特典ペーパー付
「ご主人様は王子がお好き」のスピンオフで、あちらの当て馬役が本作の受けです。
↑を未履修でも無問題ですが、読まれた方がより深く理解できます。
幼馴染でDK同士の「ワンコ攻めx不憫受け」。
吉尾さんはせつない表情が絶妙に上手い。
特に悲しい笑みというか、あの表情じゃなければこんなにこのシーンで読み手の心が締め付けられることはなかっただろうな、という、そんな表情。
だからたとえ内容や設定が好みじゃなくても、読むのをやめられない作家さんです。
読む前は前作(スピンオフ元)の役柄のせいもあって受けにあまり好感が持てなかったため、そもそもがマイナススタートでした。
彼の置かれた状況や家庭環境もかなり現実味がなく(ていうか普通なら親が逮捕されるレベル)、しかも受け攻め2人の性格がどうもつかみどころがなくてなかなか2人を好きになれなかったんです。
でも人の温かみを知らない受けが意外と人間らしい言動をしたり、攻めの言葉遣いが意外と可愛かったり、1回読んだだけじゃ分からなかった細かい性格設定などが見えてきて、だんだんとキャラそのものも好きになれました。
攻めとその弟の名前も武士っぽくて良い。
てか1巻最後のページー!激萌え!
1・2巻に同時収録された短編「初恋グリッター」は同じく幼馴染でDK同士。
だが!受け攻めにビックリ!( ゚Д゚)そっちかー!
しかも受けの肌にうすーくトーン入ってるんですよ。
スポーツで軽く日焼けした黒髪短髪受け、しかも三白眼で身長189cm!というのが良かったです。
攻めも小柄でめちゃくちゃ可愛いのにちゃんと男の子。
逆体格差がお好きな方、この短編はめちゃくちゃオススメなので、お気に召したらぜひ2巻の続編もどうぞ。
しかも修正甘いですね!これ大丈夫?!(意訳=ありがとう)
大好きな吉尾先生の作品ですが、正直胸クソ悪悪悪悪でした。ストーリー全体として、この1巻が何割ほどのものか分からないけど、一応重要な描写だろうなと我慢して読みました。
父親の会社の取引先のヤツらに身体を弄ばれる設定はだいぶ重すぎました。父親…血の繋がりはないからか鬼畜。顔出しもしないで卑怯だぞ。ぶん殴りたい。
一条を誰も助けてくれないし、あームカつくったら。学校にも執着するヤツいるし、家はもちろん落ち着けないしで、八方塞がりの一条が不憫過ぎます!
そんな中、財前が現れて一条を救い出しにかかります。痛いの見たくないから、嬉しい展開でした。あーでも、京極とか言うヤツがねちっこそうだから、あとあと何かしてきそう…モブ顔じゃなかったし。
財前のお陰で希望の光が見えてきたので、2巻以降期待します!(^ ^)
読み返し。
『ご主人様は王子がお好き』のスピンオフ作品です。
『ご主人様は王子がお好き』では当て馬的ポジションだった飛鳥ですが、
この作品で飛鳥の過去、現在を知るととても胸が痛くなりました。
アキラ先輩の作品の中で一番シリアスで
一番可哀想な子なんじゃないかな…と。
本人は色々諦めてしまっているので
自分が可哀想かどうかもわかってないのですが
私の目にはとても不憫に写りました。
それはきっと政宗にも同じように写ってるんですよね。
だから飛鳥を傷つけてしまう方法だけど
その方法で飛鳥を一条から救い出したんですよね。
政宗は恐らくもう飛鳥に惹かれていますが
飛鳥の気持ちはどこにあるのかわかりません。
そもそも恋愛感情を知ってるのかすら危ういです。
いつか飛鳥が本当の意味で救われることを願って
追いかけていきたい作品です。
まるっと一冊表題作かな?と思ったら、ページ数の兼ね合いなのか後半は別の作品でした。続くようなので、あれ、という感じはあった。
最近うきうきするような恋のテイストから少し離れている作者先生。
今回は、まさに白雪姫の設定。いじわるな父(実父)から体での接待を強要されている主人公。
しかし唯一焦がれている幼なじみ(王子)に再会し、救い出される。。
攻めも受けもかなり富豪のよう。しかし、不遇な受けを見受けする攻めということで、王子様に救われるお話でした。
ふたりの恋が始まったばかりのところで第二巻に続くようです。