【電子単行本版限定カバー特典付】【おまけ付きRenta!限定版】
相思相愛。めでたくお付き合い始めの、ラブラブハッピー。イチャイチャタイム。
女子にモテモテのハセは、いつも女子から貰ったお菓子をたばたにあげていたけど。女子達の気持ちを利用するのは止めると言って、自分でたばたの為に小さなおにぎりを作って来たりする。冒頭のシーン。朝の教室で。この2人の顔赤らめ合戦が可愛いくてもぅ!
「終始可愛いの、何とかなりませんかね。」
「可愛いの暴力。」
ハセの、切迫詰まった「萌え」が、まぁ、萌えなんて生易しいものでも無いんだが。股間に直結なんだが。たまらない気持ちに、互いに煽られて。くすぐったくて。とっても可愛い。ニマニマ、ニマニマしながら読み進めてく。
あんまりずっと。幸せなので。それだけで、もう不安になってしまうのだ。
それもその筈。たばたの母親は病気で入院している。父親は多分居ない。生活の為に、たばたはまだウリをやっている。
ホントはもうハセ以外には抱かれたく無い。
ハセもたばたを誰にも触らせたく無い。けれど、所詮高校生。彼等には何の力も無いのだ、という切なさ。やるせなさ。2人でいる時の甘くて可愛いシーンが募れば募るほど。それはいつか、この幸せの終わりを予感させて、不安になるのだ。
そして、その予感は的中してしまう。
ある日を境に、たばたはハセの前から姿を消してしまうのた。そんな素振り一つも見せないで。ラストには、ショックを受けているハセを何やらしたり顔で、見つめている人物が…⁈
たばたは何処へ行ってしまったのか。学校を辞めなければならない程の、何が起こったのか。
たばたは、女子にモテモテで優しくてカッコいいハセに、常日頃から自分なんかでは釣り合わない、などと臆していたりする。ウリを続けている事にも。自分は「汚れている。」ハセに相応しく無い、などと切なく思っている。健気なたばたは自分から身を引いたのか。続きが待たれます。
雨の日に、約束していたお祭りデートが取り止めになり。お祭り気分のお家デート。ハセの浴衣がイケメン過ぎて、カッコいい。もちろんたばたの浴衣姿も可愛いくて、萌え。カキ氷のシロップに染まった舌を見せ合う内になだれ込む。お約束の浴衣エッチ。修正は真っ白抜きなんだけど、とってもエロい。この幸せを取りこぼさない様にと、激しいんだけど、優しく甘く抱くハセの気持ちはずっと切なくて。
物語はどこへ向かうのか、ハラハラ。
前作で付き合い始めることになったハセとたばた。
お互いを好きすぎるふたりのラブラブぶりにはほっこりして、天井知らずのたばたの可愛さにハセ同様メロメロにさせられて、早朝の教室でのひととき、お泊りエッチ、浴衣でおうちデート…もうDK最高かよ〜、たばたが可愛くてほんとに勘弁してくださいよ状態だわ〜、なんてによによしながらひたすらに甘いいちゃこらを楽しんでいられたらよかったのですけど…。
たばたの背景がちょっとスタンダードではなく、高校生にはどうすることもできない事情に目隠しをしたまま抱き合うふたりがやっぱり切なくて、ハセとたばたが幸せそうにすればするほど、ハセの涙がしんどくて胸が締め付けられて、たばたの醸し出す不穏な雰囲気に胸騒ぎがしてしまいました。
続刊なので気になる感じで終わってしまい、もにゃもにゃ。
ハセとたばたの下の名前もわからないまま。
ふたりの想いとたばた爆弾が不穏を吹き飛ばしてくれように祈りながら次巻を待ちたいと思います。
ぐぐっとお話が進んだ印象の今回。
少しだけ物足りなさを感じたのはページ数が少ないからか...
電子書籍での購入なので、裏表紙もページ数に含まれての合計ページ数が155P。もうちょっと読みたかった!というのが正直なところです。
キリのよさは感じるのですが、伏線はなにも回収されていないので...
前巻も同時収録で、表題作のページ数はそこまでではなかったため、余計にそう思ってしまいました。
本編はハセとたばたの蜜月中心だったのですが、とにかく甘くて可愛くて、砂糖菓子を食べているような気持になりました。
えっちシーンも多く、幸せな時間に目がいきがちなんです。
が、たばたの秘めているものは暗く重そうですし、ハセを待ち受ける現実もなかなか重そう。
高校生が乗り越えるには、高すぎる壁。
2人がどのような結末を迎えるのか、次も楽しみにしています。
一巻からとにかく行方が気になっていた二人。
巻頭から相変わらず初々しさのある二人。
攻めが誠実で女子からお菓子を断ったのも好印象ですし、代わりにお弁当(しかも一口サイズおにぎり)を作ってくれるの、控えめに言っても最高過ぎませんか?
攻めも受けも、ずっと相手を可愛いと思っていて…なのにお互い嫌われたくないから一挙手一投足にビクつくんです!!
極めつけは攻めがあえての敬語で「始終かわいいの、勘弁してください」と照れながら机に顔を伏せる…。
もうこの二人を見ているこっちが恥ずか死しそうでした。
甘々なのに、やっぱり切ない。
ただ、途中、髪のトーンが一部だけ違ってるミスが残念…。
そしてラストにラブラブ真っ只中だった受けが突然消えて「ええ!?」と驚くと同時に怪しい人物が登場の予感、そして次巻!?
いやもう目が離せない…。
こんなに…こんなに幸せなのに…。
頼む、お金を払うから幸せにしてくれ……!!!
BL読んでると、スパダリ?というかスーパーなDKが多くて、受ちゃんがビンボーなら攻くんが超お金持ちで、「おまえの時間ぜんぶオレが買ってやるよ!」な展開に慣らされちゃってるんですけど(そんな本ばっかりじゃない)……この作品は等身大な感じで、儘ならないのが魅力です。
おそらく頼る身内もおらず、病気の母親が帰ってくる場所を、身体を売って守るたばたと、そんなたばたを助けたいと思いながら、どうにもできないハセ。
可愛らしい見た目、言動とは裏腹に、いろんな想いを抱えて生きるたばたは、「幸せな自分」をどこか他人事のように思っている。ハセは、寄り添いたいと思い、努力するけれど、“普通”を生きる彼の想像力では、たばたのすべてを理解することはできない。
ラストシーンが切なすぎて、心臓が締め付けられるような読後感です。早く幸せになってほしい…!
神に近い萌2です。