しずくは俺が守るんだ、αなんていらない

嫌いでいさせて

kirai de isasete

嫌いでいさせて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神106
  • 萌×279
  • 萌29
  • 中立14
  • しゅみじゃない16

62

レビュー数
29
得点
947
評価数
244
平均
4 / 5
神率
43.4%
著者
ひじき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784799743515

あらすじ

Ωの雫斗は一人娘のしずくと暮らすシングルマザー。
娘を愛する雫斗だが、αに対するトラウマは根深く、
番は作らないと決めていた。
しかし、むりやり参加させられた婚活パーティーで雫斗を「運命の番」だと言うαが現れる。
その場は逃げ帰ったものの、後日新しい勤め先で学校制服姿の件のα・葉月と出くわして!?
描き下ろしはその後のラブラブ孕ませエッチ♡

表題作嫌いでいさせて

土屋葉月,α, 17歳, 高校生
古賀雫斗,Ω, 21歳, シングルマザー

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:漫画

レビュー投稿数29

とても素敵で、いい話です

発売日に購入しましたが、残り一冊でした。
即重版、続編決定との事ですが、それも納得の面白さでした。

「運命の番」である二人が出会い、恋に落ちて結ばれるー。
そこにプラス子育てと言ったお話で、基本的には優しくて可愛いし、適度にギャグなんかも盛り込まれていて読みやすいのです。
でもこれ、根底にあるものが凄く重いしシリアスなんですよね。

過去に輪姦され、父親さえ分からない娘・しずくを、それでも心から慈しんで育てる雫斗。
そして、社会的には優位であるアルファでありながら、ベータと偽り学生生活を送る葉月。

心に傷を持つ二人の、それぞれの性による苦悩が丁寧に描写され、なんとも切ない心地にさせられます。
いや、ほのぼのだったりコミカルな雰囲気で進む中で、不意にドキッとするような痛いエピソードやシリアスな展開が入るんですよ。
ラットを起こした葉月に押し倒されてのし掛かられ、涙をこぼしながら「痛い・・・、頭も・・・、どこもかしこも」と諦めたように思う雫斗ー。
と、何だろう。
読んでいて、一瞬で心を持っていかれる印象的なシーンなんかが多くて。
うわー、切ない・・・みたいな。

でも、そんな二人が少しずつ少しずつ心を通わせて行く。
また、アルファに対して強い恐怖心を抱いていた雫斗が、葉月の深い愛情により心を開いて行くー。
そんな優しいエピソードや展開が、とても素敵なんですよ。
彼が悩んだり迷ったりしながらも懸命に前を向き、幸せを掴む姿にグッとくるんですよ。
そして、そんな雫斗の背中を押すのが、攻めである葉月だと言う所がまた素敵なんですよ。

雫斗はこれまでとても辛い思いをして来たけど、見守ってくれる母親や、助けてくれる職場の先輩、そして何よりかわいい娘と、周りにはちゃんと味方がいてくれるんですよね。
そこもまた、ジーンとしちゃって。
いや、すごくいい話だなぁ!と。

ところでこちら、雫斗は「シングルマザー」と表現されてるんですよね。
オメガバが好きでたくさん読んでいますが、シングルマザーと表現されてるのは初めてでして、若干違和感を覚えたんですよね。

が、読み終えた後は、深く納得しちゃって。
雫斗が母親で「ママ」だと言う事が、この作品のキモでありとても深い意味を持つのです。

あと、「シングルマザー」とした編集さんに、作品に対する深い理解と敬意が感じられて素敵だなぁと。
作者さんが作品の産みの親なら、編集さんは共に育てる育ての親であって欲しいんですよね。
作品に対して、愛を持っていて欲しい。
でもなー!!
作家さんの良さを生かすどころか殺しちゃう、残念な編集さんがおられるのも事実なんですよ。
そんな上っ面しか見れていない薄っぺらいアドバイスを!Σ( ̄□ ̄;)
みたいな。
読者をバカにしてんのかー!みたいな。
そういう作品を読むと強い憤りを感じちゃうんですけど。
なので、今作のようなちゃんと理解や愛が感じられる作品を読むと、すごく嬉しくなっちゃうんですけど。

ツラツラと失礼しました。

24

恋も家族も幸せいっぱい

他作品のオメガバースと比べて、オメガの立ち位置が低いのか、男女格差的問題での男尊女卑のような弱さではなく、ただひたすら立場が低い、というか、そんな痛ましさを抱える主人公です。
そんな世界観なので、見てて可哀相だったり辛くなることもあるけれど、物語という、雫斗がきちんと自分を大事にしてくれる人と幸せを掴める過程がとても愛おしいなと思いながら読了しました。

娘のしずくちゃんが、ママが大好きで、気遣いやで、雫斗を好きになった葉月くんが、本能に抗って自傷してまで、雫斗を傷つけないよう守り、やっとの思いでありついた仕事の上司がオメガに深く理解を持つ頼れる存在で、お母さんが誰よりの味方で…。登場キャラクターたちが本当に魅力的です。
「立場の低い世間から忌まれるオメガ」が主人公に立つ物語であったにも関わらず、きちんと愛されて大事にされて、幸せを願われている存在として描かれていたから、読後の後味の悪さもなく、良かったね、というひたすらな気持ちで読み終われました。

ぜひ、葉月の友だちのベータくんにもまた登場してもらいたいし、続きも読みたいし、雫斗と葉月母の初対面も見たいし、また出会いたいキャラクターたちでした!

16

弱くないフリをしている受が幸せになる話です

βと偽る(ここはさほど重要ではない)αの年下攻と、
昔、αにレイプされた時に宿った娘 しずくちゃんを持つシングルマザーのΩ受
のお話です。

↑これだけ見ると受がめちゃくちゃ可哀想ですよね……。
Ωだからと差別されるのほんとうに辛いです……。
結構、差別色は強めで進んでいきますが、
受の上司のαおじさんや、
攻の友達のβの子など、良い人は出てきます。
2人を助けてくれます。

書き下ろしは2人が結ばれてからの話で、
ラブラブ孕ませエッチでした。
エロかったです。

個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★☆

※攻に言いよる女子が出てきます。
苦手な方は気をつけてください。

13

考察 しずくちゃんの存在

しずくちゃん健気すぎない?
自分一人でママを守ろうとして、自分じゃ守りきれないって思ったから葉月くんに会いに行ったんだよね…
最初に会った時からきっと葉月くんは悪い人じゃないって思ってただろうけど、ママを守れるかもしれない存在に嫉妬して、素直になれなかったのかもしれないけど、それでもママのためにって。

しずくちゃんはきっと考えたと思うんだよね。
「なんで生まれてきたのか」って…つらい。
でもしずくちゃんのお陰で、雫斗さんも頑張ってこれたわけだし、2人を再び繋いでくれたんだよ!

かきおろしではしずくちゃんがいい意味で子供だったのでよかった…もともと大人びてるけど背伸びしてた部分はあったと思うんだ。
これから先、大好きなママを葉月くんが守ってくれるからこそこんな表情できるんだよね。よかった。

あああ続編が楽しみすぎる。

〈見所〉
・自分の腕噛んでまで耐え抜いた葉月くん
・葉月くんに嘘をつく雫斗さん
・葉月くんとしずくちゃんの会話
・かきおろし最後のコマ

4

受けがとにかく可愛い

オメガバースもので、‪''α‬にトラウマを抱えているΩ''設定がとても好みなのでレビューをみて即買いしました。
Ωが社会的に虐げられている要素が強く(‪α‬がトラウマになったきっかけが痛々しい.......><)シリアスな雰囲気ですがハッピーエンドなので安心してください!
作画が安定していない点が最初少し気になりましたが、ストーリーがとても魅力的なためか私は読み終える頃には気にならなくなっていました。

3

幸せになってくれ!!

今月に二巻が出るぐらいいま熱い作品です!

Ωである雫斗(受)は学生時代にレイプされ妊娠し、娘のしずくが生まれる

それから数年が経ち、婚活パーティーに参加すると番だと突然αである葉月(攻)に言われ混乱したまま後日に新しい勤め先に学生の葉月が!?

簡易的なあらすじです。あまりにも葉月が男らしくてキュンキュンしました。
雫斗が発情期を勤務先である学校でむかえてしまい、昔みたいにαである葉月に犯されるのかと考えていると必死に自らの腕を噛み抑えているが他の人が雫斗に触れようとすると絶対に触らせない、自分のΩだ!という意志が見られ、叫んでしまいました(笑)

雫斗をレイプした人達は絶対に許さないマンですがその人達のおかげで可愛いしずくちゃんを見れたかと思うと複雑です、

まさか続編が出る思ってといなかったので今から楽しみです。
アニメイト限定版も出るみたいなので迷っている方はこれを機に二冊購入してみるのもありだと思います!!

3

幸せが詰まってる

BL作品のなかに恋愛関係で女子が絡んでくるのが好きではないので、そこが少し んん、ってなったけど、それを含めてもこの作品は最高!
オメガバースだと運命の番に出会ったらすぐヤって、、、って感じだけどこれは違う。攻めが受けのことをめちゃくちゃ大事にする。それはもう他の奴らなんか近づけさせないし、自分自身からも守ってみせる!みたいなもう完璧騎士。
後半でやっと想いが通じあったところは受けの可愛さに悶絶した、。おまけもすごく楽しめる作品

2

軽率に泣きました

まず、なんと言ってもしずくちゃんが可愛すぎていい子すぎて、何回囲いたいと思ったことか、、、。
雫斗さんは王道の受け顔でどタイプの受けだし、葉月くんが年下ながらにスパダリなところも、自分の身を犠牲にしてまで雫斗さんを守るところも推せる。
あと、読んでいて思ったのが、しずくちゃんも葉月くんに負けないくらいのスパダリ感がある!!小さい体でママを守ろうとするしずくちゃんを見てると健気すぎて涙が込み上げてきます。
雫斗さんは辛い過去があるけどそれも含めて全部を愛してくれる葉月くんに出会えて本当に良かったなと思いました。

ずっと気になってた作品だったのでいい意味で期待を裏切られました!読み終わった今も幸せな気持ちです!!

癒しをありがとうございました!

0

男性が「ママ」でもいい

21歳の雫斗は、5歳の娘・しずくを育てるシングルマザー。
ある日、母親の勧めで参加した婚活パーティで、自分のことを「運命の番」だと主張するαと出会う。
でも雫斗は過去のトラウマからαを信用しておらず、番を持つつもりもない。

逃げるようにパーティを去ると、後日件のαと再会。
相手はまだ高校生の土屋葉月・17歳。逃げ腰な雫斗にぐいぐいと迫る強者。
とは言え、実直で真面目な振る舞いなので、強引に無理矢理押してくるタイプではありません。すごく素直に気持ちをぶつけてくるのに無表情なのも面白いです。

そんな葉月に惹かれていく自分に戸惑う雫斗。αなんて嫌いで、番もいらないはずなのに。
でも、頑張ろうとしても番を持たないΩの独り身で子育てをするには厳しい社会で、心身ともに疲弊する雫斗を、男気溢れる葉月が年下ながら包み込むように愛していきます。

雫斗のトラウマとはしずくを妊娠した高校時代のこと。好き勝手に輪姦され、父親が誰かもわからない。
男の体で妊娠したかもしれないことが恥ずかしかったと言う雫斗。それでも妊娠が判明したら、レイプや父親のことなど関係なく、我が子を守りたいと思った。

そうしてしずくを産み、真面目に頑張っているのに、男性でありながら「ママ」と呼ばれる雫斗の陰口を言う人たちに、Ωだからとなかなか職に就けなかったり、「Ω」という性別がかなり苦しい立場として描かれています。
「Ωの男性は妊娠・出産できる」社会なのに、「ママ」と呼ばれると後ろ指をさされる悲しい風潮。現に雫斗は「男なのに妊娠して恥ずかしい」と感じていたので、捻れた社会だなと思います。

「母」という単語が「産んだ人」という意味を含むのなら、少なくともオメガバースの世界では、男性が「ママ」でもスタンダードなはず。「母=女性」という認識である必要はない。
当たり前のことが当たり前と受け入れられ、万人に優しい社会に少しずつでも変わっていって欲しいと感じました。

母子二人で手を取り合って懸命に生きる雫斗としずくが、まっすぐで優しい葉月と出会えて本当によかったと思います。
描き下ろしは、ずっと紳士だった葉月のタガが外れる回。雫斗を守るため、思わぬヒートの時も耐え抜いた葉月が初めて我儘を通して、雫斗の中に「孕め…!」と注ぎ込むのが何だか健気にも思えました。
後日、めでたく妊娠したらしい雫斗に、喜ぶ葉月としずくが病院で大はしゃぎ。シリアスだった展開からくすっと笑えるコミカルな結びにほっとしました。

23

重くて苦しい

子持ちBLが大好きなので読んでみました。
Ωだからというのはあると思いますが、レイプ表現だったり、過去のフラッシュバック等の描写があるので、苦手な方は注意が必要だと思います。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
男Ωで子持ちで”ママ”なうえに、αに対してトラウマを持っている。この設定だけでとても重く感じられます。
16歳のときにレイプされているので、そのときの描写が少し幼い零斗の姿で書かれています。これが個人的にとてもダメージがありまして...妊娠検査薬をみて驚愕の表情の彼を見ると、本当につらかったです。
普段、こういうのは普通に読めちゃうんですが、今回は少しダメージが大きかったです。
おそらく、零斗が過去を受けて、子どものために頑張らなきゃと奮闘しても、報われていなかったり周りの目が冷たかったりと、彼を取り巻く環境外のところが冷酷だったからだと思います。

とはいっても、零斗の子どもは天使ですし、彼の母親は子ども思いの素敵な人。彼の仕事先の上司は、Ωの番がいる人なので理解があります。彼の直近の環境は暖かく、柔らかいものです。

そして一番大きな存在はやはり葉月です。
心の底から、零斗が葉月に出会えてよかったと思えました。ずっと葉月のことを想い続けて、拒否されて距離を置かれても諦めない。その姿勢はとてもかっこよかったです。

子どものいるBL好きとしては、しずくの可愛さは100点でした。本当に良い子...そんな小さいのに頑張れるの!?とびっくりしました。
本編が重くて、書き下ろしとカバー裏を経ても甘さが物足りなかったので、続編製作決定はかなり楽しみです。次は3人が幸せになっていたら良いなあ。

16

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