電子限定おまけ付き
新刊買ったのですが、1巻の記憶が朧げだったので再読。
このもだもだ感…!!
拗らせてる人しか出てきません。
そしてこの2人、受けか攻めかぜんっぜんわからない!笑
それもまたリアルというかなんというか。
お互い何も言わないけど知らず知らずのうちに嫉妬とか態度に出ちゃって、正直面倒くさい男どもなんですけど、
やっとここからだね。がんばれ。まだ若いから。
と、なんだか親のような気持ちになってしまう…
そしてメインよりアダルト組の行末の方が気になってしまうのであった……
上下一気に読みました。
大人の生活なので仕事に携わる時間が長いのは当然ですが、その日常とストーリー展開上都合の良い出来事やら登場人物などのフイクション要素の兼ね合いが素晴らしくて、本当に私達の側で普通にいる人達のお話と感じられるほど普通なお話しにぐいぐい引き込み、ページをどんどんめくらせてしまう。
付き合いが長いと、言葉はだんだん足りくなるんでしょうか?
お互いに不満があるのに、今を変えるのが怖くて言葉に出来ない。それが重なり、ますます言えなくなる。
長い間変わらなかった関係を十和田さんの言葉で動き出してしまった。
その時の亮の気持ちが伝わってきて、私も苦しかった。期待と後悔と。涙を溢れさせて寝ている姿が(涙)。十和田さんを恨みましたよ。
そのあと、周防は帰ってこなくなるし、亮が可哀想。
亮は周防への気持ちを小説にしていたのかな?
小説の中で、自由に動いて恋人になっていたんだろうか。
動き出した彼らの関係。
どう変化するのか、とても楽しみです。
じっくりゆっくりなお話でした。6年間の片思いが変化を迎えるかもしれない!という話が8話かけて丁寧に綴られています。二人それぞれの職場での人間関係も描かれるので、人間ドラマとして読み応えがありました。
6年は長いけど、同居して毎日顔を見る状態で何も変わらなかったら、そのままズルズルいくのも納得かなって感じです。片方は隠してるつもりで、片方は気付いてて、でもお互いに上手く均衡を保ってたからなおさら。
決定的にやらかしたのは柿谷で、それに対する周防の反応は意外でした。えっ赤くなちゃうの!?っていう…。
周防は柿谷が自分から離れていかないことを知っていて、会社の人と仲良くすると不機嫌になる程度の独占欲も見せていて、だけど関係性は変えたくないって人。こういうのずるいって思いそうなのに思えないのが不思議というか、ちょっと子供で自分でも分かってないとこが大きいっぽくて、人間らしい気がしました。
柿谷は感情が分かり辛い分、ズレる眼鏡が良い仕事してます笑。溜め込み期間が長い分、爆発は大きく即断即決。自分の中で決まっていることを、いきなり切り出して相手を戸惑わせるタイプ。
一巻は本当にここから!ってとこで終わってるので、二巻が楽しみでたまりません!
幼馴染で6年もルームメイトとして一緒にいるのは、ただただすごいなと。関係に名前をつけない緩さが心地良かったり時に苦しかったり、自分勝手だなんて思うんだろうなと読んでいて感じました。二人のどちらがどっちなのか、なんて最初は思っていたけどこれちゃんとおさまるのか?と不安になるくらい拗れていくのがすごい。めちゃくちゃリアルでどちらの気持ちもすごく繊細に描かれていて、周りのキャラクターも個性的ですごく感情豊かで魅力的で、とにかく言葉が刺さりました。