狼耳の魔王が永久の伴侶を探しています。

ookamimimi no maou ga eikyu no hanryo wo sagashieimasu

狼耳の魔王が永久の伴侶を探しています。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
井上ハルヲ(オハル) 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
サークル
堕落天使<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
価格
ISBN

あらすじ

『狼耳の魔王に求愛されています』番外編。
伴侶を求める魔王テオドールの短編3話を収録した短編集手す。

表題作狼耳の魔王が永久の伴侶を探しています。

テオドール、律を伴侶と舌狼族の魔王
宇佐見律、テオドールの伴侶で祓魔師

その他の収録作品

  • 狼耳の魔王に繁殖期が訪れたようです
  • 青狐の家臣が狼耳の魔王を狙っています

レビュー投稿数1

「狼耳の魔王に求愛されています」の番外編

「狼耳の魔王に繁殖期が訪れたようです」
 「青狐の家臣が狼耳の魔王を狙っています」
 表題作
 「悩める魔王と夢見る家臣」
の短編4編が入っています。


 「狼耳の魔王に繁殖期が訪れたようです」テオドール視点
本編前のテオドールに待ちに待った繁殖期が来た時の話。

魔王になったテオドールが魔王が意外と退屈なことに飽き飽きしてきたころ、待ちに待った繁殖期がやってきます。
前々から初めて交わる相手は永久の伴侶でその伴侶以外とは交わらないと決めていたテオドールでしたが、疼く身体を持て余します。
自慰しても萎えることのない自身に手っ取り早く誰かと交わってしまえばいいかと思っても、一番手近にいる側近のエラード(本編でテオドールを迎えに来た家臣)は身内としか思えず欲情しないし、自分の許容範囲が意外と狭かったことに気が付きます。
早く伴侶に会いたいと切に願いながら自慰することで耐えるテオドールでした。

丁度、二人が出会う前日譚になります。
本編ですごく一途なテオドールでしたが、繁殖期が来る前からただ一人を愛すると決めていたことがわかります。
なかなかうんと言わない律に対して頑張って耐えていたんだなというのがわかるテオドールの繁殖期の昂ぶり具合でした。


 「青狐の家臣が狼耳の魔王を狙っています」エラード視点
突然やってきた魔王の繁殖期に充てられてなんとかタマゴを産ませてもらおうと画策する話。

幼体の時から狙っていたテオドールがやっと繁殖期を迎え大喜びのエラード。
魔王になったテオドールのもとに真っ先にはせ参じ、家臣となったのは繁殖期が来た時に真っ先に交わるためだったのです。
が、テオドールは誰よりも美しい容姿をもつと自負するエラードには見向きもしません。
露骨に誘ってくる相手を嫌うテオドールを誘惑することもできず、自制するのも限界に達したころ、繁殖期に我慢し続けるのは身体が辛いだろうともっともらしい口上を並べ立て、タマゴを産ませてほしいと懇願しようとします。
そんなエラードを見て、テオドールは一言。
「お前はそんなにも私の母を伴侶にと望んでいたのだな」「お前が求める伴侶が母のような猛々しいものだとは知らなかった」「私も負けていられない。魔界以外にも赴いてみよう」
なんでそうなるー!
呆然とするエラードを置いてテオドールは人間界に行ってしまいます。

悪い予感は当たってしまい、テオドールは人間の伴侶を見つけて帰ってきてしまいます。
絶望するエラードですが、テオドールは律が成体になるまで待つという。
人間界とは時の流れが違うのでこちらにテオドールを引き留めておいて律が年老いてしまうのを待てばいいと考えを変えます。
人間には魔族のものを受け入れるのは耐えられないだろうから練習のため誰かと交わってみないかと性懲りもなく、自分が相手をしようと画策するのですが、テオドールは再び斜め上の考えを思いつきます。
「律とうまく交われるようどれだけ気が昂っても人型を保てるよう訓練しよう」
と。
「は・・・・?」

すっとぼけなテオドールとうまく誘導しようとして期待しては潰えるエラードが気の毒だと思いながらも笑えます。
結局、魔界に引き留める作戦もうまくいかなかず、人間界に行ってしまうテオドールに振り回されるエラードでした。

本編でエラードがテオドールを迎えに来た時、憎しみいっぱいといった雰囲気だったエラードでしたが、これだけがんばっても全く振り向いてもらえなかったなら仕方ないかなとさすがに気の毒に思ってしまいました。

結局、テオドールは人型が保てず獣人型でやっちゃってましたけどね。



 表題作 律視点
本編後、一週間おきに魔界と人間界をいったりきたりしているテオドールを待ちながらこれからのことを考える律の話。

テオドールが帰ってくるのを今か今かと待っている律。
テオドールを見た瞬間、繁殖期に充てられて自ら乗っかってしまいます。
寂しいかと聞くテオドールに、成長が早く人間界では暮らしていけないであろうユーリアスが魔界に行ってしまい、母がいなくなってしまえば後を追うと決めているバルバナスもいなくなり一人になってしまうと語ります。
人間界に未練がなくなれば魔界にくればいいと誘うテオドール。
これでもかと自身の話、魔界の話をするテオドールにそれもいいかなと思う律でした。


これだけやってたらあと一つや二つはタマゴが期待できるんじゃないかと思います。
たくさんタマゴを産んでにぎやかな家族を作って魔界で楽しく暮らしてほしいものです。



 「悩める魔王と夢見る家臣」テオドールとエラード視点
本編中、律に「帰れ」と言われてしまい、魔界に帰ってきてしまったテオドールが腑抜けてしまい、エラードが尻を叩く話。

律に帰れと言われ「律に嫌われた」と嘆き悲しむテオドール。
そんなテオドールにげんなりしたエラードは「ため息ばかりついている王は見たくない。」と、もう一度人間界へ行くようにと促します。
そんなエラードの忠心にテオドールは「今度拒まれれば律は諦める」といって人間界へと出かけてきます。

エラードはというと、人間のオスが繁殖期の魔族の性器を受け入れられるはずがない、がっかりして戻ってきたらたっぷり慰めよう」とにんまり。
「長い年月待ったかいがあったというもの」と期待に胸を膨らませるのでした。

またしても、エラードが気の毒な話でした。
それにしても、バルナバスといいテオドールといい魔王というのはすっとぼけでないとできないのかしら?
腹黒なエラードの手綱をきちんと握れる伴侶が見つかるといいなと思いました。


本編前や後、幕間の話が読めて楽しかったです。
特にエラードの躱されっぷりが可哀そうやら楽しいやら。
とても満足でした。

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