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待ちに待った『ジュリアが首ったけ』の5巻。
前巻で、記憶喪失になりみきおのことを忘れてしまったジュリアと、ジュリアのために身を引くことを決意したみきお、の姿が描かれていて、なんとも切ない展開に悶え、続編を心待ちにしていたわけですが。
5巻で、ジュリアはみきおを思い出し、まるっと上手くいきました!
という展開には、はい、ならず、まだまだみきおの苦しみに読者が寄り添う展開でした。
ジュリアとの決別を決め、以来ジュリアを忘れようと努力するみきお。
仕事に打ち込み、けれど、世界的大スターであるジュリアは常にメディアに露出している。
そんなみきおの葛藤が、これでもかと描かれていてなんとも切ない…。
何をしても、何を見ても、それがジュリアに直結してしまうみきおの想いと苦しみが、ダイレクトに読者に流れ込んできます。
そして、そんなみきおの苦しみとともに、5巻で大きく描かれていたのがみきおの後輩である仙台くんの存在。今までも彼の存在の大きさがちょいちょいと描かれていましたが、今巻でドカーンと花が咲いた感じです。
イケメンで、仕事も有能、そして高校時代に彼が築いた野球での功績。
そんなハイスペック男子である仙台くんは、驕ることなく仕事も頑張る正真正銘のナイスガイ。
そんな仙台くんが、少しずつみきおに惹かれていく。
その過程が実に緻密に、そして繊細に描かれています。
仙台くんの高校時代の先輩が紛うことなきクズ男なのですが、彼の存在を介して、みきおと仙台くんの距離が一気に近づく。この描き方が素晴らしい。無理なく、けれどそこに育っていく仙台くんのみきおへの恋愛感情に、一気に萌えが滾ります。
みきおはジュリアを忘れ、仙台くんを選ぶのか―。
そこを軸に、5巻は展開していくストーリーでした。
BLに必須といっていいでしょう。
当て馬くん。
いやな当て馬くんもいれば、応援したくなるナイスな当て馬くんもいますが、仙台くんという当て馬は個人的に当て馬くんの中でも1、2位を争うナイスな当て馬くんでした。
5巻ではジュリアの登場は少なく、仙台くんに焦点が当たった感がありましたが、終盤にジュリアのターンがやってきます。
「みきお」という存在を失い、心の拠り所をなくした彼の虚無感が、これまた良い…!
みきおという存在が、ジュリアにとってどれだけ大きかったのか。
なんでそんなみきおを忘れちゃうんだよ、ジュリア…。
もうね、ジュリアじゃなくて仙台くんとくっついちゃえよ、とか思ったりもするわけですが。
最後が…!
なぜそこで終わるのですか、扇先生。
続きが気になる―!
5巻では仙台くん×みきおの描写が若干あります。
挿入まではありませんが、ジュリアとの絡みはなく仙台くんとの絡みだけなので、苦手な方は注意されてください。
で。
ワタクシ、仙台くんが好きすぎて、仙台くん救出ターンを激しく所望しています。
扇先生、どうかご一考くださいー!
ジュリアという主人公が霞むほどのカッコいい当て馬くんがナイス。という巻でした。
反対に言うとジュリア×みきおターンがお好きな方には若干しんどい巻でもあります。ご注意ください。
せつないせつない4巻から待ちに待った5巻…そうきたか。
実は、4巻が個人的に大嫌いな記憶喪失ネタと知り、5巻発売前まで寝かしてました。
あれだけ自分を求めてきた人に忘れ去られるなんて、
次巻発売までの1年が辛すぎてもたないと踏んで、読まずに待ってたんですが…やられた。
6巻発売までどうしてくれるんだとキィ~~~!
ですが、既に光は見えている…5巻はジュリアが遠くて寂しかったですが、
6巻で以前のジュリアに再び会えることを、みきお共々お待ちしております。
5巻はハイスペック後輩の仙台ターンではないですか?
ジュリアの狂愛に胡坐をかいてきたみきおが、すっかりボロボロの2年間ですが、
仙台の存在に支えられて何とか凌いでこられた感じ。
4巻登場から圧倒的存在感でしたが、ここまで丁寧描写でくるとは驚きでした。
だからこそ、ただの当て馬で終わらない愛着度の高い仙台。
野球に捧げた高校時代の背景が、ただのデキル男というだけでなく先輩に尽くしてたと知ると、
仙台とジュリアが被ってしまい複雑な心境なんですが、尽くした先輩がクソだった。
あんな人の好さそうなモブ顔の先輩がほんとクソのゲスで、
尽くす相手を間違えたハイスペック忠犬ワンコの仙台でしたが、
利用されてると解ってても全部捧げた仙台の想いが、せつなくてやりきれない。
情に厚くて器のデカいみきおの優しさを知って、
やっと先輩を振り切ることができる場面は、読んでて痛快というより安堵。
みきおに仙台が傾倒していく、ちょっとした場面がジュリアと被るデジャブ。
またしても、ハイスペックワンコに言い寄られているみきお。
忘れたくても忘れられないジュリアがチラつくことは、みきおにとって痛みでしかない。
街に出ても家にいてもメディア露出しているジュリアが溢れていて、
言い寄るワンコ仙台もジュリアとの幸せだった過去を彷彿させる。
こんな辛い状況で2年間、
自分を忘れたジュリアは新しい恋を始めようとしているのに、自分だけがジュリアを忘れられない。
仙台を選んでもいいよっていう状況が設定される訳ですが、私は読んでて一切不安なしでした。
仙台との濡れ場はありますが、反対を言えば揺るぎないみきおを感じさせてくれる。
そして、みきおの周りをチラつくジュリアが、みきおを見張っている感覚にもなってくる…
執着狂愛のジュリアです、今から覚醒が楽しみです。
それにしても、辛い。
愛する二人の記憶喪失ネタってご都合主義の暴力だと思います。
愛を知り愛を試す試練だという見方でみれたら、もっと楽しめるのかもしれませんが…できないわ。
描き下ろしのラストに光を見出し、あとがきでも保証されているので、
ウキウキのワクワクで6巻を1年待つことができます。
変なところで終わらないで本当に良かったわ…。
先生の画がまたまたキレイになってレベルアップしてますね。
やつれているハズのみきおが、可愛さ増ししているのは複雑ですが、可愛いのはいいことだ。
そして、シーモア描き下ろしイラストの拗ねたジュリアがクソ可愛くて堪らん。
早よ戻ってこ~~~い。
色々文句は言っているけいれど、大好きなシリーズで神作品です。
※シーモア:修正は部分ボカシで甘めですが、仙台のtnkです。
どうやら私は4巻の作者様のあとがきを勘違いしていたみたいで…
>みきおのしんみりはなくなってラブコメに戻ります。
を、みきおのしんみりはなくなる=
ジュリアの記憶が戻ってラブラブになるんだ!!
と、自分に都合良くすり替えて?思い込んでいたようで…(お花畑脳ですね)
4巻のレビューにも堂々とそんな事を書いてしまっていてお恥ずかしい限りです汗。(読んでいただい方いたら申し訳ございません)
…そんな事もあり5巻を最初に読んだときは一向にジュリアとラブラブになる気配が無くて、残りのページ数を気にしながら読み進めていたので内容があまり頭に入って来ず、でした笑。
2度目頭切り替えて読んでみたのですが…
うぉーん、しんみりモード絶賛継続中じゃないですか作者様〜!
仙台君の選手時代の過去バナやみきおへの溢れ出しそうな恋心、そしてそれが爆発した後の切ない展開や、一見吹っ切れた様なみきおの弱さや本音が露呈した所なんかでまた泣いてしまいましたよー。
仙台君は最近私が読んだ当て馬さんの中でもかなりじっくり人となりが描かれています。
元々私は当て馬応援隊な性質があるのでかなり思い入れが強くなりみきお同様ぐらぐらしてしまいました。いい男。
でもふと1巻読み返してみたんですけど、やはりわんこなジュリアがめちゃくちゃ可愛いんだよなぁ…
みきおのお説教を正座で聞く姿、みきおのみきおを手コキして手に付いたものを思わずパクっといった時の表情、思い詰めて飛び降りしようとしたり引くくらいの時もあるけど、、、
ああ、あのジュリアが恋しいー
みきおもきっと同じ気持ちなのでしょう。
ジュリアでなくてはダメなんです!
最後良い形ではないけれど2人はようやく会えました。
作者様6巻で記憶戻りますか?この展開ギリギリ頑張ってもあと1巻が限界です笑。
早く2人が全てを取り戻せますように!
え~~~~ジュリア忘れて仙台とくっつけばあ~~~??が
つい先日1-5巻を読了した新参者の戯言です。
ただの当て馬で終わらせるなんてもう、もうっ……!
仙台がかっこいい…!スパダリの素質しかない!もうジュリアなんていいじゃん!
しかし、おかげでジュリアや本人すら自覚してなかったみきおの愛の深さを我々読者も知ることになりました。
普通でいる時に優しくされるより辛い時やどん底まで落ちてる時に優しくされた方が、嬉しいですよね。恐らく苦しい時にそばにいてくれた人を無条件で信用してしまうこともあるんじゃないかと。
そんな人に好意を向けられたら?恋する目で「好きだ」と言われたら?ふらっと傾いてもしょうがないと思う。というか、普通ならそうなる。
でも、みきおは違います。ジュリアはもうそばにいないし、何なら自分のことを忘れてるのに、みきおは常に無意識化で仙台の気持ちに答える気がない。
第22話の「こんなの…どうやって断ればいいんだ?」「なんで俺 断る前提なんだ?」
SIDE:Mの「なんで ダメなんだっけ」
等々訳も分からず仙台とは付き合えない、答えられないと考えてる。
ジュリアじゃないからだよね。仙台をジュリアと同じ”本物”だと認めてるのに、恋人にはなれない。ジュリアを愛してるから。愛。愛だよ。みきお!!愛だよ!!!
でもさ~~仙台気の毒じゃない~~~???
お弁当作ったら満面の笑顔で「また作ってくれよ」なんてハート付けられ
強引にちゅーしたら殴りもせず「お座りっ」で
終いにはHの断り文句が「男同士は大変」って
は~~~~先輩ほんとそういうとこ。
遠回しにokしてるようなもんだよそれ。押せばいけると思うじゃん??
正直指ぐらいはいれてもよかったのでは?と邪な考えが過りますが、本命はジュリア×みきお!
今後どうなるのか6巻が楽しみです!
うん、辛すぎた
最後のおまけページは、ぜひぜひ
みなさん買って読んでいただきたいのでネタバレ感想はあえて書いておかないでおきたいと思います。
みきおの最後の涙につられて、こっちも胸がギュッと締め付けられて、ほろりと涙が出て来そうになりました。
近頃は、マンガは書籍で買わずに電子版で購入する様にしていますが、扇先生だけは購入するようにしています。
だって、それだけ美しすぎる絵を堪能したいから(*´꒳`*)
扇先生、リスペクトです。
好きなものは、理不尽なくらいのハッピーエンドと書かれていたので、ミキオとジュリアの幸せを願っています!