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この同人作品がちるちるに登録されていて評価もそこそこ入っているのは、配信時期によるためでしょうか。とにかく登録してくださってありがたいです。正直、作品登録大変です…。
内容は先のレビューどおりで、全く同意です。女性キャラ、レイプ、喪失体験などが苦手な人にはおすすめしません。うーん、ストーリーを作るための重要食材とはいえ仕上げはカタルシス添えなので、完全に夜明けの腐女子向けかな?
読み応えがあるのは男女複数カップルのサイドストーリーも同時進行しているからだと思いますが、絡ませ方が絶妙に上手いですよね。そういうとこ、惚れ惚れします。
推しは真砂さん。彼の業の深さは、最も愛する人との別離でしか贖えない。そして相手も共犯者であることを自覚して自ら罰を課している。真砂がお金で喜一を買っても、商売から離れた彼には絶対手を出さないのは、本当に大切なもの…愛の片鱗に触れてしまったからなのでしょう。
喜一のことが嫌いな仕事仲間、マリーさんもいい味出してますよね。喜一がマリーさんに嫌われている理由を自分で言い当てるセリフとか掴まれます。機微をうがつセリフまわしが上手いです。
野原作品を読んでいて毎度ムズムズするのは、キャラの一貫性です。普段の受けと、攻めと一緒の時の受けのギャップが上手いこと萌えに変換できないんです。攻めを前にするといきなり女子になる。攻めの方も変身要素があるにしても、登場シーンとクライマックスで微妙に違和感がある。キャラ変の繋ぎの書き方次第で激萌えするところだと思う。
あとは文章の相性なんです。ストーリー自体がドラマティックで重いので、キャラのリアクション(表情を含む)によって心理描写する場合、そこが凝りすぎていると個人的に疲れちゃって…。小説にマンガっぽさは求めてなくて、もともとが淡々とした文が好きなため好みの問題にすぎませんが。番外編はほぼマンガとして読んでました笑
こういう作品は最近商業の小説で読めないので、ありがたく読み終えました。
友人の風俗嬢はサブ主人公ともいうべき存在で、最終編は攻に憧れる女子視点です
野原さんはいつもですが、中短編の連作で主人公を変えながら一つのカップルを追ってます。
珍しく表紙以外にもイラストがあるのですが、中イラストはアマレベルです、同人なのでしょうがないですね。
受が自己完結して「俺なんかじゃなくて女の子と結婚してほしい」と泣いて身を引く→周囲の人に助けてもらってくっつく、というほぼ同じ流れをたて続けに2回もやられると、幸せは人それぞれだってなんで10年付き合って分からないんだよーと思いました。
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