永劫の束縛

eigou no sokubaku

永劫の束縛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

202

レビュー数
1
得点
29
評価数
13
平均
2.8 / 5
神率
15.4%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
シリーズ
LiLik文庫(リリ文庫・大誠社・ブライト出版)
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784861237096

あらすじ

友人に騙され豪華客船内の娼館に売られた矢木。
そこに君臨する『鴉(クロウ)』という男は、感情を見せない人形のような美丈夫だった。
「俺がお前を仕込んでやる」
娼館の商品となるための下準備。クロウはそれを自ら矢木に施すという。
卑猥な器具やクロウ自身で蹂躙され怒りを募らせていく矢木だが、自分を翻弄する彼の目に時折感情が宿ることに気づき?
どれだけ激しい行為に及ぼうとも決して自分の中に射精しない彼の真意が気になり始めるが、自分がクロウのかつての想い人に似ていると知って…

表題作永劫の束縛

クロウ,売春組織の主,38歳
矢木尚弥,豪華客船内の娼館に売られた会社員,26歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

想像以上に痛い話でした

ハルヲさんに笠井さんというタッグ。そしてちょっと話題にもなった肌色率の高い表紙。という事で発売を楽しみに待っていました。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。






主人公は尚弥。
広告代理店に勤めるリーマンで、順風満帆な生活を送る日々。いわゆる「勝ち組」に分類されるだろうと自負しています。
そんなある日、大学時代の友人・大原と再会します。自分は「勝ち組」だと思っていたのに、大原は自分とは別次元の煌びやかな生活を送っている様子。芸能人のたまごやきれいな女性と関係できるといわれ爛れた性生活を送るようになる尚弥ですが、実は大原は多額の借金を抱えていて、その借金返済のために尚弥は娼館へと売られてしまう事に…。

というお話。

その娼館には通称クロウと呼ばれるリーダーがおり、彼が売られてきた人間を娼館で働かせるか臓器を売らせるか、はたまた違う仕事をさせるか、と仕分けしています。
尚弥は売られたその晩にクロウに抱かれ、仕込まれ、客を取らされて。
その後も逃げようとすれば折檻され、客からは性欲処理の道具のように抱かれ、と絶望の日々を過ごすので続きすが。

尚弥とクロウの、温もりはないけれどそれでも確かにそこにある意思の疎通。
クロウが尚弥を抱くときに射精までしない理由。
尚弥が娼館に売られることになった、本当の理由。
娼館が、ギガヨットと呼ばれる要塞のような大きさの、でも「ヨット」であること。

設定も凝っていて、ストーリーとしては面白くテンポよく進みます。結末が気になりページを捲る手は止められませんでした。
なのですが。

いかんせん痛すぎる…。
こういう男妾モノって、仕込みをする人間(この話ではクロウ)以外には抱かれないとかそういう甘い雰囲気もあったりするものも多い気がしますが、尚弥はがっつり客を取らされています。また、クロウの指示によって尚弥自身は本当に酷い事はされないものの、ほかの男娼たちが客に嬲られたりするシーンはかなり残酷。

臓器を売るとか暴力を振るわれるとか、人を殺めるとか、そういった描写もかなりあって萎えることしばしば。

終盤に、クロウがなぜ尚弥に優しくしていたのか(といってもクロウ基準。客観的にはかなり痛いことをされてます)わかってきますが、それもなんだか説得力に欠ける。ページ数の大部分が尚弥をいたぶることに割かれていて、クロウの過去の話がサラリと流されているだけだからかな、と思ったりしました。
クロウの過去や、彼がかつて愛した人とのエピソードがもう少し盛り込まれていたなら、クロウの気持ちに寄り添えた気がします。

娼館にやってくる客のプライバシーを守る、という意味合いからそこで働かされた人間が本当の自由になることはない。尚弥とクロウ、二人にとっては丸く収まる結末を迎えますが、物語としてはかなり後味が悪い結末なんじゃないかな。

ハルヲさんは割と武骨な男たちが出てくる男くさいストーリーを描かれる作家さん、のイメージがありますが、それでもハルヲさん×笠井さん、という事で甘くてエロいストーリーをイメージしていたので、ちょっと予想外のお話でした。

痛い話があまり好きではないこと。
甘さがあまりないこと。
残虐な描写が多いこと。
などから、萌えはほとんど感じませんでした。ごめんなさい。完全に好みの問題だと思いますが。

正直「趣味じゃない」評価なのですが(ごめんなさい)、笠井さんの美しい絵柄におまけして☆2つで。
表紙はかなり攻めている絵柄ですが、中の挿絵はいつもの笠井さんのエロ度よりもやや控えめな印象。

てか、表紙…!
リアル書店では手に取りづらい。ついでに言うと、表紙をめくってすぐのカラーの口絵もがっつりエロかった。

綺麗なんですけどね。うん。

12

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