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anti moral omegaverse
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「運命の番」が親同士の再婚で義兄弟として出会ったお話。
いやぁ、兄弟って本当にいいものですね。
って作者様も仰っているし私も大大大大好物なんですが残念。
ワシワシ食べるにはオカズの味がイマイチもの足りなかったです。
タイトルほどのパンチはなかったです。
ウェディングな表紙からもっと大人を想像しちゃってたんですよね…これも誤算でした。自分のせい。
個人的に近親恋愛ものに何を求めるかというと背徳感~罪悪感です。
ぶあつい、どーやっても溶けないような氷山みたいな「後ろめたさ」を愛と本能でじわじわ溶かしていく過程やバッキーン!って割ったりする瞬間が読みたい。
義兄弟、オメガバース、プチっと毒親母、とこれだけ設定が揃っているのに、ものわかりのいい父親の笑顔とひと言でスルーっと大団円は不自然だなぁと思えてしまいました。
お母さん流されすぎ。
光希の友だちの「ブラコン」や「おにいちゃんっこ」という発言から想像はできるものの、幼少からのエピソードがないので光希が恵のどんな部分に惹かれていたのか伝わらない、恵同様「発情にアテられただけじゃない?」という消化不良を起こし気味。
セックスおぼえたてのお若い感じで何度もイタしているので湿度は高い1冊でした。
恵のふっくらした地区Bと乾く間のない突き上げたおシリがいやらしくて良かった。
体の線に色気がある絵柄は好みで、この絵柄でなければ中立でした。
■恵(Ω)
綺麗なお義兄さんは好きですか?って囁かれそうな感じのおとなしげな美人Ω。
Ωだから、という以前に母親から精神的虐待をされていそうで自己肯定感低め。
自分を愛してくれる光希がいることで、逃げずに前向きに考えるきっかけとなる力強さを持てたのは良かったです。
■光希(α)
無邪気な弟。
エプロンして朝食作る偉いDK。
しかも美味しそうなバランスよい朝食すばらしいし、消化の良いものも作れるとか最強か。
でも高校の卒業式に義兄ちゃんを教室に連れ込むのは大人と言わない(笑)
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ものわかりのいいお父さんで良かったね。
ハピエンなんだけど、後味すっきりって気持ちにはなりませんでした。
自分、オメガバースに飛びつきがち;
さち先生の初オメガバース作品です。
あらすじにあるように、義兄弟で運命の番である2人のお話。
この作品を読んで一番気になったのは、2人の両親のこと。
母親はΩである兄の恵をダメな子だと決めつけており、愛情を注いでいるとはいえないし、光希にはαというだけで期待の眼差しを向けています。
対して、再婚した父親はとても素敵な人。
ただ、αとΩの子ども2人を置いて、両親揃って転勤してしまうのは如何なものかと思いました。
不在中に2人がそういう関係になっても仕方なくないかなと。
兄弟だからこそ、弟の幸せのために運命に抗おうとする恵と、相手が兄だからこそ本能に抗おうとする光希。
だけど、この抗い方が中途半端だと感じました。
正直、全然抗ってないやん……と、いう感じ。
ここを主人公2人が頑張ってくれたら、もう少し面白くなったような気がします。
ヒートのまま二度も家を飛び出す恵も信じられないし、外でも平気でHする兄弟も嫌だ。
アンチモラル=兄弟で……と、いうことでつけられたタイトルだと思うけど、それ以上に違う部分でモラルに欠けていると感じてしまいました。
色々とあっさりし過ぎていた感が否めませんが、絵が綺麗なところは良かったと思います。
兄弟、オメガバースなんてよくある設定なので、そこにどう内容がくるのか楽しみにしていました。
抱えてるマイナス面にうーん、ありがちって思ってしまって新鮮さはなかったです。
基本設定ものって感じですかね。
これオメガバースじゃなくても全然ある感じです。義理の兄弟、ひかれあう。ありますね…。
他に魅力のあるキャラクターも登場しないし。再婚した父はいい人ですが直接兄弟と話したりしないで母をたしなめる程度なんですよね。もったいない。
この作品ならではのモノがほしかったですね。
全体的に白っぽく、ちょっと人物の表情が固いですかね。
絵柄はキレイです。