「……教えてください。電車でした、それ以上のこと」 闇を抱える男×抑圧に苦しむ高校生

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表題作 メトロ

黒瀬忍 → 佐藤拓也

白岩水葵 → 天﨑滉平

その他キャラ
水葵の同級生1[大塚剛央]/ 水葵の同級生2[石井孝英]

あらすじ

性に対して親から抑圧され続けてきた水葵は、通学中の電車内、いつも同じ時間、同じ車両で見知らぬ男に体を触られていた。
逃げることは出来たのに、その行為を受け入れてしまう水葵。
ある時、水葵はその男――忍を見つけ出し、取引を持ちかける。

「……教えてください。電車でした、それ以上のこと」

マゾヒスティックな水葵の“命令”に、淡々と応えていく忍。
しかし、背徳に耽り、欲望に溺れる日々の中、無感情だった忍にも、次第に変化が訪れ始め……。

闇を抱える痴漢×抑圧に苦しむ高校生の
生々しくも美しいインモラリティ・ボーイズラブがドラマCD化――。

作品情報

作品名
メトロ
著者
本郷地下 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
デルファイサウンド、大坪絢
脚本
茶乃原ゆげ
原画・イラスト
本郷地下
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フィフスアベニュー
収録時間
75 分
枚数
1 枚
ふろく
特典ドラマCD
発売日
JANコード
4580166733302
4.6

(53)

(37)

萌々

(11)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
244
評価数
53
平均
4.6 / 5
神率
69.8%

レビュー投稿数11

新たな一面!!!!!!

まず、忍役の佐藤さんにびっくり。

『えっ!!!佐藤さんてこんなお芝居も良いんですね!!!』←私の感想、第一声。

ただ...こういう役だし、こういう物語なんだろうけども...

忍の声に合わせると水葵の声がでかすぎるし、水葵の声に合わせると忍の声が聴こえない...

そこが残念ポイントでした。

でも佐藤さんファンの方はこれ聞いた方がいいと思う!いつものイケイケなお芝居じゃなくて、新たな一面見れた気がします。

水葵役の天崎くんは想像通りのお声とお芝居でした。

私個人的には天崎くんはもっと癖強の役をやってほしいので...

0

佐藤さんファンにおすすめ!

原作未読で聴いてから原作を読みました。未読でも聴けましたが、初めの場面は原作を試し読みしてからの方が世界観に入りやすいかもしれません。

原作の表紙からも感じるモノトーン感を音にしてくれた作品でした。

まずbgmが素晴らしかったです。ピアノの単音で奏でられていて、余分な音を極力減らしたかのような音楽でした。とても繊細に作られていると感じました。

また主役二人の声のトーンが控えめで、速さがゆっくりなので、ゆったりと話が進むのも印象的な作品です。


*忍役佐藤さん*
忍を佐藤さんに演じて頂いて本当によかったです。
キャラクターの感情を緻密に声で表現して下さいました。大事な短いセリフを丁寧に演じて下さっているのが伝わりました。

忍は表情のないキャラクターなので声に温度を感じません。なのに濡れ場では自前SEで行為の生々しさを感じさせてくれました。

特典は漫画にはない、オリジナルエピソードとなっています。
そのトラックでの、少しだけ表情を豊かにした声の匙加減が素晴らしかったです。水葵の行動や言動に感情が揺れ動くのがセリフを通して伝わりました。


*水葵役天崎さん*
最初水葵は弱々しいですが、忍との出会いをきっかけに成長していくのが声でも表れていました。成長後の、忍を側で支えるような安心させてくれる声が心地よかったです。

天崎さんは、セリフを漫画のセリフのコマの通りに忠実に再現しているのが印象的でした。
一方で特典では自然体で演じて下さって、佐藤さんとの掛け合いが心地よかったです。本編では見られなかったちょっと無邪気な水葵くんが可愛かったです。

0

素晴らしい演技

原作既読です。

忍さん役のさとたくさんは淡々と話す感情の無さが忍さんにぴったりでした…!
静かな声に何度もゾクっとしました。
ラストにいくにつれ変化していく演技も圧巻です。

水葵くん役の天﨑くんもイメージ通りのお声で、可愛らしさの中に欲望に抗えない色っぽさが垣間見えて最高でした。

ベストキャスティングだと思います!
ストーリも良くしっかりえっちなので何度もリピートしています。

CDのみのオリジナルエピソードも13分30秒ほど収録されており大満足の内容でした。

5

雰囲気が素晴らしい…

素晴らしい聞き心地でした。
とても雰囲気がのある仕上がりになっていて、
すっかり魅了されて聞き入りました。

佐藤さん演じる忍さんが素晴らしくて…
空っぽの人形のような色のない話し方がもう忍さんそのものなんです!

忍さんがいる話すとそこには静寂と不穏さがあって、それが
最初は少し不気味なんですが、水葵との逢瀬を重ねるうちに
声に温度が感じられるようになっていきました。

佐藤さんってどちらかというと爽やかな役や熱い役のイメージだったのですが、
こんな静かな抑えた演技もされるんだなぁ…と新たな発見でした。

まるで吐息みたいな、囁くような話し方が色っぽくて、
じーっと耳を澄ませてしまいました。
ワケありとは言え、とても痴漢とは思えない品が声に感じられるんですよね。

天﨑さん演じる水葵は原作を読んだときには特に固定された
イメージはなかったのですが、いざ耳にしてみると違和感なく、
まさに水葵の声だと思えました。
母親から抑圧されながらも純粋で、心の内に繊細さと脆さを抱える
青年の声でした。

お母さん役を演じられた声優さんも病的に息子に執着する母という感じが
出ていてすごく怖かったです。
水葵が呼び止められる度にホラー的な意味合いでドキドキしてしまいました。

はじめはそれぞれの思惑から始まった水葵と忍さんの関係が
変化していくにつれて、二人の声色に少しずつ柔らかさが
滲み出てくるのがわかりました。

特に忍さんは顔は無表情だし、別にふっと息を吐くような
表現をされているわけでもないのに、耳で聞いていると
不思議と微笑を浮かべているように聞こえるんです。
これって実力派声優さんだからこそなせる技なんだろうなぁ…

穏やかなBGMが流れる中で最後の「君を待ってた」という
忍さんの台詞もまた温かく聞こえ、優しい気持ちで聞き終えました。

7

実は純愛かも

原作既読です。
こちらレビューの評価が良かったので気になって購入してみました。
佐藤さんは比較的BLCDたくさん出演されているので声のイメージがあったんですが、今まで聞いたことのある声とは違って、とっても低音で役柄が社会と距離を置いて人生諦めてるような役柄だったので、感情も見えず淡々とした感じで、新鮮でした。

天崎さんは先日他のCDで聴いてたイメージに近く、とってもかわいい感じの声なのに濡れ場になるととってもエッチになるのが良かったです。まだそんなにメインでは沢山出てないみたいですが、これからもBLCD沢山出演して欲しいくらいエッチでかわいかったです。

原作が痴漢から始まるお話なので、食わず嫌いというかなかなか手を出さずにいたのですが、最初の出会いこそ痴漢する方とされる側でしたが、徐々に交流していくうちに水葵くんに恋心が芽生えたり、忍さんは本当に人生終わりにしようとしてたくらいなのに段々感情が戻ってきたり素晴らしい作品でした。

音声化されてより忍さんの孤独な感じとか、水葵くんと母親の関係とかよりドラマチックになっていて良かったです。
普段BGMとかあまり気にしたことないのですが、うるさすぎず心地良いピアノの音色が流れていたりして本当丁度いい感じで、ドラマCD1本通してミニシアターの映画を見てるかのような気持になりました。

割とエロも多めですが、ちゃんと物語のあるお話なのでいろんな方にも聞いていただきたい1枚でした。

6

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