喪服の花嫁

mofuku no hanayome

喪服の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×221
  • 萌16
  • 中立5
  • しゅみじゃない5

101

レビュー数
13
得点
237
評価数
67
平均
3.7 / 5
神率
29.9%
著者
芽玖いろは 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784396784874

あらすじ

ワケあり寡黙年上ドライバー×義父に支配される大学生
秘密と傷を抱えた者同士の
<光と救済>

「セックスなんて、
奪われるだけの行為だと思ってた」

雪刀が男に出逢ったのは、
義父の命令で、性接待を終えた夜だった。

射抜くような瞳に、精悍な面差し。
その男ーータクシードライバーの後藤は、
義父と雪刀の異常な関係に苦言を呈してくれた
初めての「大人」だった。

雪刀の心も身体も搾取することなく、
ひとりの人間として、対等に接してくれる。
そんな後藤へ気持ちを募らせていく雪刀は、
震えるように想いを告げるが―――。

「好きになっても、いい」
「いいよ。けど――…」

表題作喪服の花嫁

後藤治樹,訳ありタクシードライバー
桐生雪刀,義父に支配される大学生,21歳

その他の収録作品

  • bonus truck(描き下ろし)
  • あとがき漫画

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数13

上下巻にしてほしかった!!

「喪服の花嫁」
英語だと「Mourning and new departure.」とあります。
歩き出すために葬り去る、綺麗事だけじゃない新たな人生出発の物語。
これを「喪服の花嫁」と表現する。
なかなかに文学的な残酷かつ美しさではないですか。
最後のシーンはめちゃくちゃグッときました。

どちらかというとこれまでは【萌え】の視点で読んできた芽玖いろは作品でしたが、今回は頭の切り替えを余儀なくされるお話だったなぁと思います。
惜しむらくはなんで1冊でまとめちゃったか。
最近のオンブルー作品は上下巻構成で出されるものも多いのに、そこが残念でなりません。
4話目までは徐々に明かされていく展開にグイグイ引き込まれます。
だけどそこからをたった1話で片付けるなんて、いくらなんでもページが足りてなさすぎると思います……!><
テーマだけなら「神」を付けたいとても好みのお話だっただけに、どうしても読み物としての読み足りなさが読後に残ってしまうのがもったいなくて仕方ないです。

【電子】シーモア版:修正○、カバー下なし、裏表紙×、紙・電子共通特典ペーパー(1p)付き

0

このタイトル気になりませんか?

表紙もタイトルも気になりすぎるでしょう!
内容は、闇属性×文学×現状打破BLでした。
on BLUE連載なだけあって、結構インモラルヘビーな内容もあります。メッセアプリの嫌がらせ内容なんかはなかなか手が込んでますね。
が、あとがきで作者さんがおっしゃられている通り、全体で見ればまろやかと言えばまろやか。
理由は受も攻も本当は良い子だから。

受の雪刀くん、最初こそ性接待しているおっさんにはにこやかな表情の裏で悪態をついていましたが、後藤さんやカフェのマスターなどちゃんとした扱いをしてくれる人にはちゃんと素直。
環境と諦めが生んだ澱みであって、性格自体が歪んでいるわけではないのです。

攻の後藤さんは、過去を背負ってはいますが、かなり常識的で優しい人です。大体言っていることはごもっとも。あと、タクシーで雪刀の危険時に駆けつけてくるところはドラマティックで男気も感じますね。

一方義父のヤバさはその対極に位置しており、登場する度に中々のホラー級です。お顔のトーン率が半端ない。こちらは呼んでいないのに雪刀の元に駆けつけちゃいます。

で、最も盛り上がるのが最終章の盛り盛り衝撃展開。
先生の過去、怒涛の初エッチ、父の焼死、そしてマンガと同タイトルとなる小説「喪服の花嫁」が文芸新人賞を受賞するという目まぐるしさの中、気づくとカタルシスエンドを迎えておりました。

最後に読者に気付かせる、表に出せないリアル(コミック内容)とフィクション(作中の受賞小説)のリンクが何とも粋ですね。

ちなみに後藤さん、昼休憩に小説誌読むとは渋いなあと思っていたら、現国の先生と出てきてこれも最終章で納得。実にそれっぽいです。

全体としては、雪刀くんが後藤さんとの出会いのタイミングで現状を打破し、本当にやりたいこと、在りたい場所、伝えたいことを選び取った結果の手つなぎエンドだったんだなーというところで納得。内容に重さがある分ラストにじわっと甘味が増しており、これこそがまろやかさかな?と思えたちょっと大人のBLでした。

1

最高な設定、最高な絵柄、だからこそもう一声ほしい。

芽玖さんは作家買いする作家さまなのですが、なぜか買い逃していて、やっと購入。

表紙が美しすぎる!
もともと芽玖さんは退廃的な美しさを秘めた絵柄を描かれる作家さまですが、その本領発揮ともいえる美しいイラスト。そこに、このタイトル。

病んでそうだ…。
と思いつつ手に取りました。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

母親に捨てられ、母の再婚相手である養父と暮らしている雪刀。
養父は著名な作家だが、最近は身体を病んでいる。
養父の命令で枕営業をさせられている雪刀だが、雪刀は養父を捨てることができずいつも彼の命令を聞き続けている。

が、精神的には限界を迎えつついたある日、彼は一人のタクシードライバーと出会う―。

設定はかなりツボ。
血の繋がりこそないものの、父と息子という関係でありながら、お互いに共存しあい、かつ体の関係もある。養父のために自分を犠牲しながら生きている。

が、そこに寡黙ながらも誠実な男性と出会ったことで雪刀は少しずつ自分を取り戻していく。しかし、タクシードライバー・後藤さんにも過去に何やらあったようで…。

このダークでシリアスなストーリーに、芽玖さんの描かれる絵柄がぴったりとハマり、耽美で、ダークな世界が繰り広げられていきます。

が。

設定、絵柄、キャラ設定。
どれもがドツボであったがゆえに、もう一声ほしい感が半端なかった。

養父は雪刀に執着している。
が、その執着心は、逃げた元妻(雪刀の実母)を雪刀に重ねているだけに過ぎないんだと思うんです。
その辺りの描写が少ないために養父が雪刀に執着している理由が微妙にわかりづらい。

そして、養父の命令で雪刀が性接待をさせられているのか、はたまた雪刀が自分の意志で性接待をしているのか、その辺りもよくわからない。
雪刀とタクシードライバー・後藤さんの間に育っていった恋愛感情も、どこでいつ生まれたのか、すごくあいまいなんです。
さらに言うと雪刀に執着していた数多くいたストーカーたちとはどうなったのか。

これ、1冊にまとめず巻数を増やしてもっとじっくり描き込んでいたらすごい作品になった気がします。

「過去」に囚われもがき、苦しんできた二人の男が、唯一無二の存在を得て未来へと歩き始める。まさに、魂の救済。

良い。
すごく良い。
こういう感想はすごくおこがましいかもしれませんが、だからこそ、あっさり終わってしまったのがすごくもったいない気がしました。

反対に言うと、ドシリアスな作品ですが、痛いのが苦手な方でも楽しめる1冊になっていたかと思います。

評価ですごく悩みました。
良かったし、萌えたし、でももう一声ほしい。
中立でもあり、神でもある。

ということで、合間を取って「萌×2」で。

0

重いような、サラッとしているような…?


あらすじを読んで、「あぁ、シリアス系かぁ…なんか重そうだなぁ…」という印象でしたが、読み終わった感想は意外とサラッとしている重さって感じ。でした。
年上攻×年下受が好きなので、この二人はとても満足です。


でもこのお話は正直、あまり深く考えないで読んだほうがいいのかな?といった感じ。
気になることがたくさん残っています(¨;)
(ただ私が理解力ないだけ?)



以下、思いっきりネタバレになるような感想になってしまいます。














『雪刀が男に出逢ったのは、
義父の命令で、性接待を終えた夜だった。』
って、あらすじであるけど…
お義父さんめっちゃ、お前は俺のものなのに!他の男に触らせてないだろうな!って、雪刀くんを責めてて、あれ?お前が性接待やらせてんじゃなかったの?
これも(矛盾している感じ)、お義父さんの狂喜?

あと、お義父さんの最新作の『パライソ』って本、雪刀くんが書いてたやつだよね?お義父さん、息子の作品盗っちゃったの?

お義父さんの病気って??
飲んでいる薬てっきり、精神的なやつかと思ってたけど、なんだったんだろ?

そして、結局雪刀くんのストーカー問題はどうなったの?

そしてそして、この狂ったお義父さんの終わりかた!想像以上にあっけなかった!
そういう終わりなのね~

お義父さんが途中、「仏壇に線香を…」って、言ってて…なんで急に仏壇??って、思ってたけど…まぁ、なるほど。


と、気になることがたくさんあるけど、雪刀くんの可愛いとこもあって、満足です。また、後藤さんの面倒見たがりなところもとてもよきでした。


0

唯一「ひとりの人間」として接してくれた人

連載当初から気になっていました。喪服を着た花嫁…?それは悲しいの?おめでたいの?どっちなの?なんとも興味を惹かれる作品名です。表紙の雪刀(受)の黒手袋と流し目が超セクシーです。たとえ本屋で初めて見たとしても絶対に表紙買いしていました。

養父の仕事中のすっと伸びた背中が好きで、月島春日喜を尊敬していたから小説家を志すようになった雪刀。今や肉体関係有りの歪な親子になってしまった2人ですが、雪刀が幼い頃ちゃんとした父と息子だった時期もあったのですね…きっとその記憶もあるだろうし、養父しか居場所がないから酷い扱いをされても受け入れるのでしょう。

雪刀に対して哀れな視線を向けず「ひとりの人間」と言ってくれた後藤さん。そんな人を好きにならないルート存在しますか???絶対ない!!!好きだ!!!!序盤でも「あんまり大人をからかわない方がいい」と注意しておいてランチ奢ってくれるしお金貸してくれるし雪刀が匿名で書いてるコラムが楽しみとか言っちゃうし終いには「案外かわいいな」だと!?!心の中で「からかってるのはどっちだよ!!!!」と雪刀とハモりました。たまらん…後藤さんを好きにならないなんて無理です愛してます。私の中では攻めキャラオブザイヤー2019堂々1位です。

0

重たいはずなのに良い意味でライトな作品

作者さん買いです
芽玖先生の描かれる男性が好きです
美しくて、繊細で、どこか影があって儚げで、でも逞しくもある
絵から伝わる印象と表情仕草言葉使いから感じられる人柄との調和がすごく好きです

今回の作品もとても好きです
どちらにも影がある感じ
タクシードライバーって言われてみれば訳ありな感じもするなーと勝手に思いながら読み進めました

雪刀が健気で可愛いかった
時折見せる、表情がすごく色っぽくて
後藤さんが表情からはイマイチ感情が伝わってこないところがすごく二人の関係を丁寧に描かれている作品だと思いました

これからの二人は、慎ましくも幸せな毎日を過ごすんだろうなと思うとジーンときました

0

喪服ってやっぱりそそる

これはとらのあなさんでみてジャケ買いしましたっ!喪服の花嫁というタイトルと決闘でも仕掛けるのかというスーツ姿で手袋をお口で取りはずそうとしているカバー絵に萌えがノンストップで大興奮で購入しました。

主人公の受けちゃんが自分を取り戻す物語でした。タイトルと義父に支配された大学生という設定が、松本清張原作の土曜ワイドドラマのように思えて、背徳感にワクワクしました。わたしは本当は闇の腐女子なのかもしれないと思わされた一冊でもあります。

エッチなシーンは思ったより少ないのでですが、こちらにその先やその前にのことを妄想させるシーンが多くエロ妄想が進み、ひとに想像を掻き立てさせるとこにこと本当のエロスってあるんだなーとも思いました。最後のシーンがとても好きです。タイトルにリンクしてくるし、清々しいライトです。

こちらの番外編アラブパロディが雑誌on Blueさんにのっていまして、これがまた最高です!!薄着に見え隠れするtkb(//∇//)是非両方読むことをお勧めします。

0

一人の人間としてみてくれる大人にキューン♡

尊敬していた小説家の義父に依存され苦しむも
今までの恩を感じ逃げだすこともせずただ耐え続ける雪刀。
タクシードライバーの後藤に惹かれ唯一頼れる大人となり懐くも、
大きく干渉することも無く程よい距離で見守る後藤。

色々な感情に押しつぶされそうになった時、
「文字を打つのが遅いから見るだけ」と事前に話していた後藤に
他愛もないメッセージを送りただ”既読”マークがつくことに
心を落ち着かせる雪刀が切なく可愛かったです!!

ワケアリ風の後藤に「悩む子供の力になろうとして結果救いきれなかった」過去があり、
それによって子供である雪刀を大人として見守る姿は温かくも切なかったです。

義父の幕引きがあっけなくちょっと驚きましたが
今後引きずるかもしれない終わり方にならなかったことを想うと
ベストだったのかなぁと今になれば少しずつ思えてきました。

0

誰にでも 秘密はある

誰にでも秘密があって、偽って生きていて、真実は本人達にしか分からないんだなって感じました。
義父からの執着や異常な性癖を押し付けられながら、真実の愛に飢えていた雪乃。自身の嗜好を隠し、過去に囚われながら生きる後藤さん。人間味溢れるキャラクターに夢中になって読みました。非常に面白かったです!!

何処か影がある後藤さんが、どんな過去を抱えていたかを知った時に、驚いたと同時に、
幸せとは何かを知りながら自ら手放した後悔をずっと負い目に感じたり、"幸せになってはいけない人間なんだ"って自分に罪をかして生きていることに対して、胸がグッと詰まって涙が出ました。
どう生きたか、それがたとえ後悔があったとしても、その事が全て無駄だったとは思って欲しくないし、それが後藤さんを全否定する事になるのは嫌だなって思いました。後藤さんがいてくれたから、雪乃は救われている事を、後藤さんにわかって欲しい。わかってくれたら、それがハピエンなんだって思いました。

執着、過去、後悔、偽り。暗くも感じますが、それは誰にでもある人間の深い部分の感情で、そこが魅力的だなと思える作品でした。それに、暗くない!!生きる光を見つける、ハピエンです!!文句なしの神作品!!

喪服の花嫁、それは、後に雪乃が書く本のタイトルなのですが、自叙伝ではないとの事。
亡き義父への、喪服。
過去に囚われた後藤さんを救済する意味での、喪服。
後藤さんを想い生き、死んだ、教師時代の生徒への、喪服。
わたしには、様々にとらえることが出来ました。


執着する義父が、怖い笑。そこも作品を引き立てていて、私は好きです。

3

やっぱり神で…!

好きな作家さまの新作ということで、ワクワクして読みました。また今回も表紙が素晴らしい!

出だしからエロいし…病んでるっぽいお義父さんコワイ…そして何してても雪乃くんキレイ。タクシードライバーの後藤さんは眼光するどく、どこか影がある感じで…ここは後半で後藤さんの過去が分かると納得です。(後藤さん、個人的にめっちゃ好きです。)

テンポよくストーリーは進み、お義父さんがいよいよ激しく壊れていって…雪乃はとうとう後藤さんの元に逃げるんですが…そこで衝撃の!あっさりお義父さんが…え…、お義父さんもっと怖くなるかと思っていたので…あっさり過ぎてびっくりしました。

三年後に後藤さんと幸せそうなのは良かったです。

先生のあとがきのカーセックスする話も読みたかったな、と思いました(笑)

2

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