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表題作僕のミューズ

相良律,世界で活躍する天才ヴァイオリニスト
四宮清春,クラシックオタクの写譜技術者

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき(カバー下)

あらすじ

超絶綺麗好きな青年と
天才ヴァイオリニストが奏でる、
五線譜のようなセンシティブ・ラブv
Charaコミックス初登場!!

度を越えた綺麗好きで、幼い頃から
クラシックオタクな清春。
ある日、ピアニストの兄の伝手で、憧れの
ヴァイオリニスト・相良律を家に居候させることに!!
今や海外を拠点としている天才ソリストで、
部屋にポスターを飾るくらいに大ファンなのだ。
ところが律はどうやらスランプらしく、
中々ヴァイオリンを手に取ろうとしない。
それどころか、やたらとスキンシップ過多で、
清春にアプローチをかけてくる始末だ。
恋愛に男も女もなく、気になったら即行動に
移すという律に対して、
綺麗好きを拗らせてしまったせいで
他人に触れられることすら恐い清春。
けれどそんな自分を変えたくて、
少しずつ律に歩み寄る努力をすることを
決意した清春だったけれど…!?

作品情報

作品名
僕のミューズ
著者
かつらぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199608322
4

(27)

(8)

萌々

(12)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
107
評価数
27
平均
4 / 5
神率
29.6%

レビュー投稿数8

ほっこりじんわり

じんわりじんわり良かった~が沁みる!!

こだわり強い人が、徐々に解れてくのに良いですね!!
しかも素直だから、反応が可愛い可愛い。
律のペースに巻き込まれながら、戸惑ってるのも平静すぎるのも可愛い!!

変わろうと努力する面も見えつつ、気負いしすぎずに
いつの間にか変化していくのが良かったです。

恋は一瞬で落ちるものでもあり、いつの間にか好きが根付いて心地よくなってる。
2タイプの好きをじんわり堪能!!!

律のヴァイオリンをそれぞれ尊重し合う心意気も良い!!
これもある意味お仕事BL?醍醐味~

あと、お兄ちゃんの絡み方も楽しかった!!
とにかく弟が可愛くて可愛くて仕方ない猫可愛がりするブラコンお兄ちゃん大好き~~~
ちゃんと弟を尊重しつつブラコンしてる塩梅が良い!!

0

ブラコンお兄ちゃんも幸せになってね

 感覚で生きているヴァイオリニストの律がとても率直なキャラで、彼に好かれる人は幸せだろうなと思いました。対する清春は彼の大ファンでありながら、そんな彼と同棲し好意を向けられても、のめり込んだり恐縮し過ぎたりせず適度な距離感を持って接していて、律とのバランスが良いように感じました。潔癖症の人の絶対領域を崩せるくらいの関係性を築くことってとても難しいと思うので、真っ直ぐ向かっていける律だからこそできたことだろうなと。全体的には満足ですが、律が清春に惹かれた心情がもう少し深掘りされているともっとハマれた気がします。

0

音楽の流れるお話

ふわりとした優しいBLでした。

恋愛体質なバイオリニストの律と、写譜を生業とするきれい好き(いやこれ潔癖笑)な清春。お互いに恋愛にまつわる過去のあれこれを払拭し、恋人になるまでが描かれています。

まず、写譜という珍しい職業に興味をひかれます。といってもお仕事BLではないので内容には触れられていないのですが、とてもいいスパイスになっていました。

それから表現がとても詩的で文学的で、そして音楽的。流れるメロディに誰かが歌っているような、優しい時間を過ごすことができました。音楽という次元の違うテーマを紙面に落とし込んでいるのはすごいです。

清春の楽園に苗を持ってきた律。樹木やつぼみという表現が清春の雰囲気にピッタリでした。二人で水をあげてたくさんの花を咲かせてほしいです。

いつかは清春があっちに行くのかな?二人ともそれぞれに芯を持っているので依存し合うような関係にはならなそうですが、ときには感情に任せてしまうところも見てみたいな。

0

仕事も大事だけれど

付き合い始めるまでは2話なのに、その2話で特に清春の感情が丁寧に描かれているのが印象深い。

その辺りの丁寧さが好きだったのに、3話以降介入してくるマネージャーの人権無視の振る舞いに反吐が出て、どうも精神衛生上よくなかった。もちろん仕事はきちんとするべきだと思いますけど。

「律さんと比べたら誰でも強いんじゃないかな」ってセリフがサラッと書かれてるけど相当辛辣である。清春の毒気が好きだ。

マネージャーのモヤモヤのピークが過ぎて、彼らがきちんと会話して問題解決をはかるあたりでグッと好きな作品に。描き下ろしもよかった!一瞬で落ちてきた沢山の恋愛から一歩進んで、人生を共に歩むことをきちんと考えてる。

電子限定おまけ漫画4枚 かなり重要エピソード
萌〜萌2

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綯い交ぜになる気持ち

ヴァイオリニストと写譜屋さんの恋のお話、すごく素敵でした。

明るくふんわり、細かいことは気にしないようにみえて(実際気にしないことも多々ある)
実はすごく繊細な一面がある律。
恋をしていないと弾けない、だなんて聞こえはすごくロマンチックですが
それを生業としているならば致命傷にもなってしまうわけで…
実際、清春に出会うまでの1年のブランクは失恋したことによる意欲の低下だったというのが彼の脆さを物語っていました。

清春は超がつくほどの綺麗好きで、それによって恋人と別れてしまった過去があり。
自分の気持ちを伝えることも苦手なので、律からの好意を受け取っても
どう形にしたらいいのか悩んでしまう。
たくさん考えて、清春はやっと自分の気持ちに気付き
これからやっと甘々なふたりが見られると思ったらまさかの律のマネ(奏)登場。

彼女のやり方には共感出来る部分がなかったし、イライラしてしまいましたが
そういう"障害"も乗り越えられるという証明のためには彼女の存在は必要だったんだなと納得しました。

かなり大変な遠恋ではあるけれど、幸せそうなふたりも見ることが出来て良かったです。

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