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ストーカー系不良少年α(17歳)×平凡なサラリーマンβ→Ω(32歳)
ベータとして平凡な人生を生きてきた沢木誠一が、外商で訪問した九条家で、
αの次男に犯され、Ωへと変異させられる。
強姦に等しい凌辱で、βからΩに変異させられ、怒って泣く沢木。
でも徐々に瑞樹は感情表現が不器用なだけで、一生懸命尽くそうとする様子にほだされていく。
粗筋は、よくあるパターンであるし、
挿絵がミスマッチというか、美しくないので盛り上がれない。
話中の「スウェーデン の 王様 が コーヒーを囚人に実験した」話は、調べたら実話だったので、驚いた。
★8世紀のスウェーデンの国王、グスタフ3世(1746–1792) はふたりの死刑囚にそれぞれ紅茶とコーヒーだけを飲ませ、 ふたりにどのような変調が現われるか実験した★
野原耳子先生の「オメガバース年下攻めシリーズ」第1作目であるこちら。
2作目、3作目、4作目は文句なし!の「神」だったのですが、全ての始まりのこちらだけはどうにも萌えきれず、モヤっとする部分があったかなあ…ということで、「萌」評価です。
表紙をめくって1ページ目から、レイプされ無理やり番にされるシーンで始まる刺激強めなこのお話。
βだった30代外商サラリーマンが得意先を訪れたところ、その家の17歳αの息子・瑞希に襲われΩに変異させられ番にされ…と続きます。
シリーズ全体の特徴として攻めは執着を見せるのですが、こちら、自分にとっては「攻めざまぁ」感が圧倒的に足りなかった…!
無理やり事に及んだ攻め、受けに酷いことをする攻めには大なり小なり罰が下って欲しい…という勝手な願望があり、その点、物足りなさを感じてしまいました。
大好きなシリーズ2作目の受け、用務員のクマさんに片想いしてた九条華ちゃんの両親の話ということで、楽しみにしてたんだけど。。
(こちらシリーズ2、3作目が先に電子配信されていたので2→3→4→1の順で読了)
襲った後、健気に通い詰めて謝ったりせっせと世話を焼いたりする瑞希(攻)に、受けの誠一が割とするするっと絆されていっちゃったなあ…という感じがしました。
いやもちろん当初は激しく拒絶するんですが、「許せないけどまあ可愛いとこもあるやつ」レベルから恋愛的な意味での好意になるまで、体感早かったなぁ…という感じで。。番にされちゃってるから、細胞レベルで相手を求めてしまうのかもしれないけど…
もっと拒絶して良かったよー!攻めに思い知らせて良かったよー!そこで絆されちゃうのー!と思いながら終始読んでました;
勝手に、もっとドロドロとした感じを予想してたのでちょっと宙ぶらりん感覚になってしまったのかなあ。
シリーズ他作品がめちゃめちゃ好きなだけに、自分でも不思議なのですが…
2作目のクマさんのお話で、誠一に頭が上がらない攻めの姿が見られてニヤニヤしたので、続けて2作目も読み返してみようと思います。