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表題作砂漠の真珠

ジェラール(砂漠の王子様)
芳澤悠斗(17歳)使用人

あらすじ

母が王族の妾となり、アルディビル王国へ来た芳澤悠斗は、母の死後、酷い扱いを受けていた。
難題を言いつけられ市場を彷徨っていた悠斗は、身なりのいい美形の男性ジャラールに声をかけられ、館の主人の情報と引き換えに悲惨な境遇から救ってもらう約束をする。
密会を重ねるうちに悠斗は優しいジャラールに好意を抱き、またジャラールも健気な悠斗を愛するようになる。
ある日、召使いに襲われそうになった悠斗は、ジャラールのもとへ逃げるが―。
真摯な愛を捧げる少年と情熱を秘めた王子のラブ・フェアリーテール。

作品情報

作品名
砂漠の真珠
著者
いとう由貴 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
シリーズ
月と砂漠の眠る夜
発売日
ISBN
9784778102944
3.2

(7)

(1)

萌々

(0)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
23
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数1

砂漠の真珠

お母さんが王族の妾になったことで、受けは6歳の頃から
アルディビル王国で暮らしていたのですが、義理の父は
受けのことは子供として愛してくれませんでした。

そのため受けは母の死後、使用人として館に置いて
もらっているものの、他の使用人たちからの虐待も受け、
ろくに食事も与えられない生活を送っています。

ある日また無理難題を言いつけられ市場に来た受けは、
途方に暮れていたところを身なりのいい美形の男性(攻め)に
声をかけられ、館の主人の情報と引換えに悲惨な境遇から
救ってもらう約束をします。

隙を見てこっそり館を抜け出し、攻めと密会を重ねるうちに受けは
会うたびに温かい食事を用意し、優しくしてくれる攻めに好意を
抱くようになり、攻めも健気な受けを守ってあげたいと愛するように
なっていきます。

ところがある日、他の使用人たちに受けの様子が変わったことを
気づかれてしまい・・・・・・というお話なのですが、とても私好みの
お話でした!

なかなかひどい虐待なのですが、攻めは助けてくれる人なので
攻めからの暴力などは一切ありません。

私は最後がハッピーエンドなら、虐待やレイプなどかなりひどい目に
あっても、読んでて胸が痛くなるような切ないお話が好きなのですが、
でも誤解や何か特殊な事情がない限り、攻めから傷つけられる話って
あまり好きじゃないんです。

そういう私の趣味にぴったりな受けの境遇で、終わりに近づくまでまた
悲惨な目にあったりはするものの、納得いくハッピーエンドでした。
健気受け、幸薄受けがお好きな方ぜひ読んでみてください!

4

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