特典付き
このサイトのツイッターで知って、絵が好みだったので購入しました。
海辺の町が舞台で、湊くんの若さと、空と海がキラキラした暑い夏の雰囲気が合っていて、過去の出来事を引きずってる直樹さんの影が引き立って魅力的に感じました。
最初から入りやすく、面白くて、湊くんの告白と、それを受け止められない直樹さんのシーンに涙を誘われつつ、一気に読み終えました。
湊くんのように、自分の周りの小さな世界以外を知っているであろう年上のミステリアスな人に憧れて恋するって割りと経験するんじゃないでしょうか?私も懐かしく甘酸っぱい気持ちになりました。
大人になった湊くんと直樹さんが再会して、おそらく湊くんのことが好きな章良くんと、どう絡んでいくのか、続きが気になります。2巻が出たら是非購入したいと思います。
彼らが一緒に過ごした楽しい夏の日々から、直樹の過去が明かされた後の切ない雰囲気とその先の果たされない約束…
出会いから再会までが1巻にギュッと詰め込まれているけれど、エピソードを追って丁寧に描かれているのでそのひとつひとつをしっかり楽しむことができました。
恋をした湊のキラキラ眩しい感情と悲しい別れから前に進めていない直樹の心がその夏、交わることがなかったのはすごく切なかったけれど。
曖昧でもただひとつの約束を忘れず、その日を待ち続けた場面から直樹への一途な想いが伝わってきました。
会長の敵意剥き出しな表情にふたりがすんなりその再会を喜べないような不穏な雰囲気が漂って、次巻がどんな展開になるか読めないような終わり方になっているのも上手いなと思いました。
表紙のふたりの笑顔がとても印象的で、今回読み返して改めて素敵な作品だなと感じています。
itz先生の作品は本当に切なさがリアルで、最高なんです。なんで早く読まなかったのかと反省しました。出会いは湊が子供の頃で関係が進展するまでに数年かかるんだけど、この湊の成長がいい!すんごく可愛いし美人な顔なんだけど時々ドキッとさせる顔をするのよね。素直なまま大人になってるし愛情表現もまっすぐだし、なんっていい子なんでしょう。過去の後悔とか、子供なりの葛藤とか、果たされなかった約束とか、辛いんだけどちゃんと幸せが待ってるから安心してくださいね!
新刊、期待大で待ってました!
今作もすごく良かったです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
(まだ1巻なのでグッと堪えて抑えめ評価で神寄り)
電子版の表紙がトロピカルで明るいお話なのかな~と思ってたのですが
ジリジリ焼ける夏の海も、
風が吹き付け寂しさ漂う冬の海も、
どちらもしっくりくる海辺の街から始まるお話でした。
itzさんの描かれる切なさがすごく好きで今回も鷲掴みされました!
1巻は伏線もありつつプロローグ的な展開なので今から2巻が楽しみで仕方ない。
【美少年攻め×ヒゲのおじさん受け】というのも期待の1つ♪
来春まで首を長くして待ってますv
さて。
長い年月をかけた恋のお話。
湊が15歳・直樹が29歳の出会いから始まり、
2009年~2015年~2018年と時間軸が移動していきます。
湊は民宿の息子で、直樹はそこのワケアリ客。
湊は直樹に懐き、海や花火など一夏を楽しく過ごし…。
次第に惹かれ恋をする湊でしたが
直樹はというと湊を通して”別の誰か”との思い出をなぞっていたようでーと展開します。
切なさもありますが、
基本キャラクターは明るくコミカルにポンポン会話が弾みます。
湊の若さ溢れる真っ直ぐさが良いです。
裏表も駆け引きもなく、ただ、自分の感情に素直で見てて気持ちいい。
対して直樹はというと…。
その点は酸いも甘いも経験してきた大人だなと感じました。
直樹には悔やむ過去があります。
好きだと言ってくれた親友に好きだと伝えられなかった。
悔やんでも悔やんでも一生伝えられない相手。
何年経っても心はそこから動けません。
そんな後悔とともに思い出の詰まる海で出会った湊。
今を生きる湊のストレートな言葉は突き刺さるものありました。
過去に縛られる直樹を見て、湊は『未来』の約束をします。
約束の日まで、約束の日が過ぎても、ずっとずっと直樹を想い続けて…。
静かに涙を流す湊に胸が締め付けられました。
普段が明るいキャラクターだけに、傷ついた時の静かさに引き込まれます。
で、湊に寄り添う友人・章良の存在がなかなか掴めない。
湊に対する執着が見え隠れしているけれど、湊自身は気づいていません。
もしや約束の日に妨害入れたのでは…?と窺ってしまう( ;´Д`)
次巻へ繋がる豹変ぶりもゾクっとしました;
どうなっちゃうんでしょうか…?
読み終えると『リバイバルブルー』のタイトルがジワっと沁みます。
取り戻したい青春。
やり直したい青春。
これから始まる青春。
2018年、
大人になった湊と直樹がどんなリバイバルブルーを送るのか。
続刊がとても楽しみです!(﹡´◡`﹡ )
絵も綺麗だし、設定もとてもリアルで好きでした。
特に出てくるキャラ全てが自然でした。主人公の中学三年生の湊くん。ゲイの美少年が夏休みに泊まりに来た都会からのお客さんである年上のお兄さんに憧れます。子供らしくがんがん好きになって気持ちを隠さず積極的にアプローチしたり、漠然とした約束をしたり、そのくせ身近にいる友達の思惑に気づかないと言うキャラが中学生らしくてリアルでした。
そして、もう一人の主役、泊まり客の直樹。昔の事故のことをいまだに引きずって、後悔しつつ、その昔の友達に似た湊にひかれていく大人です。でも、彼は昔も今も相手の気持ちには応えられないと返事をします。子供だからと言う理由でフラレたと湊は思うようですが、そう言うしかない直樹は常識のある大人だなと思いました。なにしろ、湊とは一回り以上違います。湊がゲイだとか、相手が男だとか言うことに驚いたり拒絶する前に、相手がまだ子供だと言うことに大人として接してあげられる直樹がやはりいいですね。
そして、第三の人物、会長。約束の成人式の日に湊の家にかかってきた電話をとったのは会長ですよね。彼は前半はずっと大人しめに湊の事を見守ってきたように見えますが、後半から少しずつ本性が見えてきています。最終的に湊の家の前で直樹に会ったときの会長の顔!怖いですねー。続きが気になりますねー。
itzさんらしいストーリー重視のじわじわ来る作品です。