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恋の幸せ、降らせます

koi no shiawase furasemasu

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表題作恋の幸せ、降らせます

鳴瀬拓司、洋食屋経営者、25歳〜26歳
市宮睦生、ジーンズショップ店員、24歳〜25歳

その他の収録作品

  • 書き下ろし:『リベンジデートは愛がいっぱい』(攻め視点)
  • あとがき

あらすじ

睦生が学生の頃から密かに想い続けている拓司のレストランが、金を持ち逃げされて閉店の危機に。歴代の彼氏が漏れなく出世する“アゲ尻”パワーを持つと言われる睦生は、彼の店を救うため、拓司とつき合うことになるけれど……!? 「ぼくのお尻でたくちゃんを救わせて!」強面硬派攻×純情一途受の恋のフォーチュン・ダイアリー!!

作品情報

作品名
恋の幸せ、降らせます
著者
彩東あやね 
イラスト
青山十三 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525957

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53

3.6

(12)

(4)

萌々

(3)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
41
評価数
12
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数6

強面硬派を何度も惚れさせる乙女男子の一途な最愛

【たくちゃんと付き合えるんなら、ぼくは一生、たくちゃん以外の人と恋なんかしない(睦生)】

エロス度★★★★★

おやおや、〝アゲ尻〟というパワーワードが素敵ですね。
強面だけど優しくて男気のある拓司と乙女男子の睦生の正反対なカップリングに萌えまくり。

拓司に片想いしていた睦生に降ってきたチャンス。
〝アゲ尻〟がきっかけで恋人同士となり、大大大好きな拓司に尽くす睦生のデッカい愛が尊く、明るくパワフルな睦生の可愛さが魅力的でした。

まあ、恋人になるきっかけがあんなんだったので男気ある拓司がケジメをつけるのは納得ですが、切り出すタイミングがよろしくないですね(笑)。

拓司視点での悶々な彼の気持ちが非常にGOOD。

1

てめぇ 呼びも愛情を感じさせる終わり方

初読み作家様。

切ない雰囲気のあるあらすじと表紙に惹かれて読ませていただいたのですが、中身のメインは糖度高めなイチャラブでした。
普段、ちるちるで「あまあま」タグがついていて、あらすじからも甘々であることが伝わってくるような作品を自分からはあまり読まないので、むしろ素敵な出会いとなりました。
切ないシーンもあります。
拓司も睦生もお互いのことを想うがあまり空回りしてしまって、少し遠回りしましたね。
後半のデレデレ拓司がとても良かったです。
描き下ろしの糖度の高さ...癒されまくりました。

タイトルにも書いたのですが(他の方も書かれている)、拓司が睦生を てめぇ 呼びするのが当初とても気になりました。
最後まで てめぇ 呼びがデフォルトだったので、最後の方では何だか愛情を感じさせられました。

1

No Title

今回は洋食屋のオーナーシェフとアパレル店員のお話です。

受視点でアゲ尻を武器に攻様を救おうとする受様のお話と
攻視点で恋人になってからの続編を収録。

受様は物心着いた時から恋の相手は同性です。

いくつも恋をし、終わりを迎えてきましたが
いつも「受様にはもっといい人がいる」と振られるのに
歴代の彼氏達は受様をいつまでも気にかけてくれ
季節の贈答品が届いりします。

というのも受様は交もれなく交際相手の運気をあげる
アゲ尻男だったのです(笑)

今回はお付き合いして弁護士となった元カレから
極上肉が届き、友人3人とすき焼きパーティをしますが
その中の1人が今回の攻様になります♪

攻様は高校を1年留年した1つ上の同級生で
3年前に住居付きの喫茶店を買って
洋食店をオープンとたオーナーシェフです。

事務担当の姉と共と地道に働いてつい最近
外観と内装へと改修をし、これからもっと人気が出て
忙しくなると受様は確信していたのですが

攻様の姉が恋人のためと店の口座の改装費と売上金を
引き出して行方をくらました為に店も開けられない攻様は
もう神頼みくらいしかないとアゲ尻目当てに
受様に交際を申し込むほど追い込まれます(激笑)

しかしそれは友情以上を抱いてもらえないからと
恋心を封印していた受様にとっては大ラッキーで
攻様の交際申し込みに飛びつくのです。

お願い。ぼくのお尻で攻様を救わせて。

果たして攻様にも受様のアゲ尻効果は現れるのか!?

雑誌掲載されたタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
長く友人の攻様に恋をしている受様の恋物語です♪

まずアゲ尻って言葉がインパクトがあり過ぎですね。
彼氏達が次々と成功していっても
いつも「自分よりもいい人がいるはず」とふられるのなら
受様にとってはあまり良い事に感じられます。

高校時代から攻様を好いていたのに
友人関係を壊したくなくて口にしなかった受様ですが
大好きな攻様と付き合えるなら
アゲ尻効果を期待されての交際でも飛びついてしまうほど
攻様が好き過ぎる受様かけなけ過ぎる ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

攻様のためにミセリ宣伝チラシを作ってポスティングしたり
人件費削減のためと先払いの臨時バイトをしたりと
受様の言動は全て攻様の為と言っても過言ではなくて

こんなに尽くされたら攻様だって本気になるよね♡
と思っていたら、攻様も受様の歴代彼氏達と同じ思考回路で
受様にとってはめでたくない選択をするという展開に

ハピエンな幕引きまでハラハラされられましたが
楽しく読ませて頂きました。

描き下ろしが本編とは逆の攻視点で
本編では見え難かった攻様の本音がただ漏れなお話で
とても面白かったです。

1

神さま、仏さま、お尻さま

エッチすると幸運が舞い込むことを異性間なら"アゲマン"。では男性同士なら何て言うんだろうと、ちょうど考えていたところにこの作品ですよ。タイムリーで驚きました(笑)
なるほど、アゲ尻というんですね。(メモメモ)
私はアゲアナ(アナルと穴)推しでしたが、疑問が解けてスッキリしました。

お付き合いの相手を出世させたり幸せにする魔法の尻を持つ陸生が、意中の相手である拓司をピンチから救うため尻を差し出す、ハッピーアゲ尻な物語がこの作品です。それまで友人関係に収まっていた2人の関係が、アゲ尻をキッカケに大きく変化していく過程に注目なストーリーになっています。


拓司の姉によるお金持ち逃げ事件で陥った窮地を脱するため、陸生の尻頼みに発想が向かう切り口が面白い。なんという恋愛の始まりでしょうか!
金運の神には見放されたけど、BLの神には愛されていたこの状況にニヤリました。
身体の関係から始まるストーリーはこれまで多々読んできましたが、借金返済のためにエッチするなんてのは初めて(笑)これまで読んだことない斬新な攻め方に、、今後の展開がどうなっていくのか予想ができずワクワクしました。

アゲ尻ジンクスがキッカケでエッチして交際して…と、2人の恋人関係が"好き"から始まってないところに引っ掛かりを感じてしまうけど、そこが見どころでもあります。勢いでなし崩し的き始まってしまったからこそのすれ違いは、見ていてしんどかったし、複雑な気持ちになりました。

睦生の度を超えた尽くし方や、拓司の苦肉の決断はどちらも最善の策とは思えないし、感情移入もできなかった。好きに向き合う方向性が2人とも間違ってるんですよ。お互いの好意の気持ちを大事にすることよりも、借金返済に重きを置いて始まった恋人関係だったからかな、空回りというかすれ違いを生んだのは残念でした。
色々あったけど、2人の関係に動きがあったのはやっぱりアゲ尻効果があったと思いたいです(*´︶`*)


読めば分かりますが、睦生にメロメロになってる拓司を見ると、今まで友人でよくいられたなと思わざるを得ません。それくらい睦生にゾッコンです。
あまり感情の読めないぶっきらぼうなオラオラキャラの拓司ですが、後半の蜜月期のエピソードでは溺愛ぶりがすんごいです。
前半部の紆余曲折に振り回された疲れは後半のあまあまストーリーでぜひ癒されて下さい^ ^


拓司に治して欲しいところが1点。
睦生のことを「てめぇ」(せめてお前にして)と呼ばないであげて欲しいです。以上!

2

片想いの切なさが感じられない・・・あまあま一冊

拓司 ×睦生


可愛い乙女男子・睦生が、高校時代からの親友の拓司に長年の恋心を抱え続ける。
一生親友でそばにいられるだけでいい、言うつもりのない想いが、
あるきっかけで、「ただの親友から恋人に」という王道の展開の中、

「アゲ尻パワー」という付き合う男が成功と運気を引き寄せる設定が、悪くはないけど、
この作品はファンタジーじゃないから、微妙だね。
それに、拓司がその睦生の「アゲ尻パワー」を利用するみたいな感じも、個人的には・・・ちょっと・・・。


ゲイで24歳の睦生と、
ノンケで25歳の拓司が高校生一年生から同級生。
(拓司は一つ年上の留年組)

高校時代のエピソードが素晴らしかった。
2人の仲良さが最高すぎて、
特に拓司の男前で硬派な一面に加えて、
睦生が男が好きでも偏見なく、
こっちまでその裏にある優しさに惹かれた!

睦生のずっと封印してきた恋心もすごく良かった。
甘い酸っぱい片想い進行になりそうなのに・・・

ある日、
洋食屋を経営する拓司の店のお金が姉に持ち逃げされてしまうとい大危機に。
拓司が睦生が持つ「アゲ尻パワー」を借りたくて、
睦生に交際宣言・・・正直信じられない!
彼氏の力を借りるような男じゃないと思っていたし、
利用のような形で付き合うとは!?
その行動で彼に対する印象が一気に落ちてしまった。

しかも、
睦生の誘いで突然のエッチ展開!
そして、睦生が拓司の洋食屋を手伝い、
拓司に支えられながら困難を乗り越えていく
あまあまモードに突入し、

さらに、
その拓司の勝手で2人が付き合い始めて、
拓司の勝手で別れる!
別れてからまた拓司から好きだと言ったりする!
2人がまた付き合うことに
拓司、全部が勝手すぎる!・・・本当に腹立つ!

睦生の
元カレとの交流が怪しいし、
女装男子がいらないかな。

拓司の姉がお店のお金を持って行った背景とかが曖昧だった。

書き下ろしが、
拓司の視点のあまあまデート、ラッキー光景、温泉旅行。

彩東あやね先生が書くエッチ、やっぱりポンイトで、
比喩の形容詞が絶妙で、生々しさがあふれてエロい!

帯の睦生のセリフ
「たくちゃんと恋人になれるなら、ぼくは一生、ほかの人と恋はしない。」に一瞬で魅かれたのに、
そのシーン、個人的には全然感動できなかった。
片想いの切なさを期待していたから、外れてしまいました。

1

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