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表題作一緒にいただきます

木戸光太郎,24歳,小説家(仮)
三井亮,24歳,弁当屋

その他の収録作品

  • side:光太郎
  • カバー下/スペシャルまんが

あらすじ

誰かと一緒に食べるご飯は、なんでこんなに美味しいんだろう――
お人好しなお弁当屋さん&泣き虫小説家の
心も体も満たされる♡ほかほかラブ!!

両親が営んでいた、商店街にある小さなお弁当屋。
店をたたもうとしていた両親を説得し、
店を継ぐ決意をした亮。けれどなかなか
経営は上手くいかず、売り上げも伸び悩んでいた。
そんなある日、腹をすかせた見知らぬ青年が
店の前で倒れ込んでしまった!?
とりあえず家に運び、店の残り物のご飯を
食べてもらうことに。その青年・光太郎は、小説家としてデビューするもプレッシャーから原稿が書けなくなり、逃げ出してしまったというのだ。幼少期から施設で育ち、亮の作ったご飯を「家族の味だ」と嬉しそうに食べる光太郎を放っておくことができず、家に居候させることに。
店の手伝いをしてもらいながら小説を
書き上げたら見せてもらうことを条件に、二人の同居生活が始まって…!?

作品情報

作品名
一緒にいただきます
著者
75(三毛ナコ) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608476
3.7

(19)

(7)

萌々

(2)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
69
評価数
19
平均
3.7 / 5
神率
36.8%

レビュー投稿数6

前向きで美味しい(物理)BLです✨

人生の幸せってなに?って考えると
美味しいご飯を好きな人と笑いながら食べるコトだよなあ
…と読んでいるこちらまでニコニコしてしまうし、
ついでにお腹が空いちゃうようなほのぼのBLです✨

家業のお弁当屋さんを継いだけど売上がイマイチ。
それでも前向きに頑張る亮さん。
人生詰んで行き倒れていた小説家の光太郎(メガネ取るとイケメン)の同居生活。
ふたりの気持ちのすれ違いはあるものの、終始優しい物語。

75先生の作品はいつもほのぼのしていて、読んでるとほっこりします。
今回のお話もほっこり幸せでした♥

Hは最後に少し。
朝ごはんをがんばって作ってくれる光太郎…いい攻めだな✨

2

胃袋を掴んでから

空腹で倒れているのを助けて、食から恋に落ちるのはよくある展開なのですが、この作品は地味な感じでほんわか温かくて、ほっこりするお話でした。

父親から継いだお弁当屋さんを営む亮だが、中々売上が伸びず、お弁当が余る日々。
そこへボサボサ頭のメガネの光太郎が店内に倒れてきて、空腹だと知った亮はあまりのお弁当を食べさせ、小説家だという光太郎をその晩家に泊めてやることに。。。
こんなことから始まった同居生活で、光太郎がお弁当屋のポスターを書いたり、チラシを配ったりしながらお店が起動に乗り、光太郎も執筆を始める。

一人だけだと考えこんでしまう事も、二人ならプラスに考えられるこの同居生活を見ていてホクホクしました。
お弁当や料理の絵が出てくるわけではないのに、凄く美味しそうな雰囲気があります。
二人の関係が並行のまま行きそうでしたが、恋に進展。展開は何となく読めます。でも、何だかほんわかした雰囲気が私は好きです。

1

あたたかいお話し

父から継いだ弁当屋を営む亮。
ある日、行き倒れ寸前の訳あり小説家(仮)の光太郎が店に訪れたことで不思議な同居生活が始まり…。


書けなかった小説が亮と過ごすうちに少しずつ書けるようになっていく光太郎。
光太郎の助言によってお店の経営が波に乗りはじめた亮。
お互いの存在が支えになり、どちらにもいい作用が働いてプラスになり、距離が近づいていく様子が穏やかに描かれています。
正直、光太郎のあの喫茶店の件からの流れはなんとなくわかってしまうんですけど、作品全体のほんわかした雰囲気とか亮と光太郎の相手を思いやり合う滲み出る優しさでカバーされているかんじで、微笑ましく読ませていただきました。

『家族の味』を感じさせてくれる亮のお弁当で繋がったふたりの縁。
「ずっと一緒に飯を食おう。」
真っ直ぐな亮の言葉で締めくくられる、ぬくもりがこもったあたたかいお話しでした。

ただ、このお話しの最大ポイントであるお弁当やお料理の作中の描写がふんわりとしていたのは少し残念に感じました。

1

唐揚げ率高し

初読みの作家さんだと思っていたら、『この星でいちばん明るいところ』の作者さんだったんですね。
単純に表紙に食べ物が描かれていたら極力買う方向なので購入。

父が営んでいた弁当屋を継いだ亮。
地域に愛され親しまれていた父の味を出すことが出来ず、売り上げは下がる一方。
そんなとき、店で突然行き倒れた光太郎と出会って…。

自分の進む道はこれでいいのかと悩む亮と、進むべき道すら見失ってしまった光太郎。
小説家としてデビューが決まっていたものの、ある出来事から書けなくなって、逃げて、隠れて、お金も尽きた光太郎を、自分家に住まわせることから、それぞれの「進むべき道」がお互いに見えてくるというストーリーです。

まずはやっぱり御目当ての食べ物。
お弁当屋さんの設定ながら、本編にはそこまで食べ物が出て来ません。
表紙の様子から、2人でごはんを一緒に食べるシーンがモリモリ出て来るんでしょう!?そうでしょうね!?と意気込んでいたのですが、そこはやや不発。
そして扉絵含め、唐揚げ率がものすごく高い。
たしかにお弁当屋さんの1番人気っぽいですもんね、唐揚げ。
残念なことに、食いしん坊だけど、揚げ物大好きだけど、唐揚げだけはだめなわたしは、ここでしょんぼり肩を落とす結果に。
唐揚げ好きな方にはたまらないかと。
ふっくらジューシー、噛んだら脂が滲み出てくるような作画です。ぐむむ。

作画は太めのタッチで、コマによって顔の印象が変わる感じがややありつつ。
この線の太さだと少年漫画を連想してしまって、色気とか艶っぽさは感じられないんだよなあ。
ということで、えろすなシーンはあるものの、えろすな雰囲気はあまり感じられず。

展開的にも誤解とすれ違いが起こる原因と流れが、残念ながら予想通り。
書けない小説家が書き始めたら、まあ、そういうひとに会うよねという相手と会っているところを目撃してしまって…という流れなので、先は読めるんだけど、そこに気付かないふりで読み進めることは可能なので、ジリジリ感は味わえました。

光太郎の生い立ちが複雑でその辺りも含めて、亮のおおらかさや明るさに救われていく過程はいい感じに描かれています。
書けなくなった理由のエピソードも、これまでの数ある「書けない作家」設定の中では群を抜いて良かった。
ただ…、光太郎が書いた小説のあらすじが出てくるのが…、あまりにもよくある話すぎて、それ、今時買う出版社いる?というプロットだったのが残念。
そこも2人の出会いをベースにしているので、仕方ないのかーと思いつつ、そのプロットでどうやってミステリーに!?っていう驚きの展開もありつつ。

いい話ではあるんだけど、本を閉じた後に残らない。
さくっと唐揚げを楽しみたい方にはおすすめです。

1

せめて飯テロがあればなあ

表紙に一目惚れしてポチりましたが、美味しそうなごはん絵は表紙だけでした…。キャラ絵は白黒になるとちょっと雑。どこかで見たことあるエピソードを繋ぎ合わせて作られたストーリーで、これといった萌えポイントが見つかりませんでした。
書けない小説家と売り上げ低下中のお弁当屋さん。こう…ごはんものストーリーだとなんでキャラが目の前でぶっ倒れるんでしょうか。拾って食べさせて家に住まわせることまでするキャラは心配になってしまいますが。
そんな感じで始まった同居生活の中でお互い影響し合い、全てがトントン拍子に良い方向に向かっていきます。このご都合展開に説得力が無さ過ぎるんですが、さらに初めて男に惚れるのがあまりにあっさりで、もうついて行けませんでした。告白の言葉も大袈裟で、この時点で言うのは重すぎる…。
せめて飯テロだったり、何か引っかかるものがあればなあと残念に思いました。

1

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