少子化対策で男も…妊娠!? 跡継ぎを望まれるハイスぺ社長×親友思いの秘書

コミック

  • 親友と子作りすることになりました。

親友と子作りすることになりました。

shinyuu to kodukuri surukoto ni narimashita

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作親友と子作りすることになりました。

久留守花太郎,29歳,社長
要,29歳,秘書

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

若くして大企業の社長を務める花太郎は、周囲に跡取りを熱望されているが結婚する気も余裕もない。
そこへ「俺が産もうか」?と提案をしてきたのは、秘書で親友の要だった!
少子化対策のために広まった“男でも妊娠できる薬"を使い、さっそく妊活を始める要。
しかし薬の副作用でアソコが疼いて止まらない――!?

作品情報

作品名
親友と子作りすることになりました。
著者
関原みつ豆 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815501587
3.8

(150)

(47)

萌々

(53)

(31)

中立

(14)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
23
得点
554
評価数
150
平均
3.8 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数23

産めよ殖やせよ男性も(注オメガバースではありません)

タイトルそのまんま。男性同士の妊活物語です。
世は近未来。
少子化対策で男性が妊娠できる薬が認可されている。

さて、主人公は大企業久留守グループの若きトップ・花太郎。
跡取りが必要だから早く結婚を‼︎と周囲から包囲されて集中砲火される日々。
見かねた秘書の要(元々大学からの親友)が「俺が産もうか?」とか〜るく安請け合い。
というのも、要はいわゆる絶食系。恋愛感情がよくわからず、セックスは単なる生殖行為だ、という感覚を持っています。
ところが……

…という展開なのですが。
これ、絵柄もいいしHシーンもいいのでテンポよく読んじゃうんだけど。
よく考えるとちょっと複雑な気分。
その一。花太郎がいい人間すぎるんですよ。
とにかく生真面目で献身的なんです。
こういう花太郎なら、政略結婚で女性と結婚して強制子作りとなってもきっと優しく気遣って結果ラブラブになりそうだなぁと思えちゃうわけです。
たまたま要が男性。で、たまたまBLになった。
みたいに読めちゃったんですよね…
その二。妊娠の過程とか仕組みがガバガバっす。いいんだけどさ。
そもそも花太郎に妹いるんだから跡取り焦らなくて良かったじゃん。てか妹はオバチャンぽかったな。
みんなが幸せなハッピーエンドで読後感は良かったです。「萌」で。

0

友人同士からのスタート

この手のお話には珍しく、お互い恋愛感情のない状態からスタートするパターンです。友情からの恋愛、もどかしくていいですよね。

【大企業の社長である花太郎は、母親たちに次代の跡継ぎを作るべくお見合い話を強要されていた。大学時代からの親友で現在は秘書の要が、「それなら俺が産みますよ」と言ったことから事態が急変し…】

薬によって男性も妊娠可能となった世界です。言い出しっぺの要は花太郎に好意があるかと思いきや、完全友情、人助けからの発言でした。いやいや、男が妊娠なんて、可能だとしても相当ハードル高いと思うんですけど…?

そして薬の副作用で発情からの友情エッチ。初期は戸惑ったままの2人なのでラブはありませんが、繰り返すうちに…もうお分かりですね?そうなんです、芽生えるんです。元々恋愛感情に疎かった要が花太郎にドキドキキュンキュンと。もう妊娠しなくてもいいと分かったあとも、止めたくなくなるくらいの愛。無事にお姫様が産まれて良かった。

でもなんだろうなー、もうちょっと両片想いだったり、恋愛感情に戸惑ったり、妊娠や発情への心理的な抵抗とか、そういう乗り越えるべき『壁』がほしかったなと思います。わりとすんなりいってすんなり終わったというか。壁がないとBLじゃなくても成り立っちゃうので…。

0

子供を作ろう

そろそろ結婚して子供をつくりなさい!!!
せっつかれて困ってるところに助けの手を差し伸べた親友は
仕事でも頼りになる相棒。
男でも子供を産めるようになった今
煩わしくなく子供を産んでやる。
そんな安易な提案から始まるお話。

エロス目的に特化して(オイ)読み始めたのに
うっかりオモシロかった。
ストーリーとキャラクターにめりこんだ。
子供を産むため、身体をつくるための投薬
副作用として現れる発情行動。
親友のアイツを本当に抱けるのか。。なんて葛藤も
ナンノソノ。
あれよあれよでエロス展開オツ(*´∀`*)
投薬のたびに発情→合体の甘い流れ
友情だけだったはずの二人の間で変化する感情と

読み物としてすごく良かった
子供産んだあとのイチャコラも好き

0

BLで子作り追い詰められ感はしんどい

始めは二人は本当にただの親友でした。
子づくりしてもいいなんて、もしや要の学生時代からの片想いか?なんて嬉しい要素もなく。ただ花太郎が仕事で大変なのに母と祖母から毎日後継ぎ作りのために見合いを押し付けられてるからって。

これはね…。
まんま妊活というより不妊治療に近くないですか?ソワソワ→ドキドキ→がっかり→追い詰めるって不妊治療だよ〜。
体がまだできてなかったとか、薬を飲むのを2日止めたら効果が下がるとか。要はもう振り回されてるよ。
花太郎は平気で薬を飲むのをやめろとか言ったり…。いや要の体を心配して言ってるんだけど、じゃあここまでの苦労は?ここまできたのに?

まるで不妊治療中の夫婦なのと、子づくりしてたらもしかして両想い?なのと。 
簡単に妹の双子の子供のどっちかで後継ぎでいいじゃない!とか、ムリしなくていいわよとか。周りが良かれと思って回す気や言葉がますます要を押しつぶし。

不妊治療を10年以上続けて諦めた自分には身につまされるお話でした。

さらに最後のエッチで要のお乳が…。うーん、BLだよね?これ。
裏表紙のあらすじでは予想できなかった。

2

心に刺さった言葉

結構評価が分かれる作品のようです。
妊活BLの切り口は今まであまり無かったからか斬新でした。オメガバース設定では子どもを授かることが出来ますが、こちらの作品では新薬が開発され、男性でも子どもを身籠る事が可能な世界でのお話です。


私はこの作品、とても興味深く読みました。
花太郎と要が結構真剣に妊活に取り組んでいることにとても共感を覚えました。オメガバースだと発情期セックスで100パーセント妊娠する設定のことが多いですから、不妊という問題に向き合うカップルの話はまずないでしょう。なので男性×男性に対象が置き換わっているだけで、現実の世界に近い描写だと思います。

BLでわざわざこのテーマを扱わなくても良いのでは…と思う方には受け入れにくいかも知れません。「中立」や「しゅみじゃない」評価された方のレビューをザッと目を通すと、妊活というテーマそのものより、跡取りを産むということへの設定の甘さだったり、矛盾だったりが気に掛かったような印象でした。

確かに…私も要がいきなり跡取り産んでも良いよってなってからの妊活で、花太郎のことを実は好きだったのかな…と思っていたらそうではなく。要が恋すること、人を好きなることを知らなかった、というのは無理があったような気がしました。
要の妊活は結構苦しそうでしたし、親友で上司でもある花太郎のためとは言え、ここまで身を投げ出せないと思います。最初は安請け合いから妊活が始まって、妊活を通して花太郎のことを愛するようになっていった(花太郎の方も)という流れにしたかったのは分かりますが、2人の元々どういう関係で親友なのか過去回想の部分が描かれていたらもっと良かったと思います。


いろいろ思うところがある作品ですが、私が作中で心に刺さった言葉がありました。

要がつわりで苦しんでいたとき。
つわりでしんどいけどしんどくない。身体のしんどさが本当のことだって教えてくれる。お腹の中に赤ちゃんがいるんだって…

もう、すごくこの言葉が頭の中にも心の中にも残りました。私も妊活に取り組んだ経験があって、つわりも苦しいときがあったから、要のこの言葉にすごく共感しました。悲しいことに残念なことも経験しました。つわりが無くなることはお腹の中にいることの証明が無くなったことを意味するんですよね。言葉にすると改めてハッとさせられました。


結果的に花太郎と要の間に可愛い女の子が誕生して、幸せな生活を送っているハッピーエンドで締められて良かったです。2人目の話も出ていたので結果的にどうなったのか気になりました(笑)
タイトルがどストレート過ぎて、内容的にエロパートが多いかなって思ったのですが、そこまでエロが多いわけでもなく丁度いい感じでした。花太郎が格好いい!なのに娘に邪険にされていて可哀想だけど、花太郎の親バカっぷりもまた面白かったです。

ちるちる評価はそこまで高評価ではないですが、総合的に私は楽しく読めたので満足しました。


3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP