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表題作ねこまた。 5

あらすじ

仁兵衛は黒ねこまたと共に京の町を守る岡っ引き。最近、彼が気にかけているのは国を追われ仇討ち帖にのる朱鞘の浪人の三好。さらに、三好を討つため竹馬の友・木下が現れた。武士としての生き方を目の当たりにした仁兵衛は…。
一軒に一匹憑いています。優しい"ねこまた"たちと時代を懸命に生きる人々の物語‼︎

作品情報

作品名
ねこまた。 5
著者
琥狗ハヤテ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
ラバココミックス【非BL】
シリーズ
ねこまた。
発売日
ISBN
9784832236691
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

仁兵衛と黒ねこまた、武士の世界の理を知る

琥狗ハヤテ先生による人外非BL作品。そして江戸時代もの。
「ねこまた。」5巻です。

引き続き、仁兵衛とねこまた達のほのぼのしい日常と江戸の暮らしぶり。
そして、仕えていた家老の失脚と共に渡世人となった三好の生き様が語られます。

今回、三好の出である伊勢の桑名藩より木下、という男が来たる。
仇討ちのために。
勿論私怨などではない。
藩の汚職を知る三好を亡き者にするために、元々三好の幼馴染である木下を送り込んだのだ。
仁兵衛には武家のことはわからない。
でも、寺島さまや木下氏の立場、三好のことは気にかかる。しかし何もできない。
だがそれは木下氏も、そして三好も同じ。彼らにもどうする事もできない武士の理…
そしてはじまる仇討ちの決闘。
だがそこに藩の隠密がやってきて…
三好は、最期に白ねこまたを視たのでしょうか?
三好の骨を郷里に連れて帰る木下氏。仁兵衛は笠も託します。
白ねこまたは木下氏の家に迎え入れられたようです。
悲しい事があったけれど、白ねこまたに穏やかな日々がきますように。

1巻のねこまた可愛い可愛い!というところから、武士の生きる世界に分け入っていくような5巻でした。
ねこまた達は世の流れ、人々の悲喜こもごもをずっとあのまん丸で真っ黒いお目目で眺めているのですね…

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