喪服の花嫁

mofuku no hanayome

喪服の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×234
  • 萌23
  • 中立5
  • しゅみじゃない6

49

レビュー数
19
得点
365
評価数
99
平均
3.8 / 5
神率
31.3%
著者
芽玖いろは 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784396784874

あらすじ

ワケあり寡黙年上ドライバー×義父に支配される大学生
秘密と傷を抱えた者同士の
<光と救済>

「セックスなんて、
奪われるだけの行為だと思ってた」

雪刀が男に出逢ったのは、
義父の命令で、性接待を終えた夜だった。

射抜くような瞳に、精悍な面差し。
その男ーータクシードライバーの後藤は、
義父と雪刀の異常な関係に苦言を呈してくれた
初めての「大人」だった。

雪刀の心も身体も搾取することなく、
ひとりの人間として、対等に接してくれる。
そんな後藤へ気持ちを募らせていく雪刀は、
震えるように想いを告げるが―――。

「好きになっても、いい」
「いいよ。けど――…」

表題作喪服の花嫁

後藤治樹,訳ありタクシードライバー
桐生雪刀,義父に支配される大学生,21歳

その他の収録作品

  • bonus truck(描き下ろし)
  • あとがき漫画

レビュー投稿数19

大人な攻め、いいね!

とにかく雪刀が不憫。
児童ではないけれど、虐待だよね、義父さんっ!

まあ、それを受け入れ自ら望んでさえいた雪刀もちょっと歪んでる。

そんな彼を救うのが、
さらに重いトラウマ持ちの後藤さんなのですが、
彼もまた、雪刀を救うことで救われているという。

ちょっとラストが簡単すぎる気もしますが、
すっきり雪刀が大人になれたのはよかったねvと。

そしてなにより、
タイトルのインパクトと表紙が素晴らしい。
それだけで買わされた。
それに負けない内容で、評価は「萌×2」!

0

2人幸せになって良かった

相変わらず絵が綺麗で色気があります。

それ故に雪刀の義父が段々と壊れて行く様子に恐怖を感じます。

後藤が抱える過去から来る膜の存在に気がつく雪刀は、とても人の感情に敏感な人でした。
だから理不尽だと思いつつも、義父を支えて来たのだと思います。

後藤と出会った事により、雪刀は自分が疲弊している事に気が付く事が出来ました。

後藤も高校教師を辞めることになった、生徒の死と一区切りつける時期に雪刀と出会えた事は僥倖でした。

その後の2人の様子が充実して幸せそうでした。

0

トラウマ持ち同士

色っぽい表紙どおり、きれいな作家のたまごと、無骨なタクシードライバーのお話。

スランプから精神を病んでしまった作家を父に持つ、雪刀。父は自分に母を重ね、関係を求めてくる。作家である父を、何があっても支えようとする雪刀。有力者への枕すら受け入れている。

でも、本当は疲れ、傷ついている雪刀。そんなとき、寡黙だが自分をしかってくれるタクシードライバー、後藤に会う。お気に入りの喫茶店で本談義に花を咲かせる二人。

後藤が意外に本読みなのも、男子生徒から寄せられた好意が原因で退職した元教師だという設定でなるほどと、だんだんキャラがはっきりしてきます。彼もまたゲイとして社会的に苦労した過去を持つ。

作家としての父を尊敬しながら自己を殺してきた雪刀。恋愛を避けて日々暮らしてきた後藤。二人が出会って、再び自分を取り戻すまでのお話でした。
そうやって振り返ってくると、なかなかお話がよく錬られていました。元々はもっとダークな設定だったようですが、私はこれくらいの方が、雪刀が痛々しすぎずよかった。

2

不幸に囲まれてる

タイトルと、読後に見る表紙が非常に良いですね!

畳み掛けるように全員不幸で、不幸四面楚歌

主役2人のキャラクターはビジュアル含めて大好きです。若いのにタクシードライバーであるところとか、ご都合設定が疑問のままで終わりがちなBL設定ですが、むしろ匂わせていた部分が種明かしパートでキャラクターを補強している。
しかし、ストーリーはというともう少し不幸の分量減らしても…と思ってしまった。不幸展開は大好きなんだけどあまりにも煮詰めすぎて、特に最後まだやるかって感じでした。ああしないと終われないからなのか。
ストーリーの前半の作りが好きだっただけに、終盤畳んで行くところ急速に進んでしまい、もう一声!って気分。
不幸の要素要素は好きです。特に生徒の母親からの手紙の終わり方は最高。一方的かつ完全な救済なんて要らないから、どんどん遺恨残していこう!トラウマ作ってこう!
ラストも、この解釈違うとは思うのですが、雪刀が実行してたら面白いなと思う…あくまで"面白いな"。追記:読み返すと本当にそうなんじゃないかと思えてきた…

カーセックス見たかったです。

※電子書籍ひかり 修正白短冊 薄い
カバー裏下無し
応援書店ペーパー
平和過ぎてびっくり。ある種解釈違いだけれど、安心もする。よかったね2人とも

1

終わり良ければ、、、

サラッと読むと最後はハッピーエンになってよかったねって話なんだけど、そこに至る道筋が結構唐突な感じで微妙な読後感。
そもそも、人間の心は単純な一本道なんかじゃなくて、同時に存在する複数の道から、自分の行く道を、自分で選択する時が来る。
雪刀にとって、その選択の最後の一押しをしてくれたのが、後藤との出会いで、後藤もまた、雪刀を受け入れることで、囚われていた過去から踏み出すことができて、っていう話だと思うけど、
まあ、結末としてはそれはそれでいいとして、そこに至る、雪刀の境遇のヘビーさの元凶である、雪刀の義父の春日喜のことを、最後随分あっさり片付けちゃったなって辺りで微妙な読後感なのかな。

0

義父の呪縛

義父との関係が闇深くてちょっと気持ち悪いんですが、それ含めてクセになりそうな作品でした。
ワケあり攻め×ワケあり受け、好きです。
普通どっちかが相手の太陽になることが多いのですが、双方違った傷を抱えている。どっちも曇り空って感じ。
良いね……。

ただ中身が濃すぎて1巻で終わらすには尺が足りない印象。すごく駆け足でした。


以下、超ネタバレするのでご注意ください。

義父は連れ子である雪刀に亡き妻を馳せ、どんどん異常な執着心を見せてくる。
雪刀は雪刀で、家族以前に尊敬する小説家である義父を拒めない。親子だけどセックスする仲、狂った関係。
自分以外には触らせたくないくせに他人に接待させ、勝手に怒ってお仕置きするちょっとおかしい義父。

そんな変な親子に出会ったタクシードライバーの攻めが、いままで義父にいびつな愛情を注がれ他人には性の道具としか見られてなかった雪刀をはじめて人間扱いしてくれた…という話。

なんですけど、攻めの視点から考えると、雪刀のどこを好きになったのか分からないんですw
殴られて挑発され変な親子に巻き込まれてるだけなので。
そして、攻めは昔教師をやっていて、ゲイである教え子の告白をやんわり拒否したらその子が自殺してしまったというトラウマを持っています。その過去を払拭するのが早い!

義父は火事であっけなく死んだけど、死ななかったらどうなってたんだろう??
このラッキーが起きなかったら雪刀はずっと呪縛され続けたままだったよね…。

そして雪刀をストーカーしてた奴はどうなった?めちゃキモラインしてくるやつがたくさんいたと思うのですが、全員と無事切れたのでしょうか。

なんだか変なところばかり気になってしまう。

でもラストはラブラブだったし、
雪刀の夢がかなって良かったね……!!と思いました。
今までつらかったぶん、攻めにたくさん愛してもらえると良いですね。

2

上下巻にしてほしかった!!

「喪服の花嫁」
英語だと「Mourning and new departure.」とあります。
葬って歩き出す、綺麗事だけじゃない新たな人生出発の物語。
これを「喪服の花嫁」と表現する。
なかなかに文学的な残酷さ、かつ美しさではないですか。
最後のシーンはめちゃくちゃグッときました。

どちらかというとこれまでは【萌え】の視点で読んできた芽玖いろは作品でしたが、今回は頭の切り替えを余儀なくされるお話だったなぁと思います。
惜しむらくはなんで1冊でまとめちゃったか。
最近のオンブルー作品は上下巻構成で出されるものも多いのに、そこが残念でなりません。
4話目までは徐々に明かされていく展開にグイグイ引き込まれます。
だけどそこからをたった1話で片付けるなんて、いくらなんでもページが足りてなさすぎると思います……!><
テーマだけなら「神」を付けたいとても好みのお話だっただけに、どうしても読み物としての読み足りなさが読後に残ってしまうのがもったいなくて仕方ないです。

【電子】シーモア版:修正○、カバー下なし、裏表紙×、紙・電子共通特典ペーパー(1p)付き

2

このタイトル気になりませんか?

表紙もタイトルも気になりすぎるでしょう!
内容は、闇属性×文学×現状打破BLでした。
on BLUE連載なだけあって、結構インモラルヘビーな内容もあります。メッセアプリの嫌がらせ内容なんかはなかなか手が込んでますね。
が、あとがきで作者さんがおっしゃられている通り、全体で見ればまろやかと言えばまろやか。
理由は受も攻も本当は良い子だから。

受の雪刀くん、最初こそ性接待しているおっさんにはにこやかな表情の裏で悪態をついていましたが、後藤さんやカフェのマスターなどちゃんとした扱いをしてくれる人にはちゃんと素直。
環境と諦めが生んだ澱みであって、性格自体が歪んでいるわけではないのです。

攻の後藤さんは、過去を背負ってはいますが、かなり常識的で優しい人です。大体言っていることはごもっとも。あと、タクシーで雪刀の危険時に駆けつけてくるところはドラマティックで男気も感じますね。

一方義父のヤバさはその対極に位置しており、登場する度に中々のホラー級です。お顔のトーン率が半端ない。こちらは呼んでいないのに雪刀の元に駆けつけちゃいます。

で、最も盛り上がるのが最終章の盛り盛り衝撃展開。
先生の過去、怒涛の初エッチ、父の焼死、そしてマンガと同タイトルとなる小説「喪服の花嫁」が文芸新人賞を受賞するという目まぐるしさの中、気づくとカタルシスエンドを迎えておりました。

最後に読者に気付かせる、表に出せないリアル(コミック内容)とフィクション(作中の受賞小説)のリンクが何とも粋ですね。

ちなみに後藤さん、昼休憩に小説誌読むとは渋いなあと思っていたら、現国の先生と出てきてこれも最終章で納得。実にそれっぽいです。

全体としては、雪刀くんが後藤さんとの出会いのタイミングで現状を打破し、本当にやりたいこと、在りたい場所、伝えたいことを選び取った結果の手つなぎエンドだったんだなーというところで納得。内容に重さがある分ラストにじわっと甘味が増しており、これこそがまろやかさかな?と思えたちょっと大人のBLでした。

3

最高な設定、最高な絵柄、だからこそもう一声ほしい。

芽玖さんは作家買いする作家さまなのですが、なぜか買い逃していて、やっと購入。

表紙が美しすぎる!
もともと芽玖さんは退廃的な美しさを秘めた絵柄を描かれる作家さまですが、その本領発揮ともいえる美しいイラスト。そこに、このタイトル。

病んでそうだ…。
と思いつつ手に取りました。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

母親に捨てられ、母の再婚相手である養父と暮らしている雪刀。
養父は著名な作家だが、最近は身体を病んでいる。
養父の命令で枕営業をさせられている雪刀だが、雪刀は養父を捨てることができずいつも彼の命令を聞き続けている。

が、精神的には限界を迎えつついたある日、彼は一人のタクシードライバーと出会う―。

設定はかなりツボ。
血の繋がりこそないものの、父と息子という関係でありながら、お互いに共存しあい、かつ体の関係もある。養父のために自分を犠牲しながら生きている。

が、そこに寡黙ながらも誠実な男性と出会ったことで雪刀は少しずつ自分を取り戻していく。しかし、タクシードライバー・後藤さんにも過去に何やらあったようで…。

このダークでシリアスなストーリーに、芽玖さんの描かれる絵柄がぴったりとハマり、耽美で、ダークな世界が繰り広げられていきます。

が。

設定、絵柄、キャラ設定。
どれもがドツボであったがゆえに、もう一声ほしい感が半端なかった。

養父は雪刀に執着している。
が、その執着心は、逃げた元妻(雪刀の実母)を雪刀に重ねているだけに過ぎないんだと思うんです。
その辺りの描写が少ないために養父が雪刀に執着している理由が微妙にわかりづらい。

そして、養父の命令で雪刀が性接待をさせられているのか、はたまた雪刀が自分の意志で性接待をしているのか、その辺りもよくわからない。
雪刀とタクシードライバー・後藤さんの間に育っていった恋愛感情も、どこでいつ生まれたのか、すごくあいまいなんです。
さらに言うと雪刀に執着していた数多くいたストーカーたちとはどうなったのか。

これ、1冊にまとめず巻数を増やしてもっとじっくり描き込んでいたらすごい作品になった気がします。

「過去」に囚われもがき、苦しんできた二人の男が、唯一無二の存在を得て未来へと歩き始める。まさに、魂の救済。

良い。
すごく良い。
こういう感想はすごくおこがましいかもしれませんが、だからこそ、あっさり終わってしまったのがすごくもったいない気がしました。

反対に言うと、ドシリアスな作品ですが、痛いのが苦手な方でも楽しめる1冊になっていたかと思います。

評価ですごく悩みました。
良かったし、萌えたし、でももう一声ほしい。
中立でもあり、神でもある。

ということで、合間を取って「萌×2」で。

3

重いような、サラッとしているような…?


あらすじを読んで、「あぁ、シリアス系かぁ…なんか重そうだなぁ…」という印象でしたが、読み終わった感想は意外とサラッとしている重さって感じ。でした。
年上攻×年下受が好きなので、この二人はとても満足です。


でもこのお話は正直、あまり深く考えないで読んだほうがいいのかな?といった感じ。
気になることがたくさん残っています(¨;)
(ただ私が理解力ないだけ?)



以下、思いっきりネタバレになるような感想になってしまいます。














『雪刀が男に出逢ったのは、
義父の命令で、性接待を終えた夜だった。』
って、あらすじであるけど…
お義父さんめっちゃ、お前は俺のものなのに!他の男に触らせてないだろうな!って、雪刀くんを責めてて、あれ?お前が性接待やらせてんじゃなかったの?
これも(矛盾している感じ)、お義父さんの狂喜?

あと、お義父さんの最新作の『パライソ』って本、雪刀くんが書いてたやつだよね?お義父さん、息子の作品盗っちゃったの?

お義父さんの病気って??
飲んでいる薬てっきり、精神的なやつかと思ってたけど、なんだったんだろ?

そして、結局雪刀くんのストーカー問題はどうなったの?

そしてそして、この狂ったお義父さんの終わりかた!想像以上にあっけなかった!
そういう終わりなのね~

お義父さんが途中、「仏壇に線香を…」って、言ってて…なんで急に仏壇??って、思ってたけど…まぁ、なるほど。


と、気になることがたくさんあるけど、雪刀くんの可愛いとこもあって、満足です。また、後藤さんの面倒見たがりなところもとてもよきでした。


0

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