気持ちいい「おまじない」…する? 最凶少年の最高の恋

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表題作不幸くんの幸い

津田龍馬
異様に運の強い高校生
田中桃李
不幸体質の高校生

同時収録作品不幸くんの幸い

佐野博崇(ヒロ兄)
桃李の幼馴染
田中桃李
ヒロ兄を慕っている

あらすじ

「俺、幸せのターン少なすぎじゃね」?

不幸体質ゆえ、友達も作らず、卑屈&地味に生きる桃李(とうり)。
そんな桃李の心の拠り所は、ゲームとSNSと「おまじない」をしてくれる年上の幼馴染・ヒロ兄。
そんなある日、桃李のクラスにスーパーリア充なイケメン龍馬(りょうま)が転校してきた。
自分とは真逆な境遇の龍馬にいっそ苛立ちすら覚える桃李だったが、龍馬はグイグイと距離を縮めてきて…?
幸福体質なイケメン×超不幸体質な地味男子BL

作品情報

作品名
不幸くんの幸い
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
ISBN
9784815500887
3.4

(33)

(2)

萌々

(14)

(15)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
112
評価数
33
平均
3.4 / 5
神率
6.1%

レビュー投稿数5

幸せハードルが低い不幸体質受けがいじらしくて可愛い(∩´///`∩)

桃李って…と頭を過ぎってしまいますね;
キャラの名前はちょっと気になる;

それはさておき、面白かったです!
ラストのまとめ方がモニャっとしたので萌え×2ですが、
中盤までは神と迷うぐらい楽しみました。

攻めと当て馬?的な男がいるのですが、
当て馬的な方のやってることは色々とアウト。
(不幸不憫受けに萌えてた私もアウト←)
当て馬の捉え方によって好みが分かれる作品かな?と思います。


さてさて。
受け:桃李は不幸体質。
子供の時は明るくて輪の中心にいる子供でした。
けれど神社で大怪我をして以来、度々不幸に見舞われるようになり、友人がいなくなります。
また、他人を巻き込まないように自ら距離を置いている一面も…。
本当は一人が淋しくて友情に飢えている節が見られます。

攻め:龍馬は転校生で桃李の隣の席へ。
桃李とは真逆の幸運の持ち主で、人当たりも良く、あっという間にクラスの人気者。
周囲が「不幸がうつる」と軽々しく言うのをムッとしてたりしてイイコです。
桃李を気に掛けていて「強運だから平気」と不幸を気にせず仲良くなります。

いつもボッチの桃李にとって龍馬は大昔ぶりにできた友達。
しかも龍馬と一緒にいるとなぜだか不幸に見舞われることが少ない。
桃李は嬉しくて楽しくて仕方ありません。
そんなニコニコな桃李を龍馬も嬉しそうに見ています。

桃李は家族以外に幼馴染みのヒロ兄と仲良くしていました。
ヒロ兄は桃李の不幸体質を解決しようと協力してくれる人物です。
色んな方法を調べて気遣ってくれました。

「ハグやキスをすると幸福物質のセロトニンが増える」とハグをしてきて、キスをして。
幸運を呼び込む儀式のために精液を…と行為はエスカレート。
桃李は変に思いつつも、行為した翌日は不思議と効果が現われるのですね。
すっかり信じ切っていました。

けれど不幸の元凶こそが「ヒロ兄」でーーーと展開します。


個人的に桃李のキャラクターが萌えでした(﹡´◡`﹡ )
ホントは友達が欲しいのに、不幸を気にしてコミュ障拗らせて、淋しそうな横顔にキュンとくる。
ウブっぽいのに実は幼馴染みのお兄ちゃんとエッチなことしてるギャップも変に色気があります///

で、龍馬と友達になれたときの喜びっぷりが…!
下の名前で呼び合ったり、スキンシップだったり、放課後のお勉強会だったり。
どれもこれも夢のような状況にニコニコの桃李はとっても可愛いのですよ(∩´///`∩)
幸せハードルが低すぎるッ!いじらしいわ~。

龍馬はカッコよかったです。
強運も持ち主だからか普段の行動に迷いがない反面、恋を自覚したあとは迷う姿も良き。
力が強すぎてはねのけた不幸がすべて桃李に降りかかった時はどうなることかとハラハラしました。
「強運=幸福ではない」という描かれ方をされていたのがとても良かったです。

この2人は恋が始まったときの距離感がTHE・高校生!でニヤニヤ(∩´///`∩)
意識してモダモダしてるのがめっちゃ萌えたーーー!!

ヒロ兄は歪んでましたね…。
おまじないと称してエッチなことするのって
"治療だから"と猥褻行為する性犯罪と似てるな…と。
何も知らない桃李にアレコレするのはなぁ…。
(桃李視点だと萌えるけどヒロ兄視点だと萎える矛盾)

ヒロ兄の終わりがよく分からなかったのが残念です。
反省して桃李を救う魔術的な何かで変わり果てた姿になったらしいのですが
ハッキリとした様子は見られず…。どんな姿になったか気になる;
龍馬と桃李の初エッチの余韻をぶった切る流れになってて微妙でした;

最後だけが惜しいけど全体的に面白かったです!

5

可愛さにニヤケてしまうっ♡

子供の頃、額を数針縫う程の怪我をしてから不幸が止まらない桃李。
見事なまでな不幸体質に友達も減り、優しい桃李は
”友達に迷惑がかかる”のを嫌い自分からも友達を作ろうとしなくなる。
・・・・え、なにこの子。カワイイ。イイ子大好物です♡

そんな桃李の前に現れたラッキー体質の転校生・龍馬。
初日にバイを公言するなどコミュ力激高のイケメン。
だけどチャラいわけでもなく、メッチャいい子!ハイ来た!イイ子二人目♪

桃李がSNSで会話してる”坂本”が実は龍馬だが
それに気づいた龍馬が本人には言わず目の前で桃李のつぶやきに
リプしてカワイイ桃李の反応を楽しむ姿は可愛過ぎました♡

桃李は、不幸体質を心配してくれる幼馴染のヒロ兄に
「おまじない」と称して「キス・ハグ・その先...」をされていたけど、
実は、不幸体質の元凶がヒロ兄だったというビックリな展開!
しかもその方法に「わぉ。。。中二b..」ってなります(笑)
最後に責任をもって桃李に降りかかる厄災を自分に引き込むヒロ兄の
「結果」がめっちゃ気になります。頭髪どうかなっちゃったのかな??

表紙の可愛さに惹かれましたが
中も変わらず惹かれる可愛さでした♡

3

確かに気になる「桃李」

桃李(とうり)とは:
1 桃とすもも。また、桃の花とすももの花。

2 《唐の劉禹錫  の「満城の桃李 春官 に属す」の詩句から》試験官が採用した門下生。自分がとりたてた人材。
⇒《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。

2つ目の桃李、徳望で人を集める、という意味なら、
主人公の桃李君がとても魅力がある人物で、その魅力が不幸や幸福の因を引き寄せているという筋書きなら、納得。
可愛らしい桃李君が苦しんで求める顔を観たいと執着するお兄さん・・気色悪い悪党。
勝ち体質の龍馬君が、桃李君の魅力にひかれて桃李君を救う、という展開

可愛い主人公桃李君は、お隣に住むお兄さんの術対象に選ばれてしまった。
お兄さんの「不幸を招く呪い」の犠牲者になってしまった桃李君
不幸を招く恐怖から、盲目的に悪い人のお兄さんに支配されている。
お兄さんは、支配欲に駆られて自分がしていることが分かっていない。

転校生の龍馬君は、ツキを呼ぶ体質の強運の人。
龍馬君と桃李君が出会うことで、お兄さんの思惑が外れ・・ハッピーエンドに。
塞翁が馬で、不幸に耐えた桃李君は、不幸から幸せを得ることが出来ました。

私の読後感想の中では、お兄さんの存在は大きかった。
お兄さんは、小悪党。
長期にわたり許せない事をする不快な存在。
術で人の心を縛った、自分が何をしているのか自覚が無い人。
こういう人は、呪術=暗示の術を使うべきじゃない。でも、見渡すと世間によくいるタイプ。
術を解けない呪術師は、そういえば「ハウルの・・」にも登場していましたが、自分の願望をかなえる欲にかられた薄っぺらい人物という点は、共通しています。


・・萌え2.

0

人を選ぶなぁ

試し読みで分かる範囲では、不幸体質故にか純粋な男の子と最強の幸運体質の転校生+人には言えないおまじない(性的)をする近所の年上の三角関係、きっと主人公二人が組み合わさればハッピーエンド!な話だと思って読んだら、結構闇属性というか結構シャレにならない話でした。絵が可愛いので油断した。
黒魔術で、男の子の繊細な気持ちと大切な数年間を踏み躙ったことも、不幸体質描写が長くどんどん悲惨になっていくので、そういうのに慣れてない人間には少し怖かったです。リカバリーする甘さとかスカッとするシーンも割と少な目なので、陰鬱さが後を引いてしまいました。描きたいものを描かれている感じは良いなぁと思うのですが。

絵がふわふわな雰囲気があって、受が可愛いです。攻の雰囲気はゴルスパのような大型ワンコ系ですが個人的に好みではない…が性格男前なので受を守ってほしい(受の名前がアレで表記を伏せたい)

1

想いも運も巡るもの

超不幸体質の桃李と桃李の学校に転校してきた強運の持ち主・龍馬の恋のお話…なのだけど。
桃李の不幸が少しでも軽くなるようにと"おまじない"してくれる幼馴染のヒロ兄がかなりの曲者で
桃李が散々悩んできた原因が彼だったのは本気で許せないレベルに腹が立ちました。
が、しっかりと龍馬がその怒りをぶつけてくれて本当にスッとしました。
そして変わり果てた姿になったのも、これまで他人の髪の毛で呪いをかけてきたものが返ったのだと思うとそうなって当然だな、と。
むしろそのバチでは軽いくらいではないかと思ったほどでした。

龍馬と桃李はスルッとくっついてくれたのであまりハラハラするところはなく、両想いになって幸せそうなふたりはとても微笑ましかったです。

1

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