誰もが自分を、自分だけを愛してくれる相手を求めている。

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四月喫茶の秘密の事件簿

shigatsu kissa no himitsu no jikenbo

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表題作四月喫茶の秘密の事件簿

マスター(ミハル)
四月喫茶の店主
シュンヤ
ダイキが入れ込む男

同時収録作品四月喫茶の秘密の事件簿 CASE.2

マスター(ミハル)
四月喫茶の店主
薄羽
クローゼットゲイの会社員

同時収録作品四月喫茶の秘密の事件簿 CASE.3

若雪
マスターが慕うイケオジ
マスター(ミハル)
四月喫茶の店主

同時収録作品四月喫茶の秘密の事件簿 CASE.4

マスター(ミハル)
四月喫茶の店主
ダイキ
四月喫茶の店員

同時収録作品四月喫茶の秘密の事件簿 CASE.5

ジン
ミハルに貢がせる彼氏
ミハル
ビリオンボーイと呼ばれる男娼

同時収録作品四月喫茶の秘密の事件簿 CASE.6

マスター(ミハル)
四月喫茶の店主
ソウイチ
偽ビリオンボーイミハル

同時収録作品四月喫茶の秘密の事件簿 CASE.7・ LAST CASE

マスター(ミハル)
四月喫茶の店主※リバ
ダイキ
四月喫茶店員※リバ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

様々な事情を抱えた客が訪れる「四月喫茶」。
彼らを時に諭し、慰め、仮初めの愛で癒すマスターが、
欲望渦巻くこの街で、本物の愛を待ちわびる…。
腕利きのエロティック作家、鬼嶋兵伍が放つオムニバスラブ!!

作品情報

作品名
四月喫茶の秘密の事件簿
著者
鬼嶋兵伍 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
ISBN
9784909460493
4

(43)

(17)

萌々

(16)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
169
評価数
43
平均
4 / 5
神率
39.5%

レビュー投稿数12

四月喫茶を愛してほしい

最高ーーー!
マスターーー‼︎

鬼嶋先生の作品はほとんど拝読させていただいておりますが、
正直自分の中で当たり外れがあったんです。
だから本作も迷いましたが、結果読んで良かった^^

『四月喫茶』を舞台に繰り広げられるオムニバス形式の作品です。
リバ表現が多いので、苦手な方はご注意下さい。

マスターのミハルは、眠らない街の路地裏でひっそり喫茶店を営むモサモサ男。
でも、このモサモサが胸をはだけさせ髪をかきあげれば……
あら不思議、最高のイケメンおやじに大変身˚✧₊⁎

実はフェロモンムンムンのいい男・ミハルは、
かつて伝説の男と呼ばれた〝ビリオンボーイ〟でした!
モサモサマスターがキラキライケメンに変身する姿に、
ワクワクが止まりませんでした(〃ω〃)

過去に愛した男に裏切られたミハルを救ってくれた
「大事な人」との思い出を守るため、
店に街に訪れる男たちを愛し、救ってきたマスマー。
だけど、本当は誰よりもマスター自身が愛されることを望んでいるのです。

マスターは悩める男たちに、時には真実を突きつけ、夢をみせ、仮初の愛で包んできました。
押しかけバイトとして喫茶で働くダイキもまた、
マスターに救われた男の一人です。

このダイキ、わんこ系ですが優しくて思いやりがあり、
実は包容力のあるいい男!

昔の自分に似た男を救うため、
一緒に心中しようとするマスターを救ったのもダイキでした。
ダイキは自分が傷ついても、
〝誰かのため〟に全力で手を差し伸べる事ができる男です。  

この場面のダイキはとてもカッコいいので、
ぜひ本編で確認していただきたいです!

ただ受け入れるだけが愛じゃないんですよね。
時には厳しく突き放す事も必要だということを、
ダイキが教えてくれた気がします。

実はマスターを愛してくれる人は一番近くにいた……
という展開でした。
それに気付いてダイキを口説くマスターの本気のHには、
ドキドキしっぱなし♡

マスター、リバなんですよね^^;
だから、トップとボトムが入れ替わって何度も……むふふ
男らしい身体もやりすぎ感がなくてとてもカッコいい!

かつて虚しさを埋めるために愛がなくてもセックスし、
人肌のあたたかさを求めてきたマスターの本気の恋です。
ストーリーとしても読み応えがあって、
とても面白かったです。

本作ではいろいろな相手とのHが楽しめますが、
ほぼお爺ちゃん?というおじさんとの絡みもよかった!
そして、若かりし頃のマスターの色気が凄い‼︎
ここ見所です☝︎

鬼嶋先生の作品の中で一番のお気に入りになりました。
ぜひ、続編も読んでみたいです!

7

あったかすぎて 泣けちゃうんだ

四月喫茶…caffeeエイプリル、にやってくるワケありの男達…
彼らを包み込み悩みを癒すのが、カフェではボサボサ頭にメガネの地味マスター、しかしその正体は…!
…というオムニバス作品。
これがもう鬼嶋兵伍先生の力量炸裂の、ガチムチ、セクシー、フェロモン、イケオジ、ぽやっとした坊や…絵だけじゃありません。私の大好物「情」ですよ!
恋情、愛情、激情、劣情、強情、人情、恩情、慕情…
マスターには情が詰まってる。
この街に男が2人、それでいいじゃないか。
否定しないでくれ、誰のことも…
そして何より!
リバですよ。リバ!
やっぱりリバは最高。本作においては、愛し愛され、と同時にいやそれ以上に許し赦され、という愛の形が素晴らしい。
case7と最終話において急にドシリアスになるけど、遂にマスター自身が癒される…その終わり方も良かった…!
描写はゲイテイストありだし何よりゴリゴリのリバーシブルがあるから苦手という方もいると思うけど、多くの人に読んでほしい胸熱な作品です。
とにかくリバに飢えてる私に理想的なリバ展開を魅せてくれたこと、大好きな刺青描写ありのところ、「神」です。

2

むちむちみちみち!

ガチムチイケおじが圧倒的フェロモンと包容力で迷える人々を救うオムニバス~
ハートフルでコミカルで時に切なくたっぷりエーーーッチ!!

相手は様々だから、いろんなエチエチが拝めるの贅沢すぎました。
えっちな体とこれ!というアドバイスで解決する世直しマン!!!

こんなに立派なムチムチボディなのに若い頃は子猫ちゃん。
その時代のかわいらいい姿や、両刀つかいなので
エッチもてんこ盛り盛りで、とっても楽しかったです!!!!

0

なんで積んじゃったんだ…・・・私……(>︿<。)バカバカ…私のばかちんがぁ~…‼

しまったーーー‼
積んでしまっていたーーー。。。
ほんと、、、ばかちんがー‼と罵られていいレベル
新刊チェックしていたら先生のお名前を発見

あれ、、、だいぶ先生のお話し読んでいない気がする…と思い本棚探検へ
そして発見…!
私、この作品積んしまってました
そしてこの作品の後に獣人系が続いたのかな?なので当時ファンタジーをそんなに読んでいなかったのでそのまま先生とご無沙汰してしまってました。。。

新刊チェックがこういうきっかけにもなるので精力的に描いて下さる先生に改めて感謝です
そして積んでしまってごめんなさい(´・ω・`)
敢えての積みじゃない積み本は罪本、、、反省です…ネ…‼


こちらの作品、先生らしい雄々しくガチっとむちっとした体躯を持つ魅惑の喫茶店のマスター、ミハルさんを中心に紡がれるオムニバス作品
オムニバスの軸となるのがミハルさんとダイキ

毎話毎話の突然巻き込まれちゃうエピも楽しいけれど、やっぱりミハルさんの過去をお話しが1番滾りました…!!
Case3と5がムネアツ…
3話の若雪さんと5話の組長(かな?)の師弟・主従関係
そして組長とミハルさんの関係、、、
ここ、もっとこの3人のお話しを読みたくなってしまう位に漢達のドラマを感じました

読後が最高に❝読んだな~!❞と充実感に満たされるのは最後がミハルさんとダイキのお話しで終わるから♡
そしてミハルさんらしくリバって終わるのもこの作品らしさを感じられるのもとても好み
このお話し構成も素敵!

先生の新作もチェックしたいしスルーしていた獣人作品もだいぶ読むジャンルが広がった今の私なら読める、いや、読みたい!のでそちらもチェックしないとですねぇ~~~⸜⸜٩( 'ω' )و // ワーイワーイ ♡

0

脇キャラ、まさかのイケお爺攻めにノックダウン。

一等地の裏路地にある四月喫茶を舞台にした男の人生を、オムニバスでまとめた8話ですが、
しっかり内容が繋がっているし、後半に行くほど掘り下げられて深い内容になってます。

鬼嶋先生作品なので、もちろん多彩なエロが繰り広げられるのも醍醐味。
マスターが攻め受け自在に、毎話違う訳あり男性と関係を持つ前半から、
過去に遡り愛を求めてもがき続けた、マスターミハルの人生が掘り下げられた後半…
マスターミハルを愛する男達、特にイケオジをずっと通り越したイケお爺の魅力に陥落。

四月喫茶のマスターは普段ガチムチもさ男メガネですが、それは世を忍ぶ仮の姿。
メガネを外し髪をアップするとガチムチフェロモンのイケオジに変身し、
身体を自由自在に使いながら、迷える男達の人生を後押しするステキな男だった。
1話で助けられたダイキが店員となり、マスターと関係を深めつつ展開します。

前半は世話焼きなイケオジ感覚だったんですが、実はここに至るマスターの人生が深い。
ぶっちゃけ、この作品の面白さは後半です。

マスターの過去話が面白過ぎる。
ビリオンボーイ(一億の娼夫)ミハルと呼ばれる細面の男娼で、
金目当てと知りながらも愛されたいと縋りついた男に手酷くされ、
救ってくれたご隠居が裏社会の大物オヤジ、その舎弟が若雪です。

ご隠居イケお爺の包容力が半端なくて、四月喫茶はご隠居から貰ったビルですよ。
何より、ご隠居で口ひげを蓄えたイケお爺が脱いだらスゴイ…
ガチムチの背中全体に千手観音菩薩の和彫りが見事でした。
しかも抱き方がエロくて、数々の女や男を抱いてきた貫禄と技でビリオンボーイも堕ちる。

このシーンだけでもこの作品を読んで良かったと、しみじみ繰り返し読み込んだわ。

更に、ここからがもっと刺さる。
ご隠居オヤジはミハルの行く末を舎弟の若雪に託す…
この時で既にイケオジ黒髪の若雪が、ミハルを見守って現在白髪のイケお爺となっておりますっ!
顔面に刀キズのある強面ですが、寡黙でエロい。
定期的にマスターミハルに会いに来ては抱いて…という関係です。

周囲から見ればミハルは愛されキャラに見えますが、
愛は不思議ですよね…自分だけを愛して欲しいと願うミハルの闇は深かった。
愛されたい闇を抱える人達に手助けしていたのも、その気持ちが痛い程わかるからで、
本当に自分だけを愛してくれる人に出会えるまで埋まらないトラウマになっている。

若雪との関係や信頼の深さは、ミハルの試し行動にずっと向き合い続けた若雪の情で、
身体を繋ぐのは人肌で寂しさを埋める行為、ミハルの求める愛ではないんですよね。

1話で登場したダイキが、後半でみせた成長には驚きで、
トラウマと向き合うミハルに、寄り添うダイキが頼もしかった。
マスターミハル攻め×ダイキ受けでずっと固定かと思ってたら、敢えてリバをぶっこむ。
ミハルの全てを引き受けるには、ミハル受けも…そりゃそうだと納得のリバでした。

オヤジに託された若雪が、今度はダイキにミハルを託す場面もステキで、
本人の知らない所でミハルを大切に想う人達が、バトンを繋いでいく…粋な男達に愛されてます。
こちらのイケお爺達とミハルの話をもっとメインで見たかったなぁ。

ご隠居オヤジと若雪のイケお爺攻めに、新しい萌えを開拓した作品になりました。
それにしても、背中全体和彫りの俯瞰描写は素晴らしい、もっとアップで拝みたかった。

※Renta:修正は白抜きです。

3

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