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表題作神様のウロコ(1)

鱗,嫁を待っている龍神
泉妻智治,田舎の故郷に帰った小説家

その他の収録作品

  • はじめての夜
  • 止まらない好奇心

あらすじ

小説を描いていた智治は行き詰まって田舎に帰った。
久々に降り立ったふるさとで出会った見知らぬ美形は、なんと龍神様で……!? 

作品情報

作品名
神様のウロコ(1)
著者
日ノ原巡 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403667053
4.2

(195)

(98)

萌々

(66)

(24)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
830
評価数
195
平均
4.2 / 5
神率
50.3%

レビュー投稿数23

続きはよ〜♡

シークレット×××、セラピーゲームが大好きで、そんな日ノ原先生の新作、しかもファンタジー。これまでとは違った雰囲気でとても楽しみにしてました!

1巻ということでストーリーは健気でワンコな龍神・鱗×亡き祖母と同じ小説家で心に何かを抱えた智治の出会いと、ちょこっと同居?編です。
BL的なことで言うとチューもエッチも無い1巻ですが、ここ大事!というエピソードや伏線、鱗と智治のやりとりが詰まってます。そしてそういうのがなくてもキャラクター達の魅力やストーリーに引き込ませてくれる日ノ原先生の上手さが光ります。
1巻は続きがすっごく気になるところで終わっているし、この先のBL的な展開にも期待しかないんですけど…!?

あと個人的なことを言うと、日ノ原先生の描く動物がすごい好きで。シークレット×××の時のうさぎやサーバル達がめちゃ可愛くてツボだったんですけど、今回も柴犬やらイノシシやら龍やら…動物たちもなんか愛おしいです(龍は動物か?笑)

とにもかくにも二人がこれからどうなって晴れて夫婦になるのかとっても楽しみです♡

4

闇が垣間見えるほんわか婚姻譚

日ノ原巡先生の新刊ということで買わせていただきました!
前作のとても力強い表現力に引き込まれて作家買いです。
既刊も買って損はありません!得しかないです。

今回は受に好きになってもらおうとがんばる龍神×好きにならないと豪語する意地っ張り人間の異種婚姻譚でした。
大好きな展開でワクワクしながら読ませていただきました!
舞台は畦道の広がる小さな町、テイストはコミカルでとてもほのぼの〜なんですが、親族関係、仕事関係などの闇を合間に突然挟んでくるのが素晴らしいスパイスになってます。一切中弛みせず読了できました!!
日ノ原先生、特に親族関係の闇を描かれるのがムチャクチャ上手です……本気でゾクゾクしました……こんなイヤ〜感じの叔母さん本当にいる……。

脱線してしまいましたが、攻と受の関係はこれから〜という感じです。なので続巻本当に楽しみです!!
すごく続きが気になる終わり方されてました。ずるいです。待ちきれない……。
あとメチャクチャ絵が好きです……。

3

麟さまの一途な想いに絆されます♡

初めて読んだ日ノ原巡先生の作品です。
私は地雷ではないですが、あまり人外には興味がありませんでした。
でも、ちるちるの評価が良く、表紙も綺麗だったので読んでみたのですが…
いや~びっくり!すごく良かったです (;・`ω・´) ナニコレ?!
1巻と2巻を続けて読んだのですが、早く3巻が発売して欲しい~。

水神で白銀の龍 鱗(リン)と小説家の泉妻 智治の伝承に纏わるお話。

何かしらの事情で故郷を離れた小説家の智治が帰郷したところから始まります。
何もない寂れた駅で愛犬うららと迎えを待つ智治。
何気なく、駅の壁に飾ってある古い伝承を読みます。
「昔々、日照りに困った農夫が白蛇に「雨を降らせてくれたら娘をやろう」とお願いします。
すると、白蛇は白銀の龍に姿を変えて、村に大雨を降らせました。
その晩、農夫の家に龍が現れ、龍は娘を背に乗せ天へと…」

智治が駅でボーっとしていると、人が倒れていることに気が付きます。
慌てて駆け寄ると、それは若いのに髪が真っ白で和服を着た男性でした。
なんと、彼はお腹が空いて倒れていたのでした。
智治があげたカツサンドを頬張りながら、彼は「幼い頃に1度会った妻を待っている」と話します。
彼は、ずっとこの日がくるのを待っていたそうです。
その時、智治の幼馴染みの司が車で迎えに来ました。
お礼を伝える彼は、自分の名前は「鱗」と告げます。
麟に名前を聞かれ、智治は言いました。
「泉妻です 泉妻智治(いずのめちはる)」
その瞬間、麟の顔が変わり…。

智治の帰ったお家にはもう誰も住んでいません。
一緒に暮らしていた祖母はもう亡くなってしまっています。
その祖母は生きている時に麟さまと契約を結んでいました。
それは、「自分の願い」を叶える代わりに、智治を麟さまの妻として差し出すこと。
そうです。麟さまは、昔から伝承されている水神だったのです。
普段、麟さまは人間の姿をしていますが、何かあれば白銀の龍に戻ります。
その龍の姿も見てしまった智治ですが、現実が受け入れられません。
でも、麟さまが頑張るんです!
とても健気なんですよ。
それに、ポワポワしていて可愛い〜。
智治のお家に同居しながら、お料理やお掃除などに励みます(涙)
でも、智治はそっけないのですが…。
なんと、神社に電話してお祓いを頼んでしまうんです!
神様をお祓いするって(笑)

この作品は麟さまと智治以外にも脇キャラがそれぞれ重要な役割で登場します。
智治の愛犬 うらら→主人の危機を察知する警察犬よりデキる柴犬(?)
智治の幼馴染み 司→市役所で働いていて、智治の良き理解者
司の姉 百合→恋のアドバイスもする、麟さまのお料理の師匠
百合の息子 幸太→麟さまの正体どころか稲荷神と狐の存在も知ってしまった小学生

いつもポジティブで一生懸命、そして自分を慕う麟さまに、だんだん心を開いていく智治。
そんなある日、幸太が智治の家にいると「本物」の幸太が遊びに来ます。
驚く智治と「本物」の幸太。
最初からいる幸太は恐ろしい化け狐に姿を変えました。
その時、商店街の本屋でバイトをしていた麟さまが気配を感じます。
だれか 来てる
化け狐に一瞬で目を傷つけられた智治。
その瞬間に現れた麟さまは血だらけの智治を見て…。

全体的に、シリアスというよりはコミカルです。
絵が綺麗で、コマ割りも上手いので読みやすいです。
それに、ストーリーが面白いし伏線があるので、どうやって回収されるのかも楽しみです。
麟さまも智治もイケメンで嬉しい~。
最後まで見守らせていただきますよ!

1巻では、イチャイチャどころかキスもしませんが、麟さまの一途な想いにキュンキュンです。
人外に興味がなかった方も楽しめる作品です。
ぜひ、最新の2巻と一緒にご覧ください!

3

天然な神様ってこんなにも尊い…好きです………

龍神様×人間の異種間の恋愛作品で、とてつもなく作画が美しかったです。

お話は田舎が舞台になっており、この上巻はひたすらに鱗が献身的に智治に尽くしていて、ずっとツッコまれるわ、ふわふわしているわで、神様のというよりは天然な男の子感が溢れていました。
でも鱗が本当に智治の事が大好きで、尽くしたいという気持ちが伝わってきてかわいかったです!特に恋バナをしているシーンからの作った料理を持って行く描写は、指をけがしていたりとすごく健気で、母性があふれ出しました。
普段の少年のような雰囲気からの、神様として振る舞っているギャップにかなりやられます……!

上巻は日常回といった感じでほのぼのとした日常が描かれています。最後だけ下巻に繋がる事件が起こっていますが、基本はただただ癒やされるお話です!

また、作家さんが大好きで、この作品も作家買いだったのですが。本当に登場人物全員が美形です!!特にメインの二人はまごうことなき「美形×美形」。それに相まってお話も引き込まれるものがあるので、ほんとうに素晴らしい作家さんだと思います!!また特に今回は田舎が舞台だったので、瓦屋根の家や木の上から夕日などの景色の描写が多く、とても綺麗で幻想的でした。

何度も読み返したくなる作品で、とてもおすすめです。

1

魅力たっぷり

やっぱり先生の作品はどれも刺さる。幸せ♡

まずね、話のテンポとトーンのバランスが凄くいい。今回の一巻ではBの ”L” 要素がまったくないとも言えるんですが、シュールな設定でありながらリアル感を完全に忘れてないトコが逆に好きでした。

智治はノンケ(?)っていうか、そもそも恋愛自体に興味がない人なので、鱗の求愛行動がすぐに効くわけがないw 
しかし、二人が少しずつ仲良くなっていく様子が微笑ましい (^^)

続き読むのが楽しみです!鱗さまカワイイよぉ~

1

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