限定特典と割引が充実!
貴方を諦めるため、一度だけ抱かせて下さい
佳門サエコ先生で。
ビーボーイで。
このタイトルで。
この表紙で。
エロいのなんて読む前からわかりきってるじゃないですか。
じゃあ読む前に心配することは何かと言うと、エロはエロでも楽しめるエロかどうか。
つまりは飽きず、シラケず、読後感の良いエロかどうか。
はい。その点において今作は実に素晴らしい構成でした。
1ページ目から巨大なナニが飛び出し、予想通り何というエロ本じゃ!という感じです。
そのままヤッてるだけマンガでもいいんです。
いいんですけどね、楽しみたいからもっと考えちゃうんです。
そして生まれる疑問。
① なぜヤるの?(目的)
そうしたら丁寧に説明してくれるんです。
先輩は後輩に一晩だけで良いからと請われたこと。
先輩と後輩は実は両想いであること。
だけど、先輩は付き合う気がないこと。
両想いなら、まあひとまずヤッても良いよね。
というわけで、エロの理由を一つゲット。
そこからの前戯+本番はスーパーエロタイムです。
受も両想いなんだよーということをリマインドしながらひたすらヤる感じです。
エロエロのエロをしばらくお楽しみください。
そしてほぼヤるだけのそれを眺めているとですね、おや?攻めの迫力と執着がちょっと尋常じゃないぞ?と気づくわけです。
すると次に生まれる疑問
② どうしてそこまでヤリたいの?(動機)
攻がそこまで請う理由が知りたくなるでしょ?
そのタイミングで攻の回想が入ります。
はい、ここがエロに飽きさせないポイント。
ずっと続いていたエロの箸休めです。
しかもちょっと良い話。
いかにして受に惚れたか、その出会いがどれほど攻の運命を決定づけたか。
おや?これはただヤッてるだけのマンガじゃないぞ。
ストーリーが見えてきたぞ?!と急に説得力が増します。
③ そもそもキミたち何者?(人物)
ここまで来ると、ヤってるだけマンガの印象は吹き飛び、いつの間にかキャラに興味が出てきています。
どんな仕事をしているの?
あれからどうやって1か月を過ごしていたの?
あの一晩から、何か変わったの?
今どんな気持ち?
これも後半にちゃんとご用意してあります。
するとあら不思議。
駅トイレセックスも、お道具一人エッチも、同じエロなんだけど、最初より説得力を持ち、物語に馴染んでくるんですよ。
前半エロ多めだったにも関わらず、全然飽きない、シラケない。
④ ねえ、本当に一晩だけでいいの?(展開)
人となりを知ってしまっては、もうこのカプを幸せにしないと気がすみません。
君たちはもうヤるだけマンガじゃない!
ちゃんとストーリーを完結させてくれ!といつの間にか気持ちを込めてページをめくります。
そして伏線(?)も回収しハッピーエンド+フィナーレエロを見届け、幸せな気分で読了。
気づいたらエロたっぷりなのに、ストーリーもめちゃめちゃ楽しんでた!と満足度の高い一冊でした。
これ、ありがちに過去のストーリーから開始して、一晩限りエロを中盤に盛り込まれていたら、確実に飽きてたと思うんですよ。
理由、心情、キャラクター説明を小出しにする構成が一晩の特濃エロの効果を最大限まで引き出し、とても読みやすく仕上がっています。
エロは好き。でもそこに至る理由も大切にしたい。読むからには飽きたくない、シラケたくない。そんな方にお勧めできる作品です。
ただし最後まで解けなかった疑問が1つだけ。
なぜ、休日の旅行に二人ともスーツなの??
作家買いです。
帯の「超濃厚♡リーマンラブ」この一言に尽きます。
諦めない後輩×素直じゃない先輩
どっぷり佳門先生の濃厚エロに浸れるあま~~い一冊。珍しくフェチはなしです。
タイトル通りの状態で、後輩に抱かれる寸前から始まる後輩のモノが凄い。
ドエロでくるんだな…と期待通りなんですが、過去回想で二人の関係が描かれていく。
10歳違いの先輩リーマン鳴海を慕う後輩の田那辺。
好きだ好きだと毎日しつこく付きまとい、仕事に支障をきたすと困り果てた鳴海、
一晩だけ抱かせてくれたらキッパリ諦めるという約束で、抱かれることになった鳴海です。
ローカル電車に乗り旅館で抱かれに行くのも、どこかクスっとさせる。
笑えない状態なんですが、佳門先生作品のズレた笑いとエロが好きなんです。
そしてしっかり、キス描写だけでエロエロ…
スーツでビシッと決めていた受けが、トロトロにされ可愛くなってるのも期待通り。
田那辺の執着ワンコぶりが鳴海には理解できないのですが、
鳴海が覚えてないだけで、田那辺は社会人として踏み出す勇気を貰った存在。
同じ本社で一緒に仕事ができるようになり、想いに歯止めがきかない状態。
そして、片想いだと思っていたら、好きでもない相手に抱かれる訳もなく、
鳴海も一目惚れだったんですが、臆病でズルい大人。
色んな感情に揺さぶられながら、受け入れる訳にはいかない鳴海です。
ただ一晩メロメロに抱かれるエロ重視作品だと思わせながら、
できる執着攻めの自信に驚かされる展開。
翻弄される鳴海がエロ可愛いのですよ…出会いが32歳なので多分35歳はいってるはずなのにピュア。
鳴海は田那辺の口を見るだけでキュンとなる位、田那辺の美しい口が好き。
この辺りはアホエロ感が漂っていて最高です。
自分でアナル開発済みの受けに嫉妬、自分がやりたかったのに…と、
攻めが激しく甘くねちっこく可愛がる、汁多めの描写は期待を裏切らないですよ。
この世界観が好きな人には堪らないエロ。
受けが可愛くなるのが苦手な方もいると思いますが、
カッコいい受けが可愛くなるのが私は好きです。
ねっちこいエロと執着愛の攻めとのバランスも、大好きだわ。
あえて突っ込まれるような場面を見せている気がするんですが、
自分でロングヘアをバッサリ切って面接って、
こんな描写も佳門作品ならスッと入って笑って流せるのも、今までの功労賞ですよね。
個人的に気分転換の一冊として活躍すると思われる作品です。
※紙本:修正は白抜きです。
作家買いで、発売を楽しみにしていました。
佳門先生は、エロエロなのにストーリーでもしっかり萌えさせてくださる貴重な作家さんで、タイトルと表紙から期待値上がりまくっておりました。
じっくりねっとりと、ほぼ1冊かけて受けとの愛の営みが丁寧に描かれ、エッロ!!最高か!!という気持ちだったのですが、その気持ちに水を挿しまくる白抜き修正の嵐……
レーベルがリブレだったのであぁ…という感じなのですが、ほんとそこだけが残念で……
盛り上がった気持ちがスンっとなってしまいました。
あそこまで真っ白にするなら、成人指定で発売して欲しかった……
勿体無いと思ってしまいました。
内容のレビューは子他の方が絶賛してくださってるので気になってしまった部分だけ書かせて貰いました。
修正に萎える人は要注意です。
目をかけていたデキすぎ後輩に猛烈なアプローチを受け続け、
たまらず「一晩だけなら」と承諾してしまった先輩鳴海。
旅行先に向かう電車でのキスがまぁエロい
この作家さんの口元の描写素晴らしい(唾液とか)
初っ端から下半身にクーーるーーー!
「社内恋愛なんて絶対に御免だ」と思っていたのに、
二人きりの温泉旅館でお風呂で朝までいたします。
先輩鳴海の後ろが開発済?実は鳴海も後輩の田那部のことが好きだった!
お互いの気持ちを確かめるけど鳴海は、いつかは、別れるときがくるから、これっきりにするつもりで抱かれに来たんだと
とても濃厚な一夜を過ごし、駅での別れ際、鳴海の『ありがとう』の一言で、燃え上がった二人はトイレでいたしてしまう
元どおりになった日常、鳴海の身体は田那部を忘れられない
あの一夜は、田那部がまずは身体から離れなくさせようとした賭けのようなものだと告白
そしてお互いが好きになった回想あり
コミュ障だった田那部が今の会社に入るきっかけを作ったのが鳴海で、田那部が支社の新人の頃からデキる奴だと思っていた鳴海。
実は、田那部本人と初めて会ったときに一目惚れしてたんです
最後に田那部がどれだけ自分を愛しているかがわかった鳴海が覚悟を決めます
まぁタガが外れた二人のラブラブエロをご覧あれ
後日談描きおろし付き!
佳門先生の作品に、今どっぷりはまっていて、先生の描かれるスーツ男性が大好きです
今作も本当に素敵な、眼福の男性が出てきます
いつもながら美しくてエロい
この2人だけの、ほぼ一日だけのお話
なのに、読み応えがあって大満足の一冊です
仕事や就活など、ところどころツッコミたくなるところはありますが、魔法にかかったようなもので、さらりと流せるかな
とにかく、2人がくっつくまでが、焦ったくなのにいやらしく、本当に良かったです
受けが、10才上だから分かると言い切るシーンが刺さりました
描写では美しくて、そんな上にも見えないのですが、バリバリのキャリアで出来る男が、トロトロにとかされるのは本当に好き
オススメの一冊です
