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表題作その目に恋が視えるか?

斑目慎也
25歳,不動産会社社員,三枝の後輩
三枝安吾
31歳,不動産会社社員,斑目の先輩

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・あとがき

あらすじ

不動産会社に勤める三枝(さえぐさ)は、霊がいると「発情」してしまう厄介な体質。一方、霊は見えないが除霊ができる新入社員の班目(まだらめ)は新卒らしからぬ生意気な態度で三枝と接するが、ひょんなことから、二人で事故物件の処理をすることに。
班目によって除霊はできたものの、すでに発情がはじまった三枝の姿を目の前にして…!?

作品情報

作品名
その目に恋が視えるか?
著者
安滋かづ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864424073
3.8

(50)

(16)

萌々

(16)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
12
得点
187
評価数
50
平均
3.8 / 5
神率
32%

レビュー投稿数12

違和感を払拭できなかった

ストーリーとしては、霊の視える体質(フェロモンが出る)と霊を祓える体質(無意識)の2人が事故物件を除霊していくうちに…という、あれです。エロいことするのは除霊してからですが、霊と言えばエロいことというのがBL界の常識ですよね(?)

一つどうしても気になることが。
6歳年下の新卒社員があそこまで先輩に馴れ馴れしく生意気に接してくるところに違和感しかなく…。その年の差、なくても良かったのでは?序盤、話に入り込めなかった原因でした。

あと、作家さんの本を何冊か読んでると思っていたんですが、別の作家さんだった…!多分官能小説家の話でごっちゃになってる…。

0

No Title

事故物件BLで幽霊も登場しますが見た目も描写も怖さはありません。
主人公のトンデモ設定(幽霊が傍に居ると発情フェロモンが出て周りの人間を誘惑してしまう)のもとエロと恋愛が進行するお話で、設定からぶっ飛んでいるので頭を空っぽにして読みやすかったです。
祓える攻めと、祓えない受け(主人公)というのも分かりやすくて良かったです。

途中までは深く考えずに楽しく読めていたのですが、当て馬が登場してからは攻めより当て馬の方が魅力的でちょっと応援し難くなってしまいました。
幽霊を祓った後に発情フェロモンの残り香で受けを襲った攻めと、祓えないけど自我で堪えていた当て馬、この二人を比較してしまうと流石に当て馬の方が好感度が高かったです。
無理矢理始まりからの絆されなので、比較対象になってしまうような存在は出して欲しくなった。
しかし攻めが選ばれるのは体質的に仕方ないかな……。
エロはエロかったので、最後まで頭空っぽにして読みたかったなと思いました。

0

当て馬を出す必要性を感じない

読んでみて、なんとなく趣味じゃないなどころじゃないレベルで「地雷!!!!」って拒絶反応が起きた作品。
これまで商業買ってきて、なんなら一番買ったのを後悔した作品かもしれない。

基本的に、絶対に試し読みをしてから買うタイプなので、これも試し読みをしてから買いました。
試し読み段階では、めちゃくちゃ魅力的でした。購入しましたし。
初っぱなフェロモンで誘惑されての強姦で始まりますが、そんなの試し読みでわかりきってたことでしたし、体から始まる恋はあり派なので全然問題はなかった。……はずだったんですが。

途中から少しずつ嫌な予感というか胸騒ぎというか虫の知らせみたいなのを感じてきて、それでもぶっちゃけエロがとても魅力的だったので、本能からの警告に気づかずにそのまま読み進めていったのですが。

完全に二人が両片想い状態になったところで、当て馬として登場する一人の男。その男は、受の回想で出てきた親友でした。
一言で言うと、このキャラは数多くの作品に出てくる当て馬の中でも最高レベルの良い男です。歴代随一といっても過言ではありません。

中学1年の冬に出会った二人は、それからずっと唯一の親友として過ごしてきました。
初対面初会話から受の「幽霊が視える」という秘密を暴いた上で、友達になりたいと宣言したその男、加神紘一さんは、受にとってかけがえのない存在になっていきます(モノローグにて明言されていました)。
しかし、就職しても交流を続けていた二人でしたが、加神さんの異動を機に、受は加神さんの居場所も知らず、連絡もとれず、会わなくなって三年が経っていたのでした。
ひょんなことから再会した、加神さんと受。
加神さんは、日中は仕事があるからその夜に飲みに行こうと受と攻を誘います。攻は現れた加神さんの受への気持ちを探ろうとその誘いに乗り、受を酔い潰した加神さんと二人きりで話をします。
加神さんは今もずっと受のことが好きだと言い、受のことを襲ってしまうのが怖いから離れたのだと。自分は親友であることを選んだ。受が好きになった人だから君のことは応援する。と、そうあっさり受のことを攻に託すのです。
そして、加神さんの発言によって自分の気持ちに気づかされた攻は、その後誤解を受けながらもホテルに直行し、誤解を解いてそのままハッピーエンド。

……マジで加神さんが作者さんに都合の良い扱いされすぎ。
再会した受の首にキスマーク発見して? 完全に付き合ってるもんだと思ったでしょうね。実際はセフレですらないんですけど。それで今でも好きなのに攻に託して。
それなのに? その後に受から相談されたと思ったら実は付き合ってなかったことが発覚して? びっくりしたでしょうね。まだ、可能性はあるんじゃないか、って思っちゃったでしょうね。でもあっさりキスは拒絶されて? ショックな気持ち隠して親友として振る舞って?
からの、誤解で泣き出した受のために攻に掴みかかって? でも、当の本人達は周りを気にせずさっさとホテルに直行? その時の加神さんの表情は描かれもしない。

…………ふざけてんのかと。ただ受ちゃんはこんなにかわいいから色んな人に好かれます、こんな人格者も受けちゃんのことが大好きです! ってするためのアゲ要員にされただけじゃん。
出さなくてよかったよ。攻受二人だけでよかったよ。それだけで十分楽しめてたよ。普通に親友ポジでよかったよ。なんで受に好意を向けさせたの?

……加神さんは高校生の時に受のフェロモン体質に気づいたんだそうです。それから今までずっと側で受のことを守ってきました。受を好きになってからもずっと。
……フェロモン、我慢できるんじゃん。
なんで、受のことを想って今までずっと襲わないように気をつけてきた人が初手強姦なやつに負けなきゃいけないの?
そりゃあ、加神さんが引いたのがいけないのかもしれないけど、じゃあどうすればよかったのって話で。どうにもできないじゃん。
回想から見るに、襲わないようにって言っても、フェロモン関係なしに好きになったからこそ欲が出そうで、っていう表現だったし。
そんな人が、なんでその場の欲求に流されたやつに好きな人持っていかれなきゃならないんだよ。

他の作者さんだったら、そもそもが親友とくっつく話になってたんじゃないかなと思うと、ただただ口惜しいです。

……三角関係(三角関係にすらなれなかったけど)やNTRが苦手な人は読まない方が無難だと思います。

0

好きなもの詰め合わせなのにな

賃貸住宅に住まう霊に反応して発情してしまう不動産会社社員

発売当時設定に興味津々で前のめり購入したのに積んでるんだな 時期じゃない季節じゃないとか はじめましての作家さまだったのに酷いよね

しかも【不朽のホラーBL】の記事で買ったの思い出すとか 失礼極まりないし


年下攻めは好きなんだけど ん~
俺様な攻めがキライな訳でもないんだけど ん~~

ここまで感じが悪いと 同族嫌悪なのか どうに不快感が先に立ってしまってお話にうまく乗りきれず
関係が悪いのはわかるんだけど 拗らせた理由が子供じみてて社会人としてどうなのか?って感じだからなのかな?


先輩の事情で事故物件の下見に ってところからなし崩し的な関係も中盤まで堪えられればバディものだし 案外真面目?に除霊はしてるし悪くないんだけど いかんせん最初が最悪なので…


夏がく~れば思い出す~♪ 的に勝手に開催してる積み本崩し(新規開拓もあるでよぉ)の一環『夏だ!ホラーだ!オカルトだ!』のオカルト部分は結構あるので悪くはないはずなんだけど 

んんんん

最悪な関係から紆余曲折して強気な男前年下とバディでボディなアマアマ同棲カップルになるやつ読みたいッ! って時に読んだら案外いけるかもしれないのか?

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エロキュン

三枝は霊が視えてさらに近くに霊がいると発情してしまうというかなり大変な体質で、発情しているときは周りを巻き込むほどのフェロモンが出るという厄介なオマケ付き。
一方で後輩の斑目は視えないけれど祓える人なので、不動産会社に勤めるふたりはお互いの力を合わせるカタチで事故物件の霊を成仏させていくなかで、身体の関係を持ちつつ恋が芽生えていくという展開に。

がっつりトンデモ設定なのかな?と思いきや、ふたりが心を動かされていく様子はわりとキュンとするところがあり、でも絡みはしっかりエロい!というとてもバランスのいいお話でした。

三枝に対してナメきった態度を取っていた斑目がすごくいい彼氏になっていくのも良かったなと思いました。

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