気休めでもいい、抱いて欲しい。

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表題作ニビとクロバ

ニビ(狼尾 ニビ)
探偵
クロバ(烏森 黒羽)
ウリ専ボーイ

あらすじ

「気休めでもいい、抱いて欲しい。」

探偵業を営むニビは、ある日、張り込み現場でウリ専をしてるクロの仕事を邪魔してしまう。
ニビのせいで客に逃げられたとギャーギャー文句を言われ纏わりつかれ、
しまいには不注意で怪我をしてしまうニビ。
踏んだり蹴ったりで依頼の遂行は諦めようとしたが、クロの咄嗟の判断で事なきを得る。
一件落着と思いきや、わけありらしいクロは家に泊めてくれと言い出し…
ひとつ屋根の下、素性の知れないウリ専との同居生活が始まる――。

作品情報

作品名
ニビとクロバ
著者
よこざわ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758021869
4.3

(58)

(34)

萌々

(12)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
250
評価数
58
平均
4.3 / 5
神率
58.6%

レビュー投稿数10

次回も作家買いします!

よこざわ先生の新作、楽しみにしていました!
『うちの小悪魔くん』が大好きで何回も読み直しているのですが、とにかく画力が素晴らしい!
キャラの表情も可愛くてキュンとするし、背景の書き込みも本当に丁寧。
夜道のシーンなんて、何度も何度も見返してしまいました。

もちろん、ストーリーも大変良かったです。
出会えてよかったね!と、心から思える2人が主人公の純愛ラブストーリーで、とても感動しました。


探偵業を営むニビと、ひょんなことから仕事を手伝うようになったクロ。
初めは疎ましく思っていたニビも、クロの有能さに助けられていきます。
実によくできた調査員──得体が知れないことを除いては……。

そんな時クロを探す男たちが現れ、少しずつクロの素性が明らかになっていくのです。

可愛い見た目に反して、辛い境遇のクロ。
ニビは、悲鳴のように寂しさを吐露するクロを抱きます。

「嘘でもいい 俺のこと好きだって言って」

〝好き〟という言葉をねだるクロが切なくて、そんなクロに応えるニビは、クロのことを大切に思っていることが分かります。

誰も愛したことがないニビは、愛し方も愛され方も知らないだけの心優しい青年です。
クロもまた誰からも愛された記憶がなく、寂しがり屋な愛されたがりです。

似たもの同士の2人が求め合い、それでも離れて……と、後半は切なかった。
2人が温め合うようにセックスする姿は苦しくもあり、美しくもあります。
過度に修正しなくていいアングルで、見せ方もお上手でした。

恋愛下手な2人が、やっとこ再会する場面はグッときた!
その後の両想いセックスも胸アツです。

ハッピーエンドの本編も良かったのですが、ニビの過去が明らかになる描き下ろしがまた素晴らしかった!
このお話は、電子限定なのかな?
23Pもあるのですが、最後のカラーページで泣きました。
出会えてよかった──その一言に尽きます。
そして、本当に絵が美しかった。

次回作も楽しみにしています!

12

笑顔が最高

登場人物たちの表情が活き活きとしていて、感情がこちらに伝わってくるような描き方が魅力的でした。

とくに受けのにっかりと笑った表情が、とても可愛いんです!
彼の背景が重いだけに、もっと笑顔になってほしいと願わずにはいられませんでした。
攻めという心の拠り所ができて、束の間でも幸せな時間が過ごせていたのが幸いです。

攻めも最初は一人でいたほうが...と思っていたのに、一緒に過ごしていた彼がいなくなると受けの存在の大切さに気付いたよう。
受けがいたほうが良いと思えるようになるのは、進歩だと思いました。

寂しさを埋め合うような関係から、心から相手が好きだと思える関係になるまで。
路線としては王道だと思うのですが、過程が詳細にしっかりと描かれているので、読みごたえがありました。

再会した後の2人のその後はとても幸せで、今までのことが嘘だったのかと錯覚してしまうほど。
それまでを思うと、ほんとうに良かったと心から安堵しました。

騙されたと思って、ぜひ読んでみてください。

3

画力がとにかく凄い

初読み作家様でした。というかまだ2作目なんでしょうか?驚くほど画力のある作家様でした。

ニビもクロも表情がとてもイキイキとしていて、読んでて何度も惹きつけられました。

肝心のストーリーも緩急ついててとても面白くて、クロのロクデモ無い父親や異母兄に天罰が当たるのも読後感がとても良かったです。

他人への愛情が何であるか知らなかったニビがクロと出会った事で気がついて、最後にクロを迎えに行くドラマティックな展開も素敵でした。

私は紙で購入したのですが、電子限定描き下ろしがある事を知って買い直しました。
そちらではニビの過去に少し触れてあるのと、その後のクロの暮らしぶりも知る事が出来ます。
ニビとクロの笑顔がとても好きになりました。

1

泣き顔が素晴らしい!

探偵業を営むニビは浮気現場を写真におさめるため張り込んでいた現場でウリをしようとしていたクロと鉢合わせ、クロの邪魔をしてしまいます。
※帯にはウリ専ボーイと紹介されていますが、ビッチなわけではありません!!

ニビのせいで客に逃げられ、出口を塞がれ部屋から出られなくなった2人は窓から飛び降りますが、ニビはケガをしてしまいます。

動けないニビをよそに、クロはニビのカメラと帽子を取っていなくなります。商売道具のカメラも盗まれ、今回の依頼はパーだと諦めますが、クロはニビの仕事を代わりにこなし、戻ってきます。

一件落着かと思いきや、ワケアリのクロは家に泊めて欲しいと言い出し、二人の同居生活が始まります。

クロはワケアリで体に傷があったり、何かから逃げている様子。そのことをわかっていて何も聞かず、そばに置くニビ。
寂しさを埋めるようにニビに迫り「今だけ、おれのこと好きだって言って。お願い、嘘でもいい」と泣きながら懇願するクロが(;_;)

ストーリーはコミカルなシーンもありますが、シリアス強めな感じでした。

よこざわ先生は絵がとても綺麗で特に泣き顔がグッときます。
スパダリなわけではなく、人間味があり不甲斐ないニビも、愛を求め、だけど、どこか諦めてるクロもとても魅力的でした。

ぜひ、読んで欲しい神作品です!!

1

心温まるお話

表題作のみ全5話+描き下ろしで合計191ページ、探偵ニビ×売り専ボーイクロのお話。
育ってきた環境から愛することを知らなかったニビと、愛されたことがなく愛に飢えていたクロが出会い、一緒に過ごすうちに欠けていた感情や自分の居場所を見つけて幸せになるお互いの救済ストーリーです。
ストーリーも良いですが、何より作画が超絶キレイで良いです!!
ニビはカッコ良く、クロはカワイイ♡
クールなニビがクロへの気持ちを自覚してからは甘々溺愛、素直で涙もろくなってしまったのも良いです♡
ちょっと気になったのが、クロが白山家に戻った時にカラスを手なずけて義兄を襲わせた(?)こと。
あれは何だったんだろう?

1

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