この男のセックスに抗えない――

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バリタチの俺がゲスリーマンなんかに掘られるわけがない

baritachi no ore ga gesuriman nanka ni horareruwakeganai

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表題作バリタチの俺がゲスリーマンなんかに掘られるわけがない

幸一,既婚者のゲイ
龍太郎,元バリタチ

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

愛した人には愛する人がいた。気持ちの上で一番に恋人を愛してさえいれば、浮気OKの龍太郎(りゅうたろう)。付き合っている相手がいるにもかかわらず、今晩も自分好みの浮気相手さがしに没頭していた。そんな、龍太郎の前に現れたのは既婚者の幸一(こういち)。お互い合意の上で、ホテルへ向かった2人。バリタチの龍太郎は勿論、自分が攻め側だと信じて疑わなかった。それなのに……。『バリタチの俺がこんなリーマン野郎に掘られるなんて…っ』ミナモトカズキが贈る、禁断の不誠実ラブストーリー。

作品情報

作品名
バリタチの俺がゲスリーマンなんかに掘られるわけがない
著者
ミナモトカズキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
ISBN
9784815501143
3.6

(16)

(5)

萌々

(3)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
58
評価数
16
平均
3.6 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数5

最高です

エロシーンも丁寧で男らしい感じの受けが攻めにぐちゃぐちゃにされてる感じがとても面白かったです、個人的には会社も何かもかも全て失った攻めが受けに縋り付いてそれを愛と言っているシーンがめちゃくちゃ好きでした。

セフレだった主人公が結果的には恋人になれたのですが、果たしてこれは幸せなのか考えさせられます、受けは単純に攻めのことを愛しているけれど攻めは愛と言いながら依存している感じの関係性でhappy endともbad endとも言えない結末で好みは分かれてしまうとは思うのですが個人的にはドストライクでした。

読後感が完璧で幸せな気持ちに浸れるわけじゃなくて、この曖昧な言い表せない辛い気持ちが永遠に残っています。

攻めもスパダリとかじゃなくて、ガチのクズなので少しもやもやとするかもしれませんが、本当に面白い作品でこれまで読んできたものの中でダントツで好きです。

2

タイトル通りです!

いや~ゲスかった。
ミナモトカズキ先生の描くキャラのエロい身体は、とっても堪能出来ますね。
でも、ほんとゲスな2人が出会ってセックス。ワンナイトのつもりが初めて抱かれて。
ネコになっちゃう。龍太郎、バリタチ強制卒業しましたって話です。
まあタイトル通りですね~

バリタチだった龍太郎が(髪型は好きになれないなぁ)、まあネコになっていくわけなんです。抱かれてから、ゲスな人間性が変容していく事が見所でしょうか。

更にゲスなんだけど、リーマンの既婚者幸一は確かにセクシーなんですよ。
スーツの着こなしも、身体つきもエロい。
うーん、さすがミナモトカズキ先生ですね…

とはいえ、意外に健気になった龍太郎とゲスさが特徴の幸一の行方を読んで知っていただきたいなぁと思いました。

ひねてますが、バッドエンドじゃないと思います。
ゲスな2人の関係性が面白かったです!

3

クズとゲスの共演

うわー、すごい作品きたなという感想です。
恋人がいても浮気を繰り返す龍太郎と、男と不倫する幸一。
似たもの同士で反面教師な二人の話で、
最後までどういうラストになるのか分からず引き込まれました。


浮気を繰り返す龍太郎は、恋人を愛してさえいれば不誠実ではないという持論があります。
そんな勝手な話を理解する恋人はおらず、
振られた直後に出会ったのが幸一です。
孝一は既婚者ですが、後腐れなく遊ぶ相手を探しており、
龍太郎の考えに共感して二人は一夜を共にすることにーー…

バリタチ×バリタチなのですが、龍太郎はあっさり幸一に抱かれてしまいます( ̄▽ ̄;)
幸一は、恥辱に満ちたバリタチを無理矢理犯すことがこの世で一番興奮するという最低男です。
ゲイなのに世間体のために結婚し、悪びれる様子もなく浮気を繰り返す……
龍太郎はそんな幸一に執着し、抱かれる気持ち良さに溺れていきます。

クソだった龍太郎が幸一の態度に傷付き、
自分がしてきたことを省みて変わっていきます。
基本、龍太郎は素直ないい子なんでしょうね。
それにしても、物凄い変化にビックリなんですけど^^;

龍太郎は幸一を好きになってしまうのですが、
その気持ちを告げた途端に関係を切られてしまうという……
因果応報なんでしょうかね(。-_-。)
幸一との連絡手段を断ち、引っ越して新たなスタートを切ろうと前を向きます。
そこに、妻にゲイである事を知られ、捨てられた幸一が現れるのです。

こんな男絶対受け入れないでほしいと思うのに、
縋られて振り切る事ができない龍太郎がもどかしい!
そして、幸一の調子良さには本当に腹が立つ( *`ω´)
いまだに簡単に愛の言葉を囁く幸一と、
その重みを知って口にできなくなった龍太郎。
本当にこれでハッピー?と問いたくなるラストには、
モヤモヤが残りました……

評価に迷う作品で、萌えるかというと萌えないし、
特に幸一のことは最後まで好きになれませんでした。
だけど、こういう作品があってもいいのかなとは思います。

紙本 修正は白抜き

9

メルヘンとリアルの差

[メルヘン課長とノンケ後輩くん]のスピンオフです。

全く違う作風でビックリ!作者さん、おもいっきりエロ描きたかったとの事ですがリアルなゲイライフな感じがしました。

恋人が居ても遊びたいし、本命の事は1番なんだからいいでしょ?ってスタンスだったバリタチ龍太郎くんが既婚リーマン幸一に処女を奪われて、初めての恋を知って悩み葛藤するお話。
龍太郎くん、ガテン系のお仕事なのでいい身体してるのですがめちゃくちゃプリケツでした。

普通なら2人はラブラブハッピーエンドでしょ?
こちらの攻めはクズすぎる。
龍太郎くんは、過去の自分の行いに反省して一対一のお付き合いの大切さに気づくんだけど、幸一は家庭があるし依存されない関係性がいいのスタンス。そのくせ気を引くような態度とセリフを吐きまくる最低な男!こーゆー奴が浮気しまくってんだろなーなんて思ってしまう。
ダメな男に引っ掛かってるのわかってるのに、抜け出せない龍太郎くん。

結局、浮気バレして離婚、会社も辞めさせられたズタボロの幸一とそのままお付き合いしていく。ってもやぁーっとした終わり方したよ。
その曖昧さがなんともリアルでした。

でも、私はその数ページ前で終わった方が面白いなと思った。
最近新たな魅力に開花した龍太郎くんは界隈でモテ始めてる。龍太郎くんに気がありそうな男たちに声を掛ける幸一、それを見つけて龍太郎くんが切ない顔してる。幸一が龍太郎くん目当ての男を全部先回りして抱きまくる。浮気をしたいんではなく龍太郎くんに執着してるから目障りな男を排除したいってオチにして欲しかったな。その方がメリバっぽくて好き。

でも、作者さんが描きたかったのはメリバではないんだろな。メルヘン課長と〜は、少女マンガちっくでファンタジーなお話でそれはそれでキュンが詰まってて素敵だったのですが、こちらは切なくてモヤモヤして大人なリアルなお話でした。

1

ゲス男が読みたいなら

不誠実ラブストーリーって、ほんとそのまんま!
読み終わってなんともモヤモヤが残るの!
というのも、作者様はリアルゲイとのことで、いわゆるBLのファンタジーな部分、つまりはただラブラブみたいなのを排して、本物の人間関係の不誠実の部分、言ってみれば「不具合な真実」?そこを臆さず描いていると思うわけ。

本作の主人公・龍太郎は、ヤリチン的なガテン系攻め。
頭はモヒカンなんかにしちゃってイキってる感じ。
決まった恋人がいてもあれこれ浮気してて、自分でそれを正当化してる。
で、ある晩同じ価値観の既婚者イケメンリーマン・幸一と出会い、意気投合してホテルへ。
しかしバリタチの龍太郎が優男の幸一にガン掘りされて…

…と始まる。
ここで、普通は龍太郎ザマアで、色々あっても結局幸一の可愛いネコチャンになりましたよ〜、自分勝手を反省しましたよ〜というのが従来。
しかし、本作は幸一の方が超絶ゲスいのだ。
幸一の「自分ファースト」は龍太郎の数倍上をいってて、幸一によってこれまでの自分を破壊された龍太郎がザマアどころか完全モラハラ被害者に見えてくる有様。
その後、幸一にもバチが当たるわけだけど、読者的爽快感は全く無い。
というのも、幸一は更に龍太郎に縋り付いていくのだ…
この辺は読んでて「うわ〜↘︎」と気分が下がった。
でもリアル現実だとこっちが本当だとも思う。浮気バレで離婚した男が受けをカッコよくさらう攻めになるわけがない。
だから「本当の話」を読んでる感が大きくて、娯楽を求めてる時に読むとうへーっとなるかもよ。
ラストシーンは一転穏やか。幸一は変われる?変われない?
龍太郎の友達の健二さんが何度も出てくるんで、多分いつかは幸一x龍太郎も…という伏線なのかもしれませんね。

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