特典付き
失神までさせちまって悪かったな。お前の身体美味かったぜ──
インタビューを読んで気になり購入しました。
初コミックスと聞いて驚きでいっぱいです…!
絵もお話もとてもお上手ですし、テンポも良く、作品の世界観に吸い込まれていく内にあっという間に読んでしまいました!
以下あらすじとなりますが、異種姦保証の文字通り(異種姦というよりも)獣姦要素100%+エロ多めです。
犬のような姿の悪魔は人語を話すものの、人型には1度もなりません。
ALL異種姦が苦手な方は注意が必要かなと思います…!
舞台はやや和風寄りな雰囲気の架空の国・東国。
東国には人々を襲い脅かす妖魔がおり、妖魔によって親を殺された過去を持つ主人公である八尋(やひろ)は、親を殺した妖魔を倒すため妖魔退治師として日々活躍していましたが、ある日突然任務の途中で西国から来たという悪魔(インキュバス)に犯され、その上「味が気に入った」と取り憑かれてしまいます。
悪魔は人間と性行をする事で生気を得るため、空腹を満たそうと八尋を何度も抱く悪魔。
なぜ男の自分が取り憑かれ、毎日のように抱かれなければいけないのかと葛藤し、常に油断するまいと警戒をしていた八尋でしたが、任務中にそっと助けてくれる姿や、日々の何気ないやり取り、与えてくれる快楽に夢中になり、やがて悪魔の事を悪しからず思うようになります。
悪魔は悪魔で、餌としか思っていなかった八尋の言動が徐々に気になるようになり、生気を吸い尽くして殺してしまうには惜しいと感じ始めるのでした。
そんな中、悪魔との共存は可能なのではないかという考えを持つ退治師機関の人物が現れ、物語が大きく進んでいきます。
果たして悪魔と人間は共存出来るのか?2人の運命やいかに?といった内容のお話です。
まずは攻めの悪魔から。
取り憑いた当初は餌が死んでは困る程度に思い、妖魔退治中に八尋を危険から守っていた悪魔が、日々の八尋の言動を受けて無意識に執着するようになり、徐々に愛着がわいていってしまっている様子がなんとも…言葉にできない……
食事と同じ感覚で性行をして生気を得ようとしているので、側から見ればやっている事はとんでもないんですけどね…中に出したり生気を吸い過ぎると八尋が弱ってしまうからと我慢してみたり、ちょっとだけ離れてみたり、毛がごわごわすると言われてから気にしてみたり、なんだか一途な姿がすごく可愛らしく見えてしまいました。
受けの八尋は、悪魔から初めて与えられる快楽に溺れてしまいそうになりながらも、負けん気の強い姿が良かったです。
そして、物言いがとても素直なのと、悪魔に対しても終始敬語で話すところが好きでした〜!
普段は妖魔をバッサバッサと斬り倒す強い受けが、取り憑かれた悪魔相手では簡単に組み敷かれてしまう…グッと来ますね…!
終盤ではもっと男前な姿も見られますし、悪魔を手懐けようとあれこれと画策する姿も見られます。
こちらもまた可愛らしかった(笑)
初めが無理矢理なのと表紙の雰囲気もあり、もしかしてどシリアスな痛い系なのかなと思いきや、そこは流石のインキュバス。
なんだかんだで八尋も気持ち良さそうなので、無理矢理なシーンでもあまり痛々しいような悲惨さは感じられないかな?なんて思います。
1話につき1または2エロなのではというくらいエロエロなのですが…
攻めと受けの距離の縮まる過程や、2人のやり取りが徐々に甘くなっていく様子、全体的にコミカルとシリアスのテンポとバランスが良いので、ベッドシーンはもちろん、それだけではなくお話もしっかりと楽しめます!
そしてそして、画力が!素晴らしいです!!
戦闘シーンも大迫力!!わくわくしました!!
初めにも書きましたが、本当に初コミックスなのでしょうか…
作者さまの性癖を詰め込んだとの事ですが、とても面白かったです…!
次回作もついて行きます!!
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き、濃霧、汁あり
カバー折り返し : あり
カバー下 : あり、空を飛ぶ
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 円と球さん
特典 : あり、4コマ漫画
備考 :
ふた言 : 獣姦って感じでがっつり人外攻め。石鹸チャレンジ可愛すぎか!
〖紙媒体〗
未読
獣人モノが広く普及する不思議な世の中になった今でも、四つ足歩行の獣はまだまだレアな存在。
バトルシーンがしっかり描かれており、敵妖魔のデザインや背景もファンタジー好きの心をくすぐります。
結構エロ度高めだと思うんですが、こんな悪魔は実在しないので生々しさはあまり無い、でもそのおかげで読みやすく、胸焼けせずに楽しめました。
特に悪魔など邪悪な存在の場合を指すのですが、彼らに人間の道徳や常識をぶつけたって通じる訳が無い。
人間のキャラクターだと不快になりそうな無理矢理系やエロ過多の内容も楽しみ易い、これも人外キャラならではの魅力であるとすら私は思っています。
翼の生えた狼のようなインキュバス。目が5つもあり、それぞれの瞳の中に八尋を映すシーンが何度かあるのが印象的でした。
言葉で書くとおどろおどろしい感じがしますが、ベッドの上で休んでいる姿は犬とか猫の類を連想させるし、八尋と仲良くなりたがる一面や、毛のごわつきを気にするような茶目っ気もあり微笑ましかったです。
妖魔退治の仕事の傍ら、憑依したインキュバスを祓う方法を探す八尋、堕とされる前に祓わなければ!
…だったハズなのですが、情けをかけてしまったり、居なくなると気にしだす、密かに襲われるのを期待する場面も。
そもそも結構早い段階からHを気持ち良さそうにしている時点で、あまり祓う気が無いように見えます(^-^;
個人的に一番凄いと思ったのはココ。中出しが気に入った八尋はインキュバスがそれをしなくなると、何と、中出しさせようと頑張りだします!
外に出されてがっかりしている様子まで垣間見え、妊娠モノでも無いのにここまで中出しを促す受けってあまり見た事が無い。それこそ精液を糧とする淫魔の類に多いんじゃないだろうか?八尋は淫魔と同等なのか…。
Hの時に考えている事など、意外と欲望に忠実な場面が多く見られました、しかも人間では無くそれを悪魔に求めるのだから。あの場に居た数名から八尋を選んだインキュバスは大正解。
この快楽に流される姿勢がイケるか否かで評価が別れそう、もっと強い意志を持って悪魔に抵抗しろよ、と思う方には合わないのかもしれません。
でもHが好きな受けが大好きな私は、この敬語で不愛想な八尋の性格と、予想外な一面のギャップがツボに刺さり思った以上に楽しめました!
修正は結構しっかり入っていますが、あまりそれを描かなくても体格差と体位で楽しめるような場面が多く見られたと思います。
悪魔特有の部分として、尻尾で自由を奪ったり、長い舌を有効活用したり、量多めな液関連の描写は見応えがありました。
悪魔と共存したい、と思う時点で退治師としての八尋は既に堕ちきっていると私は思います。
タイトルの「堕トシ合イ」ってどちらが先に堕ちるかの勝敗を競う事では無く、文字通り互いを完全に「堕とし合う」って事だったのかな。
インキュバスに完堕ちさせられた八尋が今度は飼い主として相手を堕とす番。
宿主と憑依者の契約の絆、という雰囲気でラブと言う感じはあまりしなかったのですが、二人の強い結び付きが感じられその関係を楽しむ事が出来ました。
獣姿の悪魔はリアルな獣感、戦闘シーンはド迫力!画面の描き込みに見応えがあるめちゃくちゃ面白い作品でした。
妖魔退治師の八尋と悪魔(インキュバス)。BLなので八尋に憑いた悪魔の食事は性行為なんですが、この部分を他の要素に変えればそのまま少年漫画になりそうでした。
Hシーンは獣姦で、最初は本当に本能のみで悪魔が貪ってます。堕とそうとする悪魔に気丈に抗う八尋が良いんです。いろいろありながら二人は攻防を続けていき、徐々にお互いへの気持ちに変化が表れます。自分から乗っかる八尋の思い切りの良さに惚れ、悪魔は意外に繊細だったのか毛のごわつきを気にしだして萌えました笑。八尋のために悪魔がとあることを我慢してるのにはきゅんとします。
そして共存方法を模索する八尋。悪魔の説得シーンはスピード感溢れるバトル展開で最高でした!
描き下ろしの石鹸の話も大好き。悪魔に襲って欲しがる八尋が可愛いし、お風呂を覗く悪魔も可愛い!
新刊の「鬼と男娼」にハマってこちらも読んでみましたが最高でした。私の今一番の推し作家さんです。