電子限定かきおろし付
この作品、ほんと作り込み度がハンパない。
設定が丁寧で細やかに作られていました。特にキャラクター一人一人の設定に熱いこだわりを感じ、主人公を問わずそれぞれキャラクターの思っていることがしっかりと伝わってきて感動しました。
さて、この作品は感想を語るにも並大抵の時間では語り尽くせないと思います。それだけ二冊を通してものすごく濃い、とても濃い内容になっていました。
それでも特にこの2巻が濃い。
2巻では、一世と兎和のすれ違い様がスリリングで、見ていてハラハラさせられました。
好きだからこそ自分のせいで一世が不幸になるのを見たくない…という想いから身を引こうとする受けの兎和。健気で感情移入できました。「バイバイ」の言葉には涙が込み上げて来て見ていてつらかった〜
しかし、そんなハラハラもスパダリ攻めな一世がいるからこそ安心して読め、最後は見事にスッキリできるハピエンもので大満足できました。
いや〜一世がコーフンした時に牙が見えるのめちゃくちゃよかったです。
この二人には末永くラブラブイチャイチャしていてほしいです。
また、発情関係で悩んでそうな兎和の兄と冬馬のカップリングも気になります。この二人の話も早く読みたいなぁ。
この作品をまだ読んでいない方はもったいない!
心の底から推せる一冊でした。
フェロモホリックの世界が本当に面白かったです。
兎和の雑誌の表紙の相手が獅子族の獅子雄一世だと知った時の海兎族みんなのリアクションがよかったです笑 基本リアクションが面白いしうさ耳がかわいかったです!!
一世と兎和はいい雰囲気なのに獅子族と海兎族だから一筋縄ではいかなかったけど、そのいざこざも作り込まれていて面白かったです。設定がいいとどんな展開でも新しく感じて楽しめるなと思いました。
いろいろあってからの本格発情のシーンは盛り上がり倍増って感じで感動しました!ハッピーエンド最高!
兎和のお兄さんの流兎と兎和の元婚約者の冬馬の2人の関係も気になりました!!
まだ読み足りないくらいおもしろかったので続編とか描かれたらいいなとおもいました!
こちらの本は11月10日に発売された1巻の続きになりますので、未読の方はそちらを先にお読み下さい。
1巻の後半で海兎族と獅子族の恋はタブーだと言われていましたが、2巻最初の方から一族に反対されています。
その中でも海兎族で偉い人の鋭司さんは、えげつないほど二人の妨害をしてきます。
兎和が一世を守ろうと行動するのがいじらしい、でもそれはダメな奴!
最初は反対していた家族が兎和の応援をしてくれて、鋭司さんたちの企みを妨害してくれ、一世に連絡してくれて良かった~!
当て馬の冬馬光くんは、本気で兎和の事をどうにかするつもりはなかったようで、すごく良い人でした。お兄ちゃんの流兎と何かあるようで、ぜひ二人の続編が読みたいです。
兎和は一世の気持ちが分からなくてずっと不安になってましたが、ちゃんと考えてくれていていました。どんなに遠くにいてもすっ飛んで来るのが良い!
1巻ではモデル兎和のカッコいい姿も見られましたが、2巻はほぼ可愛い兎和でした。
1巻と2巻を並べると1枚の絵になってとても素敵です!肌色が多くてちょっと恥ずかしいですがw
でも裏の絵の兎和が好きです。モデルをしている時のカッコいい兎和ではなくて、すっごく優しい笑顔の兎和です。ずっとこうやって笑っていて欲しいです。
ツイッターで話題になっていて一巻購入してから二巻を購入。
一巻の時は面白かったことは面白かったのですが正直ずっとイチャコラですごく引っかかるものがあった感じでもなく、まだプロローグと言った印象で……その予想が大正解でした。
一巻があるからこそ、二巻のロマンス&ドラマチック展開が最高に熱すぎました。
王道っちゃ王道なんですが、読ませる演出と勢いと展開がジェットコースターに乗ってるドキドキ感で。
エロいはピュアだわ純愛だわかっこいいわかわいいわ他に気になるカップル生まれるわで、カロリーだいぶと持っていかれました。
たしかに画面や展開は勢いに振っていて見にくい部分もありますが、緩急ついてるのでそこまで気にならず。
むしろまだまだ先が読みたいですし、気になるカップルいすぎるし、肉食×肉食とか鳥類はいるのかな?とか、妄想が止まらないです。
続編をとにかく早く読みたいです。
泣けました。
これは「神」をつけざるを得ない!!
1巻で本能ではなく感情で一世を好きだと感じた兎和。
優しく兎和を包み込んでくれる一世も同じ気持ちですとも!と鼻息が荒くなりまくり。
気になるのは「獅子族だけはダメ、絶対!」の理由と、頑なに一世が避妊をすることでした。
2巻は初っ端から泣かせてきます。
自己犠牲に萌える方は確実に泣ける。
兎和目線の前巻の時点ですらだだ漏れ漏れまくっていた一世の愛。
それがさらに増し増しになっている状態で始まるものの、兎和の家では一族が集結して兎和のモデルデビューのお祝いが。
ここで兎和が獅子族と仕事をしていること、しかも付き合っていることがバレてしまいます。
デザイナーをしている叔父が登場するのですが、このひとが海兎族のオーガナイザーというか、馬族と繋がりを作ったり、兎和の婚約者を決めてきたり、ということを取り仕切ってるんだけど、ぐああああ。このひと、嫌い。
ファッション業界での自分の力を使って、兎和と一世を物理的に引き離して、獅子族に資金提供している立場の馬族をけしかけて…、無双状態ですよ。
仕事を詰め込まれて疲れ切っているのに、何かを感じて兎和の元に駆けつける一世が完全に王子様。好きだ!
不安を取り除こうとする一世と対照的に、一世がつらい思いをしないようにって考える兎和の自己犠牲が切ない。
この辺り、もうずっと泣いておりました。
無理。泣かずに読むなんて無理。
一世の惚れ込みっぷりを見たら、自分がボロボロになろうと、一族に脅しをかけられようと、何があっても兎和を選ぶのは一目瞭然なんです。
それだけの大きな愛をもらいながらも、身を引く。
自分一人がしあわせになるために、周囲の全員が、何より一世がつらい思いをするのが耐えられないという一心で、自分の心に踏ん切りをつける兎和が切なさの極みです。
愛を貫き通すのも強さだけど、愛を手放すのもまた強さなんだと感じました。
ただ自分が身を引いて家族の犠牲になることで、一世がどれだけ傷付くかには気付けてないのがもどかしい!
中盤までずっと泣きっぱなし。
コートのシーンなんて、心が千切れて死ぬかと思いました。
いろいろあって、兎和の自己犠牲よりも一世の大きな愛の方が勝った瞬間、既に崩壊していた涙腺が完全に制御不能に。
そして明かされた獅子族と海兎族の因縁は、わたしが想像していたよりもしっかりしたものでした。
詳細は本編でぜひご確認を。
わたしはてっきり叔父が獅子族にはまって、こっぴどく捨てられたことがあるというくらいのものだと思っていたので、完全に私怨だと思っていたんです。
なぜ捻じ曲げられて伝わったのかは謎だけど、伝承なんてそんなものですよね。
はあ、良かった…。
猛獣の一途な溺愛系はたまりませんね…。
愛される側の健気さによるスパイスも格別でした…。
余韻に浸りすぎて「…」なしでは語れない…。
女王フェロモン全開の兎和を前に、獅子の本能が解放された一世にゾクゾクしました。
終わってしまった。
この作品、まだ続きますよね?
兎和のお兄ちゃんと、兎和の婚約者のことも読みたい。
こちらも兄の婚約者と弟の元婚約者という関係だけに、一波乱もふた波乱もありそう。
久々にこんなに泣いて、自分が情緒不安定なんじゃないかと心配になりましたが、良い作品に出会えて大満足です!