俺には暁さんがキラキラ輝いて見える

コミック

  • エブリデイ イズ ア グッドデイ

エブリデイ イズ ア グッドデイ

everyday is a good day

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作エブリデイ イズ ア グッドデイ

野口千尋・20歳・友人の弟
内海暁(とき)・甥を預かるリーマン

その他の収録作品

  • 日日是好日(描き下ろし)
  • カバー下漫画

あらすじ

家族とも友達とも違うかけがえのないキラキラの存在。
不器用な二人とトラウマを抱えた幼子が紡ぐいびつで美しい疑似家族の物語。

双子の姉夫婦を事故で失って一年…サラリーマンの暁は、
両親を失ったトラウマで喋らなくなった甥の旭日を預かることになる。
慣れない子育てに悪戦苦闘している暁に救いの手を差し伸べてくれたのは、友人の弟・千尋だった。
料理上手な千尋に助けられ、旭日と向き合おうとする暁…
その一方で五年前から暁を好きだという千尋に心が揺れて―――?

作品情報

作品名
エブリデイ イズ ア グッドデイ
著者
西のえこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796413299
4.4

(72)

(46)

萌々

(13)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
316
評価数
72
平均
4.4 / 5
神率
63.9%

レビュー投稿数7

あったかい

あったかい作品でした。

2人の距離が自然に縮まっていく過程がとても良かった。甥との距離も同じで違和感がなく関係性が深まっていきます。

1巻完結でうまくまとめあげる作者様の才能すごいなと感心しました。

最終話の甥の「あっぴ」の笑顔が眩しかった!!

書き下ろしもとても良かったです。

多分どなたかのレビューを読み購入したんだと思います。素敵な作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。

シーモアで読みました。

修正は最初から見えない構図で描かれてありました。

1

穏やか

単行本としては2作目なのかな?初めて読んだ作家さんです。

◾︎千尋(友人の弟)×暁(とき,2ヶ月旭を預かる,ゲイ)
◾︎旭(あっぴ,亡くなった姉夫婦の子)
良かった!落ち着いた良い作品でした。みんな落ち着いていて、子供も大人2人も癇癪を起こしたりしませんが、その落ち着き具合に読んでいて安心します。もちろん話が展開していく上でトラブルも起こるけれど、イライラするようなことがないので精神衛生上とても良い。子供が出てくる作品が苦手な方でも読みやすいと思います。

電子限定漫画(かな?)
千尋やっぱ童貞じゃなかった〜〜
一途な男だけど、童貞じゃないって設定大好き

4

大切な人のためなら何でもできる

めちゃくちゃ良かった。
子育てものに本当に弱い。泣くわ。
甥と叔父、それを助ける青年の話です。

両親を亡くして喋らなくなった甥っ子・旭日を、一時的に預かる叔父の暁。
子育てと仕事の両立でうまく立ち回れなくて、足元からグラついていく様子がリアルで苦しかったです。
その暁を助けるのは、暁に5年間片想いしている千尋。
暁が千尋の行動で、言葉で助けられていく様子がとても自然で、自分の気持ちを押し付けない千尋が健気すぎてジーンとします。

失う悲しみを知っている人々。
埋められない大きな喪失を抱えたまま、それでも大切な人を守るために生きてる。
きっと、悲しみを抱えたまま前を向くことだってできるんです。
日々を振り返って一喜一憂するより、今この瞬間を大切にしたい……そんな風に思える素敵な作品でした。

迷子になった旭日が暁を呼んだ時には、こみ上げてくるものがありました。
誰かにとって些細なことでも、別の人にとったらかけがえのない大切な事だったりするんですよね。
旭日も暁も成長できたことが嬉しかった。

暁と千尋は自然に気持ちが繋がりましたね。
これだけ尽くされたら、そりゃあ好きになっちゃうでしょ。
キラキラした素敵な恋の話でもありました。

もっと評価されても良い作品な気がします。
多分、読んだか読んでないかだと思うんですよね。
今更ですが、たくさんの人に手に取ってもらいたい一冊だなと思います。

6

あっぴが可愛らしくて癒される

紙本
修正…見えない描写
カバー下…あり
あとがき…あり

2

優しい気持ちになれる作品でした。

まるまる一冊表題作と描き下ろしです。
前作「インサイドラテックス」目の描写がすごく苦手で今回スルーしかけたんですが、
試し読みで目の描写が変わっていたので、あらすじが好みだったこともあり電子購入しました。

予想以上に読ませてくれる、ほのぼのシリアス作品で、
身近な人の死と向き合い、寄り添って前に進もうとする、それぞれの姿にじんわり涙。
想いを言葉に出来ない幼い子どもが、
周囲の優しさで元気になってくれるだけでも有難くて涙ですが、
その姿に元気づけられ癒される大人を見て、更にこちらも優しい気持ちになるステキな作品でした。

双子の姉夫婦が事故死し残された甥あっぴは両親に育てられ、トラウマで喋らないまま1年。
61日間留守をすることになった両親に代わって、暁があっぴを預かることになり、
幼稚園児とリーマンの生活が始まる…。

暁と5年ぶりに再会した友人の弟である千尋は、20歳になってスッカリ成長しており、
親代わりだった祖母を亡くしたばかりの千尋が、暁と交流を再開する中で、
家事スキルの高さから暁とあっぴの生活を助け、一緒に生活する展開です。

トラウマのあっぴだけでなく、若くして娘を亡くした両親も、
気持ちの整理をする間もないままトラウマ持ちの孫との生活で、
双子の姉を亡くした暁もまだ姉の死を引きずったまま。
千尋は複雑な家庭環境の中、血縁ではない祖母が本当の孫として育ててくれ最近お別れしたところで、
心の拠り所を探し求めるのは、子どもだけではないという状況もしかっりと描写されています。

そして、暁に5年前には相手にもされなかった千尋の片想い…。
千尋にサポートされる中で、寄り掛かれる相手であることに気付いていく暁です。
それにしても、子どもに懐かれる才能なんて、暁は千尋が羨ましくて仕方がなかったでしょうね。

作品の比重としては、あっぴ5:BL3:家族2 くらいの割合ですが、これがいい。
もっと二人の関係をメインにすれば、あっぴの感動が中途半端になる気がします。

そして、描き下ろしがあってこそ、この作品の感動が倍増します…あっぴが喋ってる!
あっぴが普通に喋ってる姿が見れます。
とにかく可愛いんですが、二人の初お泊りにお邪魔虫状態のあっぴでしたが、
夜泣きもなくグッスリ眠れてました…迎えた朝は三人とも笑顔で良かった。

※シーモア:見える絡みはなしです。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP