ボタンを押すと即立ち読みできます!
電子書籍で拝読しました。面白かったですー!
政略婚を防ぐため、幼馴染と「ラブラブカップル」を演じることになってしまったふたりが、本当のラブラブな新婚さんになるまでを堪能させていただきました…
大親友で、大好きな幼馴染。「新婚」を演じてるうちに、友情と思っていたそれが恋だと気づくー。
学生時代、親友に彼女ができるたび「早く別れろ」と思っていたとか、もうたまりませんね。それはね、恋だよ…とニマニマしながら、ふたりの恋を応援して読み進めました。すれ違いも美味しかったです!
しっかりお仕事もしてます!お仕事も恋愛も楽しめて大満足なお話でした。おもしろかったー!
古き良き温泉街で派閥争い、そして子供たちの恋。ちょっとロミジュリを思い出すけど、明るくて可愛くて情緒があってすごく良かった。
派閥を解消したい両家の父親の提案は両家の子供達の結婚。中々最低やと思った所に、瑛人の提案が最高で。トントン拍子で同棲(同居)が始まり、友達の距離を超えた事で違う一面が見えてきて想いが変化していく様子はドキドキしました。
瑛人の態度は思わせぶりな所もあったり、冗談にも見えたりで昴流が悩むのも解る。瑛人もああするしかなかったんだけど。2人の想いが通じた時は嬉しかったです。友達から恋人に変わる2人が可愛かった。
瑛人は昴流と一緒にいる為に妹さんと結婚する事も受け入れようとしてたけど、不幸な結果しか産まなかったと思う。瑛人が勇気を出してくれて良かった。
その後の新婚さんで友達が祝ってくれるのも和む。ほのぼのとしみじみと幸せを感じる作品でした。
あっと驚くような出来事は起こりませんが、ほのぼのとしていてかわいらしいお話を読みたい時にぴったりの作品だと思います。
そこまで栄えているわけではないけれど、ものすごく寂れているわけではない。ちょっぴり味のある田舎の温泉街を想像しながら読みました。
花降る町。響きも文字の並びもなんだか素敵ですよね。
親、もしくはその上の世代の中にあった因習めいた凝り固まった考えから来る過去の線引きによって、長年対立状態にある家同士。
小学生からの気安く親しい仲だというのに、それゆえに学校以外では表立って会うことも叶わなかった子世代の2人。
町の衰退を防ぐためにも和解の道を模索した結果、両家が出した案はお互いの家の者同士を結婚させようというもの。
全編受けの昴流視点で語られますが、読み始めてすぐに攻めである瑛人の気持ちにも昴流の気持ちにも気が付いてしまうので、そこからどうゴールに向かっていくのかを楽しみながら読み進められた1冊でした。
冗談のようで本気の交際宣言からの新婚生活は、きっと瑛人にとっては躍るような毎日だったと思うんですよ。
昴流視点から見える瑛人の姿が健気な一途さあふれるもので、早く昴流への想いが成就してほしい…なんて思ってしまいます。
昴流への気持ちを垂れ流しつつ、ちょっぴり臆病な部分もあるいじらしくてかわいいやつでした。
そんな瑛人からの気持ちにも、自分の中にあった気持ちにもなかなか気が付かない昴流。
彼の気持ちの変化だったり、瑛人と送る日常の中で何かに気付いていく描写がむず痒いやら微笑ましいやら初々しいやらで本当にかわいらしくって!
無意識に瑛人のツボを突く昴流もかわいいんですよね。
甘酸っぱい思春期の初恋の行方も、自分たちが育った土地のためになにか貢献出来ないかと、膝を突き合わせて地域復興を真面目に考える新しい世代の奮闘も描かれていて、ゆるやかな変化が楽しめる作品でした。
優しい読み心地で安心して読めました。
良かった!
初読みの作家さんですがもう幸せに溢れてて。
温泉街のロミジュリ?
小学校三年生の時に転校してきた瑛人とそんな彼にグイグイだった昴流。
でも瑛人の家のホテルが温泉街の組合に挨拶もなく勝手に工事して開業しちゃって、組合長の昴流の祖父は怒ってしまい長年温泉街で派閥が出来てしまい…。
二人が遊ぶのは町の外。人に見られないように。
そして祖父が亡くなりもう派閥とか止めましょうの結果、昴流の妹と瑛人の縁談が持ち上がり。
もう瑛人が冗談か本気なのかわからず。いや、長年の決して実るはずのない片想いだと思い込んでるから。
告白もプロポーズも些細なことも昴流はドキドキなのに。
本当の新婚さんになってからはもう甘々で、お互い幸せで、そんな相手を見てさらに幸せで。
好き好き言い合って、お互い初恋で。
二人とも良い子で良かった。ちゃんと真っすぐで相手の気持ちを聞き出したり、ズルさがないというか。
エッチも慣れちゃえば昴流も積極的で。
いつまでも新婚さん、町一番の仲良し新婚さん。
家業と町に誇りと愛着を持って、一緒にこれから先ずっと頑張っていくんだね。
お互いがお互いの宝物。
両家にお願い!二人にまた旅行に行かせてあげて!
好きな作家さんの好きな設定のお話。
タイトルや表紙や帯、そして犬猿の仲だった家が和解するべく新婚さんを演じるというあらすじ。
見るからに好きしかないお話ですが、展開や描写も素敵でした。
一見恋に慣れていそうな瑛人が常に昴流の予想外の言動に振り回されているのが可愛い!
振り回されてもそれが彼には嬉しいみたいだし、長年の執着が花開いて昴流に甘々に尽くしているのが最高に理想の攻めなんです。
彩東先生のお話は周りの人々までギュッと温かい。ホカホカと胸のあたりが温かくなる優しい雰囲気は微笑ましく、ほっとする1冊です。
あと二人がイチャイチャするそのシチュも全部チョイスが素敵で…!
ロマンチックを確実に責めていくスタイル!
風景描写も綺麗で好き、蜂蜜のような色合い…なんて表現が出てきて分かるなぁとうなづいてしまった。
文章が好きな作家さんはなかなか巡り会えないので、こういう作家さんと出会うと1ページを大切に読んでしまいます。