも…。
章良に焦点が当たってしまったせいで本筋がぼやけた気がします。
湊は気持ちがいいキャラクターでしたね~!
夏の青空のようなスッキリして濃いブルーって感じ。
直樹は冬の青空かな。ほんわり柔らかいブルーのイメージ。
湊の明るくて裏表がないさっぱりさが好きです♪
母の変な誤解も解けてホッと一安心。
悪気はなくても1巻の湊は可哀想でしたからね;
父の優しい言葉にはウルッときてとても良かったです。
妹ちゃんが良き応援団になってくれそう…?イイコだ。
2巻の内容は個人的にはハマらなかったんですが
1巻はめちゃくちゃ良かったし、全体を通してみると良き作品だと思います。
ただ2巻の尻窄み感はどどうしても否めないので中立よりの萌え評価で…。