電子限定かきおろし付
うわ~!久々にBL読んで心が震えました。
これは凄い…
この2巻を読む直前に1巻を読みました。すごく評価高いために、かえって手が出せなかった。2巻が出たのでまとめて読もうと思ったわけです。
いや、ほんと読んで良かったです。
葉月と雫斗、しずくちゃん、湊。
ちょっと、感動し過ぎてうまくレビューになりません。
辛い過去に向き合った雫斗の、恐怖心と強い不安感。強い怒り。とにかく、とにかく雫斗をレイプした相手が酷いクズでした。
過去の出来事は変えられないけど、今の雫斗には大切な家族がいる。それはどんなに、気持ちを奮い立たせることなんだろう。
そして、葉月~!めちゃくちゃ戦闘能力上がったスパダリに成長していて、目が見開きました。なんなんだ。強い愛情と、雫斗を家族を守るための行動力と対クズの場面!
思わず、息を殺して読み進めました。
しずくちゃんが、また良い子で嬉しくなりました。もちろん、我慢していることもたくさん有り。でも、ちゃんと雫斗も葉月も分かっている。
しずくちゃん、湊をしっかりと育てている愛情深さは、胸にぐっと来ましたね。
強く強く、家族としてもまとまり、過去を乗り越えた良すぎるお話でした!
そして、番セックスがヤバイ!
いや~葉月の体つきが大きくなっておりまして。快楽を求めつつも愛情が溢れた素晴らしいセックスが有りまして。
はい、こちらでも心震えましたね。
ほんと、出会えて良かった作品です。
葉月の親バカ炸裂しているのも、湊生まれたてと比較してニヤニヤが止まりませんでした!
読み終えた後に速攻リピ読みして涙してしまう~~!!
1巻では良い意味で「ホントに高校生!?」と言いたくなるような頼もしさ・男前度満点の葉月が2巻では年下らしくまだまだハタチそこそこなんだな~というシーンにホッとし、少しずつ少しずつ家族へ育っていく過程がみられて。これがすっごい良かった!!
そして。この作品の世界観はオメガ性への差別が扱われていて、雫斗はずっと他者の目を気にして怯えながら必死にしずくちゃんを守って生きてきました。けれど葉月と出会って意識が変わる。Ωが幸せに生きる姿・行動・言葉が印象的でした。
α・βは逆立ちしたって出来ない。
Ωだから手に出来る幸せがある。
守られて与えられるだけではない雫斗自身の強い言葉です。
家族の幸せや前向きな言葉がいっぱい詰まってて多幸感たっぷり味わえました…!
冒頭は葉月の年下らしさ・新米パパっぷりに切なキュンです(^///^)
一見平和で幸せそうな家族なんですが葉月の少し様子がおかしいのですね。2人目の子供・湊を抱っこするときに戸惑う。ギャン泣きされるとどうしていいかわからない。しずくの方がシッカリ育児協力出来ていて、親として自信喪失してしまっています。
それを隠そうとする態度がよそよそしくてちょっとハラハラしちゃいました;1人でベランダ出てスマホ弄るとかさ~~~最初は え?嘘。なにやってんの? ってなっちゃったよ…(;ω;)
もちろん誤解なんですが、葉月が弱音吐くシーンは あーこの子まだ大学生だったわ… ってなってキュンキュンしました。年齢の割に頼もしくてシッカリしてて何でもそつなくこなすイメージだったけど年相応の部分が垣間見えてめっっちゃ良きです…!!!(;///;)
きっと出来ないことを出来ないって言う怖さもあったのかな。頼りになる夫・父親でいようとするあまり弱音を吐けなくなったというか。年下攻めのこういうとこは萌えますね…////好き…。
葉月がパーフェクト人間ではない部分に触れられているのがとても良かったです…!
で!!!ですよ。
今回のメインとなるのはあらすじにもあるように、過去に雫斗を犯したヤツが登場します。何の因果か葉月が跡を継ぐ親の会社の傘下企業にそのクソ男はいました。
運悪く、葉月の会社で番として挨拶しているところをクソ男が見つけてしまうのですね。雫斗が葉月と離れて子供といるタイミングで声をかけてきて、反吐がでるようなセリフを並べて威嚇してきました。
それを雫斗は一人で抱えようとします。
その後のしずくちゃんのセリフや涙はも~~~アカンですね!涙腺崩壊する。しずくちゃんをギュッて抱きしめたくなる。(もちろん雫斗がギュッとしてますよ!)雫斗の至らなさを指摘しててね。子供としても親が無理してるの見るの辛いよね…。ここは何度見ても涙なしでは読めない…。
葉月の反応はですねー。
無表情で ブ チ キ レ (#ー"ー)
何も話そうとしない、嘘をつく。そりゃーもう番としては腹立たしさMAX!ですよね。普段雫斗に接するときとは違い、口調が荒っぽくなって私はどうしようもなく萌えた…。ブチキレ葉月がカッコよかったんや…。この言い合いで夫婦の絆も深まってすっごいキュンキュンする////
葉月のキレっぷりはクソ男への制裁もスッキリ爽快でした+゚。*(*´∀`*)*。゚+
上にも書きましたが、
雫斗もただ守られていたわけではありません。
家族を守るためにトラウマの元凶と戦うんですね。
葉月の弱音。
雫斗のトラウマ。
それらを乗り越えて家族になっていく物語はツラいシーンもあるけれど多幸感に満たされます…!1巻は番になるまでが描かれましたが、番いになったからと言って簡単には家族になれません。少しずつです。少しずつ少しずつ。夫婦としても親としても家族としても成長していく。2巻ではそんな姿が見られてとても良い作品でした。
前作で下の子が生まれて続きが読みたいーって思っていたので2巻発売に歓喜!
絵がお上手になってるー
葉月くんカッコいいけど子供あやしてるときの顔がこわい笑。
しずくちゃんがちょいとおねーさんになってる!相変わらずしっかり者のイイコ!
ばぁば(て言うのがはばかられる位バリキャリで素敵なおば様)がめっちゃ素敵なお姑さん!
雫斗さん良妻賢母!
湊は…泣いてばっかだけど無条件に可愛い!
とにかく1巻でΩゆえ色々不憫だった雫斗さんがΩだからこその幸せを掴めたこと、4人で暖かい家庭築いていることが嬉しくて…何気ない日常にほっこりしました。
湊をうまくあやせなくて思い悩む葉月くん…
こんな大学生いる?!!
もうあんたイクメンが過ぎるでしょうがーっ
個人的には葉月の親友京介まで見れて嬉しい!
脇なのにすげーいい奴で前作から一目置いてたから!欲を言えば木村さんも見たかった〜
幸せ一家に不穏な空気もたらす雫斗の因縁の相手、村雨…作家様が誰も擁護出来ないクズを描いたって書いてらっしゃいましたがまさに!!
しずくちゃんがツライ思いしなきゃよいな…とどぎまぎしてしまいましたがまぁその辺りは直接的にキワドイ描写は無かったのでほっとしました。
村雨の挑発に乗らず葉月君が言い放った
「誰が殴るかよ
俺の手は守るためのものだ」
いい台詞ですなぁ!
前作DKで既にスパダリだったけれど相変わらずスパダリだよ葉月くん…
葉月くんの結婚して!のプロポーズにびっくり
勝手にとっくに結婚していると思ってた笑
番になっていたってだけで結婚ではなかったのね
結婚式見たかったー
そして書き下ろしが最高だった
ダイキに塩対応な葉月くんwww
もう立派に娘溺愛の親バカだよ〜
でもってダイキ超いいやつ!
ダイキとしずくちゃんの成長したその後が見たい!それBLじゃないけど…なんならBL枠は湊でスピンオフお願いします。
はぁぁ、土屋家が好き過ぎてずっと見ていたい。
前作でも泣かされたけど今回も最後の最後で泣かされた!
オメガバース
はっきり言って最高でした。
はっきり言わなくても最高でした。
雫斗がものすごく強くなった。
葉月がとっても素敵な青年になった。
しずくちゃんが可愛くて強いのは変わらず。
湊くんの最初に覚えた言葉は…(ネタバレる)
葉月ママ(姑)が最高です。
葉月があんなに素敵に育ったのは、葉月ママのおかげなんだなあと。
そのおかげで雫斗と葉月が出会って恋したもは奇跡のようで、やはり必然だったんだろうなあとしみじみ。
ただひとり、最初から最後まで最低ドクズな人間が出てきます。
そのシーンは読むのが辛かったですが…
*電子書籍で単話で読んでいました。
でもこのクズが出てきたら電子で追うのをやめてしまいました。
この人物のせいで二人が、家族がどうなるのか…ものすごく怖くて、まとめて結末を読めるまで我慢してました。
強くなったふたりの対応に胸がすっとした。
とりあえず私はこのクズに飛び蹴り喰らわせたかった←w
葉月の子育てとか
雫斗のママ友さんとの話とか
しずくのお友達の話とか
大きくなった湊の話とか
盛大な結婚式のお話とか…読みたいお話がたくさんあります。
どうかこれからも幸せな家族でいてください。
どうかこの家族の『これから』をまだ読むことができますように。
2巻も大注目の作品ですね。
私も前作でお気に入りの作品となりましたので続編決定を知ってから2巻の発売を心待ちにしておりました(*^-^*)
某サイトで予約したのですが自粛のこの時期‥遅延が出ているとの事で発売日から数日たってしまいましたが(ρ_;)やっと届き読むことが出来ました。
皆様のレビューをチラチラと眺めながら話題の作品だけに期待と不安でモヤモヤしてましたが‥。
私は、前作同様とても満足できました!
ひじき先生の絵は少し好みではなくてお話重視!だったのですが、前作より絵柄が、繊細になっていてとても良かったです!
葉月くんもイケメンな青年に成長してとても格好良かったです♡
お話も好きなツボをついてくるなあって思います。
悪は悪!正義は勝つ!ってまるで時代劇のような(水戸黄門か鬼平か!)悪い奴が成敗される‥小気味がいいといいますか、こういうお話は読んでてスッキリします!(おばさんの発想ですみません)
でも一般的にも好かれるのではないかと思いますが‥。
それからやっぱりセリフですかね
。
この場面でこの言葉を聞きたいってセリフがこれでもかって感じです。
ヒーローがヒーローらしいといいますか‥
リアルではまずこっ恥ずかしくて言えないようなカッコイイ言葉がつらつらと出てくるのもマンガですからストレート良いものです!
それも人気の秘訣かなっと思います( ◜◡◝ )
ちょっと残念なツッコミどころは‥やっぱ殴っちゃうとこですね。
あれは、足で蹴るとか‥正当防衛なら相手が凶器を持ってるとかでホントに仕方ない状況にするとかの方が良かったかと‥。
まあ、そこのツッコミどころもどこかな〰っと楽しんで読んで頂ければと思います。
後半はほぼうるうる泣いておりました‥(涙腺弱くてね‥)(;_;)
相変わらず健気で賢いしずくちゃん、弟くんも(赤ちゃんと云うより4、5歳くらいの幼児顔だったのが少し気になりましたが)可愛いです♡
悪い人は悪いのですが‥なおとくんは本当に頑張ってきたから良い人達に恵まれましたね。
素敵な人達に囲まれて、人間愛の溢れた‥ニンゲンっていいな‥と思える本当にハートフルな作品でした。
良いことは必ずありますから辛い日々も頑張って乗り越えて行きましょう‥。
お家時間に心温まるステキな1冊でしたよ。