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表題作淫らな結婚アドバイス

志藤・28歳・結婚相談所相談員
如月深春・26歳・製薬会社研究員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大手製薬会社に勤務する深春は、母親の強引な勧めにより結婚相談所に会員登録させられてしまった。仕方なく相談所に行った深春は、男性会員にとっては嫌味でしかない男前・志籐が担当者だと紹介される。最初は志籐の美貌と強引な性格に引いていた深春だが、彼の仕事熱心さに心を開いていく。ところが、結婚相談どころか深春を嫁にする気満々の志籐の思惑に気づかない深春は、強引にセックスというスペシャル診断までされてしまった。(ブックデータベースより)

作品情報

作品名
淫らな結婚アドバイス
著者
牧山とも 
イラスト
隆巳ジロ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829654040
3

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ロックオンされた哀れな受けさま

「淫らな結婚カウンセリング」の関連作になりますね。
今回のカップルは前作とは反対に攻め様がカウンセリング担当
受け様は母親からのごり押しで渋々申し込みにきた製薬会社の
研究員です。
研究が大好きで恋愛よりもバクテリアなんて言ってる受け様。
ちょっぴりワーカーホリックな人見知りな受け様は
自分の美形な容姿に無頓着、と言うより気が付いていないし
まるっきりモテた事が無いって思ってる無自覚天然さんです。
ホントは高根の花状態で見られているのですよね。
そして攻め様はもちろん誰もが納得するほどの男らしい外見の
スペシャルイケメンです。
ただし、生粋のゲイで結婚紹介所に勤めているのは好みの
男嫁を探す為なんですよね。
でも好み以外には食指が動かないのでカウンセリングとしての
成功率はダントツだったりするのです。
そして受け様が偶然痴漢に遭遇する現場にいて、撃退する姿に
興味を覚え、偶然自分の顧客と知り、そして好みど真ん中!
それからはいかに受け様をモノにするか全力アタックです。
受け様は親切で優しく親身になってくれる攻め様を友人認識で
好意を持ちますが、攻め様は徐々に手なずけるべく策を講じる。
攻め様の本性を知らない受け様はまさに狼の巣に入り込んだ
子羊状態なんです。
でもこの子羊さんはかなり口も悪いので暴言吐きまくりですが
それさえ可愛いと攻め様メロメロの電波系なんです。
会話が成立しない&都合が良いように解釈&行動な攻め様。
前半は流されている感がありますが、スキンシップやキスされ
それに嫌悪感が出ないことからも受け様無自覚で好きになってる。
攻め様に言われても違うと言い張りますが、後半は可愛い嫉妬
する姿もあったりと相思相愛なんですよね。
溺れる程鬱陶しい愛情ですが研究一筋の受け様には
絶好の相手なのかも知れませんね。
手取り足取り全てのお世話を毎日しそうな攻め様~
1度この手の攻め様にハマると抜け出せないかも(笑)

0

人の話聞かない攻…

深春[受]は根っからの研究オタクで身なりも無頓着で研究させ続けられていれば幸せという男。
母親がそんな息子を心配して無理矢理、結婚相談所に入会させちゃうんですがそこで出会ったのが相談員の志藤[攻]
志藤は実はゲイなのですが仕事は出来る結婚相談員でもあります。
しかし気に入ったタイプが入会して来るとちょっかいをかけるという悪癖も持っています。
さえない黒縁眼鏡で前髪もっさーしてますがその隠された可愛らしさを志藤は一発で見抜き、獲物を狙う獣の様に慎重に慎重に近付いて行くのです。
しかし怒ってみせはするものの本気で止めない志藤の上司はそれでいいのか、結婚相談所って相談員と入会者のそういった関係は男女関わらず御法度だと思うんですがどうなのか。
指導やアドバイスと称して志藤は深春を引っ張り回しセクハラしまくります。
天然な深春にも問題があるんですが、何より志藤が他人の話を全く聞きゃしねえったらないです、似合わないからと深春の眼鏡を取り上げてしまいふらつく彼が己にしがみついたりするのを良しとしてますが、あのなー、普段目が悪い人間が眼鏡取られるとストレスたまるんだぞ!
下手したら転んで怪我するんだぞ!せめて似合うフレームの眼鏡作るとかコンタクトにしてやるとかしろよ!!!
深春これ位言ってやれーと思うんですが、わたわたするばかりで煮え切らないわ、志藤は話を聞かないわ。
…………なんかこれはこれでいいカップルな気がしてきました。呆れて、ですが。
深春は志藤を好きになったとういより上手く丸め込まれちゃった気もするうんですが、志藤はまだ都合良いとこだけ聞いて強引に引っ張ってくんだと思います。

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